5月公開予定の映画で楽しみにしてるもの11選+a
5月になりました。いかがお過ごしでしょうか。
4月公開映画、ヤバかったですね。映画ファンの皆様は、心の休まるヒマもなかったのではないでしょうか。私も例に漏れず、毎週末スクリーンの前で期待に目をキラキラさせておりました。4月鑑賞作品とベスト5は記事の最後に載せてます。よかったら最後までご覧ください。
ところで5月です。6月の公開作品をチラッと見てみたところ、4月に負けず劣らずのラインナップでしたが、5月は少し落ち着いてます。とはいえ、超大作ではなくとも粒揃いというか、見逃せない作品ばかりなので、やっぱり今月も毎週映画館にこもる感じにはなるでしょう笑
見たい11作品と、あとプラス1本気になる映画をご紹介していきます。
【5月4日】アイ,トーニャ/史上最大のスキャンダル
実在するフィギュアスケート選手を演じるのは、マーゴット・ロビー。彼女が「スーサイド・スクワッド」で演じたハーレイクインは日本でも大人気になりましたよね。今作では、自らフィギュアスケートの演技にも挑戦しているそうなので、楽しみです。
ただ、この映画で描かれるのはスポーツを通じたサクセス・ストーリーなどではありません。実際に起こった「ナンシー・ケリガン襲撃事件」が、主人公トーニャ・ハーディングとどう関わっていたのか、彼女の半生と共に事実を辿るような内容になっているようです。予告編でチラ見せされるバイオレンスな描写(鬼気迫る演技!)で、本編への期待も高まります。
「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」や「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」でバッキーを演じたセバスチャン・スタンが主人公の夫役。また、主人公の母を演じるアリソン・ジャネイはこの作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。どうやら強烈な性格の母親を怪演しているみたい。それも楽しみです。
【5月11日】モリーズ・ゲーム
ジェシカ・チャスティンが演じるこの映画の主人公も実在の(元)アスリート。しかしなぜか彼女は、いきなり非合法なポーカーゲームの経営者へと転身してしまいます。何が彼女をそうさせたんでしょうか?
もちろん超絶かっこいいジェシカ・チャスティンや、世界一色っぽい俳優イドリス・エルバが出ているので、それだけでも見たいんですが、もう1つ大きな期待ポイントがありまして。
それは、「ソーシャル・ネットワーク」「スティーブ・ジョブズ」のアーロン・ソーキンが監督・脚本を務めてるというところです!!
私は今上に挙げた2本の映画の、早口に長いセリフをまくしたててどんどんお話が展開していく、「頭の回転が速い人の作った台本」みたいのが大好きなんです。しかもアーロン・ソーキン、監督デビュー作とな。どう転ぶかほんとに楽しみです。
【5月11日】ボストンストロング/ダメな僕だから英雄になれた
ジェイク・ギレンホール出演作に外れなし。2013年にボストンマラソンで起きた爆弾テロ事件で、両足を失った実在の男性を演じます。
ボストンマラソン爆弾テロ事件といえば、昨年公開された「パトリオット・デイ」という映画が記憶に新しいと思います。「パトリオット・デイ」は、事件発生から犯人逮捕に至るまでのFBIやボストン警察の必死の闘いを描いた作品でした。
「ボストンストロング/ダメな僕だから英雄になれた」は、ボストンでの惨事が過ぎ去り、犯人が捕まった後を描いた話です。「パトリオット・デイ」では人々のテロに屈しない心が燃え広がるように「ボストンストロング」という言葉が使われましたが、今作ではどんな使われ方をするのでしょうか。
【5月12日】弧狼の血
暴力団同士の争いの末に起こった失踪事件を捜査する新人刑事役に松坂桃李、ベテラン刑事が役所広司、ってこのキャスティングだけで見ないわけにはいかないんですけど! 続く顔ぶれも真木よう子、竹野内豊、江口洋介、中村獅童、田口トモロヲ、ピエール瀧と枚挙に暇がない豪華さです。
白石和彌監督は昨年の「彼女が名前を知らない鳥たち」も、見る人の心に深い傷跡を残すような大傑作だったので、かなり期待できますよね。松坂桃李さん、今度は闇落ちしない? クズ男でもない? ……と言いつつ松坂桃李さんの「イッてる」演技も楽しみです笑
【5月18日】ランペイジ/巨獣大乱闘
今月「ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル」の童貞ロック様に笑って、「レディ・プレイヤー1」のノスタルジーに涙した映画ファンの皆様は、5月公開のこの映画ももちろんチェック済みかと思います笑
白いデカイゴリラ、デカイワニ、デカイオオカミなどの「巨獣」が暴れまわる今作の元ネタは、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」です。そのゲームは、ただひたすら巨獣を操作し街を破壊しまくるというシンプルなアクションゲーム。映画ではロック様ことドウェイン・ジョンソンが彼らと闘うわけです。
ロック様、いろんなものと闘いすぎ!
