たたかうたぬき

映画の感想メイン。読書、生活、カルチャー。

6月公開予定の映画で楽しみにしているもの14選+5月鑑賞報告

ウィーアーリトルゾンビーズポスター

 

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

GWボケのおかげで、しばらく続いていた毎月の「見たい映画」更新を、5月はサボってしまいました……。今月からまた新たに始めていきます。よろしくお願いします。

6月は「早く見たくて仕方がない」超期待作ばかり公開されるので、かなりソワソワしています。それでは6月の見たい映画14選、いってみよ~~。

 

6月公開予定の見たい映画14選

【7日】アラジン

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ジャングルブック』『美女と野獣』などに続く、ディズニーの名作アニメーション実写化映画です。

1992年の『アラジン』が、かなり好きなので楽しみにしています。

 

『アラジン』はいろいろと新しい試みを行った作品で、たとえば砂漠の国が舞台で、登場人物はみんなアラブ系であることもそう。主人公アラジンの恋のお相手・ジャスミンは、はじめての非白人ディズニープリンセスです。

本来プリンスポジションのアラジンが、盗みで生計を立てていて、王子様でもなんでもないというところも、これまでのプリンセス作品と違うところですね。恋に落ちたことで財力を得て幸せになるのは、アラジンの方。『白雪姫』や『シンデレラ』とは逆の構図です。

 

ストーリーでは、アラジンとランプの精ジーニーの友情を大きく取り上げていて、ジャスミンが蚊帳の外なのも新鮮。せっかく今までにないほど自由で意思の強い白人以外のプリンセスが登場したのに、この作品に限って主人公が男側、アラジンなのがもったいないくらいです。

 

現代版アップデートとして、2019年の『アラジン』は、どんな付加価値を与えてくれるのか、とても楽しみです。

 

監督は『コードネームU.N.C.L.E』『シャーロックホームズ』の、みんな大好きガイ・リッチー。アンクル続編もつくってください。

アラジンを演じるのは、オーディションで選ばれた新星、メナ・マスードジャスミン役は『パワーレンジャー』のナオミスコット。ご存じの方は多いと思いますが、体を全身真っ青にしてジーニーを演じるのは、ウィル・スミスです。

 

ウィルスミスジーニーのビジュアルがはじめて公表されたときは、相当話題になりましたよね。聞くところによると、彼は肌に青い塗料をつけているのではなく、CGで肌を青くしているとか……。

それでいてオーディエンスの反応が「ただの青いウィル・スミスww」だったというのは、結構悲しい事実ですね笑

 

ちなみに、アニメーション作品でジーニーを演じたのは、今は亡きロビン・ウィリアムズ。日本語版声優は、山寺宏一さんが務めました。

山寺さんはもともと、『インディペンデンスデイ』などでウィル・スミスの吹替を行っているため、他に考えられない最適なキャスティングでしょう!

 

最近のディズニー実写作品を見るにつけ、高い再現性と最新のCG技術が期待できますね。

ラッパー"ザ・フレッシュ・プリンス"でもあるウィル・スミスが歌う「フレンド・ライク・ミー」が楽しみです。

 

【7日】町田くんの世界

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6月に公開される邦画の中で、特に楽しみにしているものが2本あって、そのうちの1本がこの『町田くんの世界』です。

なんで楽しみなのかというと、予告編があまりにもハッピーで優しい仕上がりになっていたから。

 


映画『町田くんの世界』本予告【HD】2019年6月7日(金)公開

 

予告編は、「この世界は悪意に満ちている。でもある日、一人の青年が現れた」という、池松壮亮さんのナレーションからはじまります。

その後の数カットを見ただけで、"全人類を家族だと思っている"という町田くんは、あまりにも真っ直ぐでエキセントリックな青年だということがわかる。

町田くんを冷たい目で見つめ、平坦にツッコミを入れる前田敦子さんもたまりませんね「なんだその質問」

そして岩田剛典さん、高畑充希さん、太賀さんという個性豊かなキャスト陣も、その「町田くん」と交流し、恐らく心を動かされる役として登場するみたいでワクワクしてきます。

 

途中から流れる平井堅さんの主題歌「いてもたっても」これも最高。

その後のセリフもいい。「好きな人ってなんですか!?」「いや俺が教えてほしいんだよ!」「やっぱり、すごい青年だ」「世界がクルーッて変わっちゃうから」「おれどうしよう!」うわー、ぜんぶ好きだ。

