オールうまいものノート

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海外ドラマ「ウォーキングデッド」をHuluでシーズン2まで見たので感想。

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ウォーキングデッド」見ました?

私は見たい見たいと思いつつ、話数の多さに尻込みしていたのですが、職場の方に勧められたのをきっかけに見始めました。

「ウォーキングデッド」は、「グリーンマイル」「ショーシャンクの空に」の監督であるフランク・ダラボンがプロデューサーを務める海外ドラマですよね。

なので、クオリティの高さは大体想像していたのですが、見てびっくりしました。マジで面白いな。

シーズン8まで配信されているんですけど、とりあえずシーズン2まで見た感想を書きたいと思います。

 

「ウォーキングデッド」のおもしろさって?

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ゾンビものの面白さというのは、ここで特筆しなくても皆さんご存知だと思います。

どうワンパターンにならずに、型を崩すか」これに尽きますよね。

「ただのゾンビもの」にならないように、個性や変わり種をどうしこむかによって、ゾンビものの面白さは変わってきます。

 

ゾンビに限らず、ジャンルものって大体そういうものなんじゃないかなと私は思います

「スパイムービー」「ディザスターもの」や、「舐めてた相手が殺人マシーンもの」とか、最近だと「アメコミヒーローもの」とか、あと邦画で「Jホラー」「学園ラブコメもの」なんかも、ジャンルの型をどうぶち壊すか、試行錯誤され続けていると思います。

 

そこでこの「ウォーキングデッド」はゾンビものとしてどんな風に個性づけされてるかというと、ひたすら重厚でドロドロな人間ドラマによるものなんですよ。

海外ドラマという長尺の枠を活かして、ずーーーっと人間同士のいさかいを描き続ける。

誰かと和解したと思った次の瞬間に、誰かと誰かが一触即発、常に誰かしらが不安定なメンタルを抱えている状態。

もう「ゾンビとかどうでもいい」レベルにしつこくしつこく人間ドラマを追求した作品だと思いました。

ゾンビより人間が怖い」とは、先人の感想ですが、まったくその通りです。

 

「ウォーキングデッド」シェーンが怖い

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「ウォーキングデッド」、こんなに見ていて全員嫌いになってくるドラマってあんまりないと思います笑

皆自分や家族の命を守るのに必死で、他人にやさしくしている場合じゃないから仕方ないんですけどね。

通常時にはありえないほどエゴ丸出しの登場人物たちを見ていると、胸がむかむかしてきます。

 

特にシェーンは怖い。

 

主人公リックの親友でありながら姿の見えない彼が死んだと思い、その妻と子を自分の物にしようとしている人です。

(妻のローリも責任が大きいと私は思う)(仕方ないところも大いにあるけど)

 

ゾンビがそこら中にいる世界では、生き残った人間たちは共同体を作って助け合いながら生活しています。

シェーンは自分の所属するグループを、支配して所有したがっているんじゃないかと感じます。

それがめっちゃ怖いんです。

 

愛した女性とその子供を助けるためにはなんでもする、という気持ちはまあわからんでもないです。

でも、その助け方が独善的かつ偏執的。

自分の意に介さない要素や人物はすべて排除しかねない危険性を孕んだ人物です。

リックとは仲が良かったし、あんな状況に追い詰められなければまともな人物だった……とも思えません。

初登場の車のシーンからして、女性に対するモラハラ発言をしていましたし。

元々の心根にすでに自分以外の人たちを下に見るようなところがあったんだと思います。

 

「ウォーキングデッド」主人公のリックが怖い

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主人公のリックはシェーンと対照的に、共同体で生活する人々のためを思って冷静な行動を心がけます。

荒れた世界においてもモラルをしっかり守れるリックを見ていると、視聴者は安心できます。

 

でも、リックを見ているのも段々怖くなってきて……。

なぜかというと、共同体のメンバーたちがリックに責任を任せ過ぎているように思えるからです。

リックがいるから大丈夫。そう彼らが信じれば信じるほど、リックにかかるプレッシャーは大きくなります。

何か危険が発生するとそれはリックのせいになり、仲間も彼自身もリックを責めるんです。

 

やめたげて!もうリックのライフはゼロよ!

 

見るからに彼の精神は摩耗して、魅力だった安心感も失われていきます。

そしてついに、シーズン2の終わりで、あんなことに……!つらみ……!

 

「ウォーキングデッド」好きなキャラクター

ほんともう見れば見るほど登場人物たちをどんどん嫌いになっていくドラマなんですが、何人か好きなキャラクターもいます。

グレン

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アジア人のキャラクターがここまで骨太に活躍してくれるというだけでも嬉しいのに、ほんとにいい子です。

荒廃した世界でも好奇心やユーモアを忘れず、人の気持ちに寄り添える人なので好きです。

マギーという魅力的な女の子に言い寄られて超ドギマギしてるところもよかった。

まだ彼の中には「日常」が残ってる感じがします。

周りの雰囲気に削られず、「日常」を持てているのは彼が純粋でしっかりしているからだと思います。

 

ダリル

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グレンとは正反対の「日常」を守り続けている人です。

ゾンビが来ようが襲われようが、サバイバル慣れしている為落ち着いています。

しかも、世捨て人っぽい当初の印象とは裏腹にかなり優しい。好きになっちゃう人多いでしょ。

自分の意見はしっかり主張するけど、絶対に人に危害は加えさそうなところがいいです。

心のオアシスです。

 

ハーシェル

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ゾンビを「病気を治療すればもとに戻る」と信じて納屋にかくまっていたヤバいキリスト教徒のおっちゃんです。

自分の持っていた考え方のヤバさに気が付いた後は、意気消沈してしょんぼりしてしまいました。

家族や農場を守るため、部外者を入れたくないと思いながらも、けがをした人はほっておけない優しい獣医さん。

ハーシェル……変わらないで。そして死なないで。

 

デール

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リックとシェーンに振り回される共同体の良心であり、倫理の象徴です。

シーズン2のエピソード12の彼の叫びには心が震えて涙してしまいました。

誰も他人の気持ちや境遇なんて気にも止めなくなった荒れた世界でも、人間らしさを失うまいとする姿が目に焼き付いています。

彼がいなくなったら、かろうじて残っていたあの共同体の良心や倫理はもう消えてなくなるでしょうね。

現に、シーズン2ラストのリックからはそういったものが消え失せていたように思えますから。

 

「ウォーキングデッド」まだまだ続く

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現在シーズン8まで配信されている「ウォーキングデッド」、ただ今シーズン9を撮影中のようです。

主人公リックを演じるアンドリュー・リンカーンはシーズン9での降板を発表しているとか。

 

リックの行く末も含め、今後のストーリーが気になるので、どんどん見ていきます。

その前にSHERLOCKのシーズン4がネットフリックスで配信開始したので、そっちもいいな~。

転職してからかなり時間できたので、いろいろ見て海外ドラマ通になりたいよ!