オールうまいものノート

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「銀魂2 掟は破るためにこそある」感想/前作以上に「銀魂」だった

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こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

銀魂2 掟は破るためにこそある」見ました? 私はついさっき見ました。帰ってきてすぐにブログを書いているということは、つまりそういうことです。めちゃめちゃ面白かったです。

 

あえてドオタクだった女子中学生時代のテンションに立ち返って感想を書いていきたいと思います。なるべく核心的な内容には触れないようにしますが、全く前情報に触れたくない人には、鑑賞後に読んでもらえたら嬉しいです。

 

これぞ「銀魂」だった

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正直、前作の「銀魂」に対しては「もっとお涙ちょうだいにしてもよかったのにな」って思ったんです。ギャグは福田雄一パワーが冴えわたって「銀魂」特有のノリと化学反応を起こしてたと思うんですけど、いかんせんシリアス要素の比重が軽かった。

 

だって、銀魂の魅力といえば「いつもはちゃらんぽらんでハイテンションにバカやってる奴らがいざという時には本気を出す」っていう展開にあるじゃないですか。「ギャグ回とシリアス回のギャップが激しいよね~w」っていうのは銀魂ファンの共通認識じゃないですか。

 

前作は泣かせ要素もあるにはあったけど、ギャグと比べてかなり印象の薄いものになっちゃってたと思うんですよね。正直、泣かせる演出もうまくなかったと思う。

 

で、今回の「銀魂2」の方はどうだったかというと、ギャグとシリアスがうまい具合に調和しあって銀魂の魅力を再現できてる!と感じました。いつもはうるせえしバカやってるちゃらんぽらんな万事屋や真選組。彼らが何かを守るために命懸けで戦っている様をスクリーンで、2018年に、しかも実写で見れるなんて。

 

超「銀魂」だった。10年前「ワンピ派」だった私が女子中学生に戻るくらい興奮したのだから、当時「銀魂派」だった同世代の人たちが見たらどれだけ感動することか。興奮することか。わ~~共有したいね! 「あの頃」を一緒に思い返したいね!

 

 

福田雄一ギャグを見る」前提なら無問題

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たぶん、この映画を「合わなかった」「ダメだった」と思う人がいるとしたら、大抵の場合福田雄一らしい」こってりしたギャグのノリについていけなかったからだと思うんですよね。しかも今回、前作大ヒットからの間髪入れず続編公開ということで、たぶん福田さんもキャスト陣も相当マシマシにしてきてる。「ウケんならやってやろうじゃ~ん!」という感じがにじみ出ている。

 

「あ、無理かも!」って冒頭からシャットアウトしちゃう人がいても正直おかしくないんですよ。変顔絶叫ツッコミとかあきらかにやりすぎで。私が「あ、無理かも!」側に入ってたかもしれないと思うくらい。

 

私が大丈夫だったのはハッキリ言って、福田雄一さんのあのノリを知っていた上で、福田雄一作品を見に行くつもりで映画館に足を運んだからです。

 

あとは、環境にも恵まれてた。気の知れたオタク気質の同僚と一緒だったことや、周りの観客が声を上げて笑って楽しんでいるというのが肌に伝わってきたことも、「銀魂2」のギャグシーンを腹の底から楽しめた理由です。平日昼間のがらんとした映画館をほぼ貸し切りの状態で鑑賞したりしたら、もやもやが残った可能性あります。

 

しかし、漫画のギャグシーンをそのまま漫画のノリで実写化しても観客を白けさせてしまわないのは福田雄一さんだからこそだとも思います。作家性だと思います。他の人が撮ってたら大事故になっていた可能性もあるでしょう。

 

おい! すぐ「原作レイプ」とか言うやつ! 何もかも原作通りにやるってのはそういう危ういことなんだぞ! 普通は漫画・アニメ・実写映画……とメディアが変わるごとに合わせて調整するもんなんだぞ! こんなに漫画やアニメそのまんまやるのってすごいんだぞ!