感情に突き動かされて走るシーン。主人公とヒロインの恋愛がメインテーマなのに、多くの人が町田くんの人柄に引き付けられて巻き込まれていくようなストーリー。

どれをとっても「好き」という想いが溢れて止まりません。絶対に面白い。絶対に好きな作品になると思います。

 

主演のお二人がオーディションで選ばれた新人俳優さんっていうところも、すごく良さそう。

監督は『舟を編む』の石井裕也さん。原作は安藤ゆきさんの同名漫画作品です。

 

【7日】海獣の子供

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今年は人気クリエイターの新作アニメ映画が豊作だと思っていたら、『鉄コン筋クリート』のスタジオと「映画ドラえもん」を手がけた監督による新作『海獣の子供』が公開されるということで、意外な方向から刺客が来たな、と。

 

原作は五十嵐大介さんの漫画作品で、少女が水族館で"ジュゴンに育てられた"少年と出会うストーリー。

あらすじや予告編を見る限り、かなり壮大でファンタジックな内容みたいですね。

 

声の出演は、芦田愛菜さんと『リメンバー・ミー』で主人公ミゲルを演じた石橋陽彩さん。

すでに偉大な実績のある二人なので、安心して物語に没入できそうです。楽しみ。

 

【7日】クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅


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タイトルとポスタービジュアルを確認して、即「ジャケ買い」することを決めた作品。いろんな種類のハッピーが詰まってそうだったので。

ちなみに原作小説のタイトルはもう少し具体的で、『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』と、クローゼットのメーカーまで教えてくれてます。

映画で主人公が閉じ込められるクローゼットもIKEA製なんでしょうか……。

 

主人公は、憧れだったパリへやって来た途端に、うっかりクローゼットごと国外へ搬出されてしまいます。どうしてもパリに戻りたくて右往左往するうちに、たくさんの人々と巡り合い対話して、彼は成長していく……予告を見てあらすじを把握し、改めて楽しみになりました。期待通り、やさしさの詰まった映画みたいですね。

 

『ダンガル』も『パッドマン』も『バジュランギおじさん』も、最近のインド映画は挑戦的で、既存の価値観にメスを入れるような作品が多いと感じていました。

毎作それはもう心を深く動かされるので、今回はどんなメッセージを受け取れるのか、期待してしまいます。

 

比べるべきでもないのだけれど、日本じゃそういう作品はなかなか作られない。作られたとしても、話題にはならない。

だからこそインドの作品にとても力をもらえます。

 

ところで、主人公役のダヌーシュさんについて存じ上げなかったので、どんな方なのか調べてみたところ、映画.comによると「インドのスーパースター、ラジニカーントの娘婿にあたる」……って、その紹介はなんなんだ。人によっては「ああ! ラジニカーントね!」ってなるのかな。

婿入りした先の義父の名前で紹介されるってのは、なかなか縁遠い価値観なんだけど、「家」が今よりもずっと価値のあるものだった日本でも、同じように誰かを紹介することってあったのかな。

 

【14日】メン・イン・ブラック インターナショナル

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子供の頃に1作目を何度も見て育ち、3作目は「はじめて1人で映画館へ見に行った作品」となったメンインブラックシリーズ。それだけ思い入れが深いので、続編が見れるという実感がまだありません。

 

ほんと~に正直に言うと、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズによる珍道中が大好きだったので、主役交代はさみしい。

3で二人の物語が真に完結したのはわかっているのですが、それでもまたドタバタした活躍が見たかったです。

でも、JとKに変わって主役をつとめるのは『マイティーソー バトルロイヤル』でお馴染み、テッサ・トンプソンクリス・ヘムズワースのコンビということで、これもまた楽しみ。

しかも、メインはテッサの方みたいですね! 予告編ではエマ・トンプソンと顔を合わせて「"メン"インブラック」という組織名称であることに、意味深な反応を見せています。「me too」の流れを組んだ作品でもあるのかもしれませんね。

 

予告編には、絵画のように描かれて伝説化したJとKや、これまでの作品に登場したワーム型宇宙人4人組の姿も。

大好きな世界観が地続きで途切れていないことに、感慨を覚えます。

 