てか、最近、映画出すぎ!!
2017年公開作では「モアナと伝説の海」「ワイルドスピード/アイスブレイク」「セントラル・インテリジェンス」に出演。今年は「ジュマンジ」「ランペイジ」に続いて9月に「スカイクレイパー」という映画も控えてます。
いろいろ、救いすぎ!!
ロック様と白いデカイゴリラ(ジョージくん)は、巨大化してしまう前はお友達だったようですが、キングコングばりの2人の感動シーンは見れるんだろうか……。
【5月18日】のみとり侍
日本のドウェインジョンソンは自分だとばかりに同日公開の阿部寛主演作。もはや阿部さんのコメディ映画には安定感と信頼感しかないですね。それが魅力なんだけど、それ以上をいってくれるのも期待したいです。
なんと言ってもR15指定。監督・鶴橋康夫さんは「後妻業の女」で鶴瓶さんのアレを通天閣にしただけありますね。実は見てません。すまぬ。この機会に見ようかと思ってます。
ストーリーは、藩主の機嫌を損ねた侍が地位から転落して「猫ののみとり」という名の男娼稼業に精を出す、って話、なのか……? 男娼といえば、先月松坂桃李さんの「娼年」が公開されましたが、こっちも見てない……見たい作品ばかりです。
【5月18日】ピーターラビット
ビアトリクス・ポターによる絵本「ピーターラビット」がついに映画化。しかも実写です。予告編で久しぶりにピーターと再会した人も多かったと思いますが、彼、立派なパリピになって帰ってきましたね……。
そんなイケイケピーターラビットと全力の戦いを繰り広げるのは、「スター・ウォーズ」シリーズでハックス将軍を演じるドーナル・グリーソン。同期の中二病青年に虐げられ、「FRANK」ではサイケなバンドに加入して苦労し、「エクス・マキナ」では美人のロボットにあっさりハマっちゃうあのドーナル・グリーソンです。今度は小さくてかわいいウサギと全力の殴り合いを見せてくれるようです。
「第三者が見たらどう考えても小動物虐待」というシチュエーションは、ドナルドダックとチップ&デールのアニメーションを思い出します。トムとジェリーとかね。あと、ウサギと青年といえば、イルミネーションエンタテイメントがジェームスマースデン主演で映画化した「イースターラビットのキャンディ工場」も連想されます。あのウサギもなかなかパリピだったような。
日本語吹き替え版はピーターラビットの声を千葉雄大さんが演じるということで、字幕で見るか吹き替えで見るか悩みます。
【5月19日】モリのいる場所
「南極料理人」「キツツキと雨」「滝を見に行く」「横道世之介」「モヒカン故郷に帰る」など、いとおしくてちょっとお馬鹿でたまに切ない、あったかい作品をたくさん撮ってる沖田修一監督の最新作だよ!集まれ!
今、作品一覧を確認しようと思ってGoogle検索かけたら、沖田監督、ちょっとだけ小栗旬に似てました。「キツツキの雨」の映画監督役が小栗旬なのって、もしかして……。
今作は「南極料理人」以来の実在する人物を主人公にした映画です。山崎努が演じる画家・熊谷守一は、ほとんど家から出ずに自分の庭ばかり書いていたそうです。
以下、「豊島区立熊谷守一美術館」HPから引用です。
守一は自分でも言っているように、いい絵を描いて褒められようとも、有名になろうとも思わず、たまに描いた絵も売れず、長いこと千駄木や東中野の借家を転々として、友人の援助で生きながらえてきた。1932年に、いま熊谷守一美術館になっている豊島区千早に越して来た頃から、ぽつぽつ絵も売れて、なんとか家族を養えるようになった。
映画はこの豊島区にある家でのある一日を描いているみたいですね。守一と妻・秀子のもとには入れ替わり立ち代わり、いろいろな人がやってきます。光石研とか、吹越満とか、きたろうとか、三上博史がやってきます。そんな設定を聞いただけで、「南極料理人」のあの間が抜けていてハッピーで、どこか切なさをはらんだ日常シーンを髣髴としました。リラックスして、ちょっとドキッとしたい。楽しみです。
【5月25日】恋は雨上がりのように
アニメ化もした漫画作品の実写化です。ここ最近特に、未成年と大人の恋愛描写は厳しい目で見られる風潮ですし、私個人としても安易な描写はできれば目にしたくないなと思ってます。
しかしながら、「帝一の國」「世界から猫が消えたなら」の監督・永井聡さんの最新作なのです。しかも最近の出演作ではその演技力から評価がうなぎ登りである大泉洋さんが主演。うーん、期待せざるを得ません。(私は「セカネコ」好きでした)しっかり最新の作品として価値観をアップデートさせていてくれたら嬉しいと思います。どうだろう。