 

で、結局は何も偏見とか持たずにフラットな状態で見に行けば最大限楽しめるんじゃないかなと思います。

 

「俺はちょっとやそっとのことじゃ笑わないからな」とか思っちゃだめです。「どれどれ、批判するために見といてやるか」とかもダメね。「笑うぞ! 楽しむぞ!」って思わないともったいないからね。お金払ってんだしさ。

 

 

福田監督、シリアスもよかったです!

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勝手にシリアスはあんまり得意じゃないんだと思っていました。福田雄一監督ごめんなさい。「銀魂2」のシリアスパート、めちゃめちゃ感動したし切なくなりました。原作が元々持ってるパワーも大きいんだろうな。

 

あんまり書くとネタバレになってしまうので深くは触れませんが、とにかく三浦春馬さんが演じた伊東鴨太郎が良かった。叫んだり変顔したりしゃくれたりしてるキャスト陣の中で、難しそうな長台詞をしっかりエモ爆発で演じ切っておられました。

 

柳楽土方は限界突破してましたね。この人は一人だけ作画が違いましたね。劇画調でしたね。

 

というわけで、これから見に行く人には硬派な演技や人間ドラマも期待してほしいです。ヤバかった、ヤバかったんだよー……!

 

邦版「アベンジャーズ」ばりの豪華キャスト 

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日本映画の主役級俳優をこれでもかとキャスティングしまくっていて、常に画面が豪華。規模は違いますがこのオールスター大集合感は「アベンジャーズ」をはじめとしたMCUシリーズに通ずるものがあると思います。

 

前作「銀魂」から続編「銀魂2」では輪をかけて、文句のつけようのないキャストチョイスをしてきますよね。漫画からそのまま飛び出してきたようなキャラばっかりだった。

 

小栗さんの坂田銀時だけはキャスト発表時にちょっとざわざわしてましたけど、今となっては小栗さん以外には考えられないと私は思います。そしてきっとそう思ってる人は多いでしょう。他のキャラもそうです。

 

不思議なほどしっくりくる理由は外見の相似だけではない気がしてて、たぶん俳優さんたちが持ってる振る舞いや漂う雰囲気に当てて配役してんじゃないかなーと。

 

「BAKUMAN」実写化のときに、佐藤健さんと神木隆之介さんの配役が逆なんじゃないかと多くの意見が出たんですよね。でも大根仁監督が、「外見じゃなくて、中身の芯の部分を見てキャスティングした」とコメントしてたのをよく覚えています。で、実際その配役はすごくハマってた。サイコーとシュージンに見えた。

 

今回もそういう意味でハマってんだろうなと思いました。吉沢亮さんや菅田将暉さんもほんと彼ら以外には考えられないよなー。橋本環奈さんも。いやもう全員。ちょい出てきた猿飛あやめとかもすでに彼女以外には考えられなくなってしまった。

 

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前述した三浦春馬さん演じる伊東鴨太郎と窪田正孝さん演じる人斬り万斉はすごく魅力的な新キャラでしたね。窪田さんあのグラサンや服装が似合っちゃうのすごすぎるのでは……体型が完全に二次元だった。

 

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そして今回多くの人々のハートを奪うであろう吉沢亮さんの沖田総悟

 

「あたし俳優さんの名前とかはあんまり知らないから……」という二次元好きのお姉さんが、「沖田役の人、存在が二次元だった……! 肌キレイ……」と沼に落ちる瞬間をこの目で私は見た。そして私も沼に落ちた。

 

銀魂2」たぶんもしかしたらもう2回見に行く

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家族が見たいって言ってるのと、一緒に行った人に「もう一回見よう!」って言われてるのでもう二回見に行くかもしれません(笑)

 

でも全然いける。三回目も楽しめると思う。

 

見に行くの迷ってる人がいたら、有名俳優たちが全力でコスプレして全力でなりきってる映画だよ?見たくありません?で押す。そういう視点で見ても最高に楽しいんだよ……。

 

さておわり。おすすめです。