あと、クリスヘムズワースの纏う雰囲気は、リブート版『ゴーストバスターズ』に近いような。

ソーシリーズを通して、ちょっとおバカっぽくてチャーミングな役を演じる才能を開花させた彼が、またもや抱腹絶倒の演技を見せてくれると思うと楽しみになりますね。

 

主人公二人のキャスティングは『マイティソー バトルロイヤル』を見た監督が、ソーとヴァルキリーのパロディ作品が見たいと思ってオファーしたという、そのままの理由らしいです。

最新CG技術によってパワーアップした対宇宙人用ガジェットの数々にも期待。

 

 

【14日】ウィーアーリトルゾンビーズ

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あれはどの映画を見に行ったときだったか。

いつも通りに劇場の椅子に座り、上映開始を待つ最中、前触れもなく始まったその予告編。ピコピコしたゲーム風の音楽が流れ、昔懐かしいRPGストーリーっぽい文字が出てくる。「これはあの4人の伝説の物語だ」

 


映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』予告編(2019年6月14日全国公開)

 

4人がそれぞれ自分の身の上を語り、「両親死んでる~!」そして始まる、彼らが歌うバンド曲。あ、ウソ、なにこれ、なにこの作品、ヤバい。歌声と、美しくてノスタルジックな映像が心に刺さりまくる。私、絶対にこの映画は見る。絶対。

 

というわけで、今月特に楽しみにしている邦画、2本目はこの『ウィーアーリトルゾンビーズ』です。

音楽と、ストーリーの掴みと、主演の二宮慶多さんの演技に心惹かれました。何かの続編でもなく、原作があるわけでもない映画を、インスピレーションでここまで楽しみにするのは久しぶりな気がしています。そのくらいビビッと来ました。

 

登場する四人の子供たちは、それぞれ「両親を失ったけど、泣けなかった」という共通点を持っています。自分が傷ついていることを、ほんとうには自覚できていない子供たちが、慰め合うように「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成。なんとそれが、社会現象を起こすほどの人気を得ていく。不思議で、夢があって、悲しいストーリーです。

 

監督・長久充さんの前作は、女子中学生がプールに大量の金魚を放った実際の事件を映画化した『そうして私たちはプールに金魚を、』という短編。

なんとなく今作とテーマ的に共通する部分が多そうです。死や、深淵に触れて、何か行動を起こした少年少女たちの物語。

できればこの機会に前作も見ておきたいと思います。

 

【14日】旅のおわり世界のはじまり

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待ってました〜! 黒澤清監督の最新作。黒澤作品と関わりの深い、前田敦子さんが主演ということでさらに期待が高まります。

 

今回はなんと、日本とウズベキスタンの合作映画で、前田さん演じるテレビレポーターが、 シルクロードを旅する様を、実際に現地で撮影したそうです。

番組クルーが目指すのは、湖にいるという幻の魚。諦めきれない夢を抱えた主人公は、遠い地で何を見て何を思うのか。この映画を見終えたら、「私も海外旅行に行きたい」という想いが強くなってしまいそうですね。

 

前田さんと一緒に旅する番組クルーは、染谷将太さん、柄本時生さん、加瀬亮さん……、なんだか「それっぽい」メンバーです。ウズベキスタン出身のアディズ・ラジャボフさんも出演しています。現地のガイドさん的な役かな。

 

私も現在25歳で、劇中で前田さんが直面する「私は何がしたいんだろう」という悩みには心当たりがあります。特に女性は、この時期の選択が今後の人生を大きく変化させるので、葛藤は大きいはず。

『旅のおわり世界のはじまり』を見て、私も世界をはじめるヒントをもらいたい、そして旅をはじめる準備もしたいと思います。だから、今見たい映画なのかも。

 

【14日】ハウス・ジャック・ビル卜

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ノーマークだったけど、ポスタービジュアルや予告編にやけに惹かれたので、鑑賞することにした『ハウス・ジャック・ビル卜』。

1970年代、建築家を志す主人公が、アートな視点から殺人を繰り返す日々を追った問題作らしいです。内容が過激すぎて、アメリカでは修正版のみが公開を許されたとか。それがなんと今回の日本公開は無修正版完全ノーカットですって。どうなっちゃうんだ。気になります。R18指定なので、18歳以下は見ちゃだめだよ。

 

主演は大物俳優、マット・ディロン。ただ、私は『ジーサンズ』くらいでしかお目にかかったことがないので、このキャスティングのすごさがわからず、ちょっと残念です。共演にブルーノ・ガンツユマ・サーマン。かなり豪華な布陣ですね。