「先生!」は見てないけど、「ナラタージュ」とか、結構年の離れた大人の男性と学生による恋愛作品の映画化が増えてますよね。あまりにもそれが一般的なさわやかな恋愛として描かれると違和感を感じてしまいます。ナラタージュはさわやかじゃなかったけどね。それでもやっぱり「いや葉山先生、浮気とか以前に、教え子でしょうが」みたいな引っかかりは終始感じていたし。
いや、原作は未読なので全然違う雰囲気の作品なのかもわからない!とにかく楽しみです。
【5月25日】犬ヶ島
「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督の話題作。舞台が日本のストップモーションアニメって言ったら、昨年は「KUBO」がありましたけど、今年はこの怪作が来ましたよ。
なんてったって声優キャスト陣からしてファンタスティック。すごいからざっと並べますよ。
- リーブ・シュレイバー
- エドワード・ノートン
- ビル・マーレイ
- ジェフ・ゴールドブラム
- スカーレット・ヨハンソン
- ティルダ・スウィントン
- オノ・ヨーコ
- グレタ・ガーウィグ
- 村上虹郎
- フランシス・マクドーマンド
- 野田洋次郎
- 渡辺謙
- 夏木マリ
ま、待て待て。なんだこの「俺の考えた理想のアニメ実写化キャスト」のようないろんなところから集めてきたラインナップは。という感じで、すごくないですか。
設定もすごくて、まず舞台が「メガ埼市」……「メガ埼市」!!!
「犬インフルエンザ」にかかった愛犬が離島に隔離され、それを探しに行く少年の話だそうです。離島にいる犬は皆英語でしゃべります。
この作品で映画館でのウェス・アンダーソン作品は初めてなので、どんな映画体験になるか期待で待ちきれません。
【5月25日】ゲティ家の身代金
うーん、スピルバーグ監督のペースもすごいですが、リドリー・スコットも負けてない。毎年一本は公開されてますね。
「グレイテスト・ショーマン」や「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で苦労人のママを演じたミシェル・ウィリアムズがまた苦労人のママを演じるようです。この作品も実在の事件を扱っていて、孫の身代金支払いを拒否する実業家役にクリストファー・プラマー。「Dr.パルナサス」のおじいちゃんか。これ、元はケヴィン・スペイシーがキャスティングされてたようで、いろんな意味で非常に残念。正直、見たかったけど……。
なんだか今月ドキュメンタリー系が多いですが、そういうの好きなので嬉しいです。
あと、今月公開作の中で、もう一個気になったのはこれです。
【5月19日】ラスト・ホールド!
ジャニーズ随一の身体能力を誇るABC-Z塚田僚一が、スポ根ものに挑戦!しかも題材は、ボルダリング。東京オリンピックでスポーツクライミングが正式種目に追加されたこともあって、注目度高いかも!と思いました。
うーーーーん、でも、「ダメかも」って感じもすごいしますね。タイミングが合えば劇場で見たいです。
以上が5月公開予定で、楽しみにしてる映画11個+aでした。
4月鑑賞作品まとめ
4月に映画館で観賞した作品は以下の通りです。
- ペンタゴン・ペーパーズ
- ダンガル きっと、うまくいく
- ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
- ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル
- 名探偵コナンゼロの執行人
- レディ・プレイヤー1
- 映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~
- いぬやしき
- ちはやふる~結び~
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- 君の名前で僕を呼んで
- パシフィック・リム/アップライジング
年間のベストぐらい濃いんですが。一個一個カロリーが高くて脳が胃もたれしそうです。嬉しいね。
4月鑑賞作品でランキングつけるとするなら……非常~に難しいんですが、こんな感じでしょうか。
インフィニティーウォーやレディプレイヤー1は、映画ファンとしての萌えを突かれてどうしようもなく気持ちよくなってしまってる感じなので、ベストには入れないかな~という気持ちです。いや、映画館にもう一回行きたさはダントツなんですけども!!
君の名前で僕を読んではじわじわ好き度が高まってきてます。感想記事を書く予定です。アップライジングは、前作ファンが文句を言うのがなぜなのか理解はできるけど、自分的にはこっちの方が好きだなあという納得が大きくて、嬉しかったので入れました。それもまとめたいな。
では、今月も良い映画鑑賞ライフを~。インフィニティーウォーもっかい行く!!!