 

監督は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー。今作だけでなくこれまでも、俳優に過酷な状況を強いて役作りさせたり、本物のセックスシーンにこだわったりと、その「リアル志向」ゆえに、過去何度も物議を醸し出す作品を撮っている監督です。

もしも上記の逸話が本当なら、映画を作る中でのパワハラ・セクハラにつながる考え方だと思うので、なかなか賛同しづらい部分ではあるのですが、まだラース・フォン・トリアー作品を1本も見たことがないので、まずは『ハウス・ジャック・ビルト』を見て見極めたいなあと思っています。

 

【21日】ザ・ファブル

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散り椿』を見て、岡田准一さんのアクションスキルに感動し「岡田准一主演で"舐めてた相手が殺人マシーン"映画を撮ってくれ」とか言ってたら、すでに撮られてた、という作品。

願望を叶えてもらえたようで嬉しいので、絶対見に行くつもりです。

 

原作マンガは現在もヤンマガで連載中。17巻まで出てるみたい。

岡田さんが演じるのは、超人的な戦闘能力を持つ、伝説の殺し屋"ファブル"。しかしすでに引退し、世間に殺し屋だとバレないように普通の人として生活を送っています。

引退生活において、もしも人を殺してしまえば、自分自身がかつてのボスに殺されてしまうという制約のもと、トラブルに巻き込まれないように生活する主人公。しかし、山本美月さん演じるミサキがきっかけで、裏社会に再び足を突っ込むことになる……。

 

何はともあれ一番楽しみなのは岡田さんのアクションシーン。毎度度肝を抜かれる迫力の身体能力を見せつけてくれるので、今回も例外ではないはず。私個人的には、第二の真田広之として海外で活躍できるレベルだと思ってます。

あとは、佐藤二朗さんや安田顕さん、六角精児さんら、近年の邦画コメディ常連俳優たちが顔を揃えているので、ギャグシーンも楽しみです。岡田さんがギャグシーン多めの映画に出るのって『木更津キャッツアイ』以来では? 芸人では藤森慎吾さんや宮川大輔さんも出てるし。福士蒼汰さん、柳楽優弥さん、向井理さんらがそれぞれどんな裏社会の人間を演じるのかも注目ですね。

 

しかし「殺し屋」というと、来月公開の『ダイナー』とちょっと設定かぶっちゃってる感じもあります。二本とも俳優さんたちのぶっとんだ演じっぷりを堪能したいと思います。

 

【21日】X-MEN ダークフェニックス

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2019年4月27日、10年続いたマーベルシネマティックユニバースが一区切りを迎えましたが、シリーズ7作目となる『X-MEN ダーク・フェニックス』のポスタービジュアルにも「X-MEN終焉」の文字。X-MENチームも「最強の敵」と対峙するようです。

 

その敵とは、かつて『X-MEN ファイナルディシジョン』でウルヴァリンが闘った、ジーン・グレイ。彼女は本来チームの一員であり、優等生として信頼の厚かったキャラクターです。とある事故をきっかけに別の人格を目覚めさせてしまったジーンは、手ごわすぎる敵となって、X-MENの前にプロフェッサーXたちの前に立ちはだかるのです……!

 

正直な話、『ファイナルディシジョン』は傑作とは言い難く、せっかくの最強キャラ覚醒を活かしきれてなかったかなと思うので、今作で描きなおしてもらえるのは楽しみ。前作『アポカリプス』もそこまで評価が高くなかったので、今作で挽回してほしいと思います。

監督はこれまでX-MENシリーズや『デッドプール』シリーズに、製作として関わり続けてきたサイモン・キンバーグさん。『ダークフェニックス』が初監督作となります。

出演キャストはおなじみの顔ぶれですが、今回改めてサイクロップス役の彼が『レディー・プレイヤー1』のタイ・シェリダンだと知りました。そうだったのか……!

新しいキャストは、「謎の女」役でジェシカ・チャスティンが出演しています。

 

MCU、DCEUともにアメコミ映画の風が吹き荒れている昨今なので、X-MENシリーズもその流れに乗ってくれたらうれしいです。そういえば、MCUへのX-MEN参戦は「ほぼ確」みたいですが、今作で目配せがあるかも? いやいや、まさかね……。

 

【21日】きみと、波にのれたら

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『夜明け告げるルーの唄』『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督、最新作です。「ルー」に引き続き、またもや海に関連する作品になりそうですね。

消防士の港と、引っ越してきたばかりのひな子は、とある火事がきっかけで恋に落ちます。しかし、溺れた人を助けに海へ入って、帰らぬ人となってしまった港。ふさぎ込むひな子ですが、港との思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れることに気づきます……。

 

「海」「歌」「もう会えないはずの人にまた会える」これらは、『夜明け告げるルーの唄』と共通するキーワードです。ということはつまり、湯浅監督がとても強く伝えたいテーマが込められているということだと思います。

思い返せば『夜明け告げるルーの唄』は、東日本大震災を強く連想させる作品でした。クライマックスで海面が上昇してきて、街が海に沈んでしまうところなどは、特にそうでした。

しかし、タイトルにもなっている人魚の「ルー」が、溺れてしまいそうな人々を助けて回り、最終的にみんな助かります。鑑賞当時、湯浅監督が「こうだったら良かったのに」という、切なくて優しい想いを込めた作品なんだと、強く思ったのを覚えています。

もしかしたら、今回の『きみと、波にのれたら』も『ルー』と同じ想いが込められているかもしれませんね。

 

主人公・港を演じるのはGENERATIONSの片寄涼太さん。今をときめく若手俳優である、松本穂香さんや伊藤健太郎さんも出演します。そして、ひな子役は川栄李奈さんが演じます。川栄李奈さんの声演技は『KUBO』や『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』で、すでに拝聴していますが、めちゃめちゃうまいと思うので楽しみです。

 

【21日】パピヨン

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1973年に制作された『パピヨン』の最新リメイク版。かつて主演をつとめたスティーブ・マックイーンダスティン・ホフマンの役どころを、『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムと『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演俳優賞を獲ったラミ・マレックが演じます。

ちなみに私が見ることを決めた理由は、ラミ・マレックのビジュアルを見て「ヤバイ」と思ったからです。彼が演じるのは、主人公パピヨンと共に脱獄を企てるパートナー役。ちょっと神経質な印象の丸メガネをかけているのがヤバイんですよ。↓とりあえず動画を見てくれ。

 


ラミ・マレックが魅せる新しいルイ・ドガ像とは?/映画『パピヨン』本編映像

 

この二人にブロマンス的な絆が芽生えていく展開もありそうです。余計に見逃せないなあ。

 

【28日】スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

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まだ『エンドゲーム』のショックから開放されていないというのに、まさかのスパイダーマン続編がもう来ちゃいました。あえて考えないようにしている、『エンドゲーム』で目の当たりにした悲しい顛末を、若きピーター・パーカーの視点でまた思い出させられるかと思うと、結構つらい。

(しかしネタバレ版の予告を地上波TVなどで流しちゃうのはどうなの、いいの?)

 

ピーターの心の傷も深いようで、彼はこれからのヒーロー活動に迷いを抱えているようです。そこへ現れるやっかいな男、ニック・フューリー。目のキズはとある男(猫)に裏切られたときについたものですね笑

今回気になる初登場キャラクターは、ジェイク・ギレンホール演じる「ミステリオ」。彼はピーターの味方なのか? 敵なのか? 

 

スパイダーマン ファーフロムホーム』は、今後のMCUの展開に直接的に影響するような大事な作品になると思います。なんてったって「フェーズ4」に移行して初の作品ですから。

『エイジオブウルトロン』直後に上映された『アントマン』のスコットや量子世界が、『エンドゲーム』で重要な役割を果たしたように、スパイダーマンが何かを握ることになるかも。

あるいは、シリーズが一旦一区切りついて、改めて1本目となるのが今作だと考えれば、MCUの記念すべき1作目『アイアンマン』の「私がアイアンマンだ」ならぬ「僕がスパイダーマンだ」もありえるかもしれません。

そもそも原作のアイアンマンは素顔を明かしていなかったのに、ロバート・ダウニー・Jr.のアドリブで、「アイアンマンはトニー・スタークだ」ということが全世界の知られることになってしまった。だったら、前代未聞の「スパイダーマンはピーター・パーカーだ」 とバラすような展開だってあるかも。

いや、ピーターは未成年だからそんなことはあってはならないか……。とにかく、ピーターが尊敬するアイアンマンが歩んできた軌跡をなぞるような展開があるんじゃないかと考えています。

 

あと、7月5日にジェイク・ギレンホール出演作が2本公開になるので(『ゴールデンリバー』と『ワイルドライフ』)それから見に行けば、ジェイクギレンホール3本はしごもできそうです。眼力にやられちゃいそう。

 

【28日】新聞記者

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松坂桃李さんの出演作選びはやっぱりすごいな。(ホアキン・フェニックスくらい信用できる)

松坂さんが演じる役は、内閣情報調査室の官僚で、政権に不利なニュースをコントロールする、という仕事内容に葛藤している人物です。自分がやっていることは、ほんとうに正しいことなのか。予告編では、松坂さんが権力の持つ暴力性に気づいたようなシーンも見られます。

 

私が思うに、日本は社会的なテーマを持った映画、特に政権を批判するような内容の映画が作られにくい国です。今年『バイス』や『記者たち』を見て、自国ではこんな映画は作られないだろうと強く思ったので、『新聞記者』の予告編を見てびっくりしました。

(今年2月公開の『七つの会議』は健闘してた)

果たしてどこまで日本が抱える問題に切り込んで、新しい視点をもたらしてくれるのかすごく楽しみです。

 

この作品にはもう1人主人公がいて、そちらは医大新設にまつわる極秘情報について調査するジャーナリスト女性。韓国の人気女優シム・ウンギョンさんが演じます。

彼女は『新感染 ファイナルエクスプレス』や『怪しい彼女』に出ていた方で、最近Netflixで見た映画『サイコキネシス 念力』にも出演していて、すごくステキだと思ったので、嬉しいです。ちょっと少年ぽさがあって、強い意思を感じる顔つきが好き。

シム・ウンギョンさんが演じるのは日本人の父と韓国人の母を持ち、日本で働く女性。ということは、日本語で演技をされるのでしょうね。

普段の日本映画では、透明化されて見えなくなっている、いろいろな要素を取り上げている映画に思えて、その時点で好感を抱いています。この映画が何かのきっかけになってほしい、ついそんな風に期待してしまいます。

 

最近よく劇場で見かける北村有起哉さんが出演しているのも楽しみ。あとは岡山天音さんも出てるんだなあ、いいなあ。

 

その他、『誰もがそれを知っている』『ハーツ・ビート・ラウド』『月極オトコトモダチ』『泣くな赤鬼』『パージ:エクスペリメント』『さよなら、退屈なレオニー』『家族にサルーテ!』『ジョナサン 2つの顔の男』『凪待ち』『劇場版パタリロ!』などなども気になるのですが、今月、多すぎ。上記14本は絶対に見逃せず、加えてこの中から数本は見ると思います。

あっ、あと、先日フラッと見に行った『神と共に 第一章』がマジで死ぬほど良かったので、28日公開の『神と共に 第二章』も見逃せなくなってしまったんだった。

皆が「おもしろい」と口を揃えてお祭り状態になってる映画はやっぱ見に行くべきだなと思いました。上映館多くないんだけど、見に行ける方はぜひ。二章めっちゃ楽しみです。

 

 5月鑑賞報告&ランキングベスト5

 5月の劇場観賞作品は16本

それでは、5月映画館で観賞した作品の報告をします。

  • 映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~
  • リアム16歳、はじめての学校
  • 愛がなんだ
  • キングダム
  • 名探偵ピカチュウ
  • RGB 最強の85歳
  • ラ・ヨローナ~泣く女~
  • ドント・ウォーリー
  • ザ・フォーリナー
  • あの日々の話
  • 僕たちは希望という名の列車に乗った
  • アメリカン・アニマルズ
  • オーヴァーロード
  • プロメア
  • 居眠り磐音
  • パリ、嘘つきな恋

 

人間関係の機微を描いたエモーショナルな映画、特に恋愛系の作品を多く鑑賞したように思います。

 

5月劇場観賞作品ベスト5

  1. あの日々の話
  2. オーヴァーロード
  3. プロメア
  4. 名探偵ピカチュウ
  5. 映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~

 

1位:あの日々の話

低予算ゆえに限られた舞台しか使えず、登場人物のセリフ回しや演技力で、面白みを最大限に引き出していくような映画がとても好きです。むしろ究極的に、私が映画に求めている要素はそれだとすら思う。

この映画が、その"限られた舞台"に選んだのはまさかのカラオケボックス。登場人物たちの関係性は大学のサークルメンバー、しかも二次会中。

ほどよいダラダラ感と、キャラクターそれぞれの持ち味がたっぷり楽しめて、脚本と俳優両方すごいんだろうなあと思いました。

ほぼ全ての俳優さんとはじめましてだったのも良かった。ほんとにどっかの大学のサークル飲みをモニタリングしてるみたいで。

この映画を見たことによって実際には存在しない「あの日々」が私にもあるように感じられた。

 

2位:オーヴァーロード

古き良きクリーチャー映画なのに、価値観が新しいという点で、私の心を奪っていきました。

主人公のボイスというキャラクターが、他者への慈しみに溢れ、正義感を有効に使える人物だったからこそ、全体のストーリーも優しく感じられたのだと思います。

かといってドロドロぐちゃぐちゃシーンを控えめに描くこともなく、思う存分にドロドロさせてくれたので最高です。

どうしても「気の良いキャラがサクサク死んでしまうことが受け止めきれなかった」昨年の『ザ・プレデター』を思い出し、それがシェーンブラック色だと納得しながらも、『オーヴァーロード』の方が好きだなあと思ってしまいました。

少しでも感情を交わしあった相手が死んだら、登場人物には悲しみや後悔が残ってほしい。欲を言えば彼らの存在を引きずりながら前に進んでほしい。

ボイスはそれを実践してくれたので、好きな主人公です。

 

3位:プロメア

キルラキル』が人生のベストアニメに入る私にとって、外れの作品なわけがありませんでした。変わらぬトリガーらしさで、映画館のスクリーンに風穴を開け、怒濤の勢いで観客席の私の胸にクリーンヒットしました。

この作品の素晴らしさを忘れられないものにしているのは、メインキャラクターたちを演じるキャスト陣の演技。松山ケンイチさん、早乙女太一さん、とりわけ堺雅人さんの演技が、声優業に慣れていないからこその必死感全力感に溢れていて、映画を見ながら「これはすっげぇぞ……」と悟空みたいにワクワクしてしまいました。

とりあえず、いいから見ろ、って感じだった。私ももう一回見たいです。

 

4位:名探偵ピカチュウ

1回目、字幕で鑑賞したときはそこまでピンと来なかったんだけど、2回目に吹き替えで鑑賞したらピカチュウへの愛と思い入れが溢れて止まらなくなった。

今月、アニメ部門での声演技賞が堺雅人さんなら、洋画部門は完全に西島秀俊さんだった。西島さんの印象が変わるレベルで良かった。ご本人もすごく嬉しそうだったので、今後もさまざまな人外キャラの声をやってほしい。

(今回西島ピカチュウにグッときた人は、松坂桃李さんのパディントンとかも見てほしい。私は千葉雄大さんのピーターラビットも見なければ)

子供の頃からポケモンのゲームをやり続け、ペットをかけがえのない家族と捉えて大事にしてきた私にとって、ポケモンの世界は一種の理想郷だった。あの世界に行きたいよ。

主人公ティムも、日本人が感情移入しやすい「ちょっと頼りないけど優しい」キャラですごくよかったです。

 

5位:クレしん映画

たぶん今月一番泣いた映画。序盤からラストまで涙が止まらず、上映後は周りで楽しそうにしている親子連れに顔を見られないように退場した……のも良い思い出になった。

何がよかったかって、まず「専業主婦」のみさえが大事な人のために体を張って冒険し、そしてそれが実を結ぶような映画なんて、今の日本ではクレしん以外に作れないと思ったから。

しかも、映画オリジナルの女性キャラを、しんのすけとではなく、みさえとの友情を育ませ、女性同士の連帯まで描いたことに大感動。

ひろしとみさえの夫婦関係を、これまでの作品に比べて「恋愛関係の延長線に位置するもの」として捉えているのもすごい。

今回あまり話題にならなかったけど、私の見たことあるクレしん映画の中では、『オトナ帝国』に並ぶレベルの大傑作だと思いました。

 

 

というわけで、先月はGW10連休もあったので、ちょっと見すぎた感がありますが、今月は連休なんかないのに大量に見ていきたいと思います。

邦画がすごい多いんだ、今月。結構「邦画見たい欲」が高まっているので、嬉しい悲鳴です。