オールうまいものノート

映画の感想メイン。読書、生活、カルチャー。

6月公開予定の映画で楽しみにしているもの14選+5月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

GWボケのおかげで、しばらく続いていた毎月の「見たい映画」更新を、5月はサボってしまいました……。今月からまた新たに始めていきます。よろしくお願いします。

6月は「早く見たくて仕方がない」超期待作ばかり公開されるので、かなりソワソワしています。それでは6月の見たい映画14選、いってみよ~~。

 

6月公開予定の見たい映画14選

【7日】アラジン

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ジャングルブック』『美女と野獣』などに続く、ディズニーの名作アニメーション実写化映画です。

1992年の『アラジン』が、かなり好きなので楽しみにしています。

 

『アラジン』はいろいろと新しい試みを行った作品で、たとえば砂漠の国が舞台で、登場人物はみんなアラブ系であることもそう。主人公アラジンの恋のお相手・ジャスミンは、はじめての非白人ディズニープリンセスです。

本来プリンスポジションのアラジンが、盗みで生計を立てていて、王子様でもなんでもないというところも、これまでのプリンセス作品と違うところですね。恋に落ちたことで財力を得て幸せになるのは、アラジンの方。『白雪姫』や『シンデレラ』とは逆の構図です。

 

ストーリーでは、アラジンとランプの精ジーニーの友情を大きく取り上げていて、ジャスミンが蚊帳の外なのも新鮮。せっかく今までにないほど自由で意思の強い白人以外のプリンセスが登場したのに、この作品に限って主人公が男側、アラジンなのがもったいないくらいです。

 

現代版アップデートとして、2019年の『アラジン』は、どんな付加価値を与えてくれるのか、とても楽しみです。

 

監督は『コードネームU.N.C.L.E』『シャーロックホームズ』の、みんな大好きガイ・リッチー。アンクル続編もつくってください。

アラジンを演じるのは、オーディションで選ばれた新星、メナ・マスードジャスミン役は『パワーレンジャー』のナオミスコット。ご存じの方は多いと思いますが、体を全身真っ青にしてジーニーを演じるのは、ウィル・スミスです。

 

ウィルスミスジーニーのビジュアルがはじめて公表されたときは、相当話題になりましたよね。聞くところによると、彼は肌に青い塗料をつけているのではなく、CGで肌を青くしているとか……。

それでいてオーディエンスの反応が「ただの青いウィル・スミスww」だったというのは、結構悲しい事実ですね笑

 

ちなみに、アニメーション作品でジーニーを演じたのは、今は亡きロビン・ウィリアムズ。日本語版声優は、山寺宏一さんが務めました。

山寺さんはもともと、『インディペンデンスデイ』などでウィル・スミスの吹替を行っているため、他に考えられない最適なキャスティングでしょう!

 

最近のディズニー実写作品を見るにつけ、高い再現性と最新のCG技術が期待できますね。

ラッパー"ザ・フレッシュ・プリンス"でもあるウィル・スミスが歌う「フレンド・ライク・ミー」が楽しみです。

 

【7日】町田くんの世界

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6月に公開される邦画の中で、特に楽しみにしているものが2本あって、そのうちの1本がこの『町田くんの世界』です。

なんで楽しみなのかというと、予告編があまりにもハッピーで優しい仕上がりになっていたから。

 


映画『町田くんの世界』本予告【HD】2019年6月7日(金)公開

 

予告編は、「この世界は悪意に満ちている。でもある日、一人の青年が現れた」という、池松壮亮さんのナレーションからはじまります。

その後の数カットを見ただけで、"全人類を家族だと思っている"という町田くんは、あまりにも真っ直ぐでエキセントリックな青年だということがわかる。

町田くんを冷たい目で見つめ、平坦にツッコミを入れる前田敦子さんもたまりませんね「なんだその質問」

そして岩田剛典さん、高畑充希さん、太賀さんという個性豊かなキャスト陣も、その「町田くん」と交流し、恐らく心を動かされる役として登場するみたいでワクワクしてきます。

 

途中から流れる平井堅さんの主題歌「いてもたっても」これも最高。

その後のセリフもいい。「好きな人ってなんですか!?」「いや俺が教えてほしいんだよ!」「やっぱり、すごい青年だ」「世界がクルーッて変わっちゃうから」「おれどうしよう!」うわー、ぜんぶ好きだ。

感情に突き動かされて走るシーン。主人公とヒロインの恋愛がメインテーマなのに、多くの人が町田くんの人柄に引き付けられて巻き込まれていくようなストーリー。

どれをとっても「好き」という想いが溢れて止まりません。絶対に面白い。絶対に好きな作品になると思います。

 

主演のお二人がオーディションで選ばれた新人俳優さんっていうところも、すごく良さそう。

監督は『舟を編む』の石井裕也さん。原作は安藤ゆきさんの同名漫画作品です。

 

【7日】海獣の子供

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今年は人気クリエイターの新作アニメ映画が豊作だと思っていたら、『鉄コン筋クリート』のスタジオと「映画ドラえもん」を手がけた監督による新作『海獣の子供』が公開されるということで、意外な方向から刺客が来たな、と。

 

原作は五十嵐大介さんの漫画作品で、少女が水族館で"ジュゴンに育てられた"少年と出会うストーリー。

あらすじや予告編を見る限り、かなり壮大でファンタジックな内容みたいですね。

 

声の出演は、芦田愛菜さんと『リメンバー・ミー』で主人公ミゲルを演じた石橋陽彩さん。

すでに偉大な実績のある二人なので、安心して物語に没入できそうです。楽しみ。

 

【7日】クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅


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タイトルとポスタービジュアルを確認して、即「ジャケ買い」することを決めた作品。いろんな種類のハッピーが詰まってそうだったので。

ちなみに原作小説のタイトルはもう少し具体的で、『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』と、クローゼットのメーカーまで教えてくれてます。

映画で主人公が閉じ込められるクローゼットもIKEA製なんでしょうか……。

 

主人公は、憧れだったパリへやって来た途端に、うっかりクローゼットごと国外へ搬出されてしまいます。どうしてもパリに戻りたくて右往左往するうちに、たくさんの人々と巡り合い対話して、彼は成長していく……予告を見てあらすじを把握し、改めて楽しみになりました。期待通り、やさしさの詰まった映画みたいですね。

 

『ダンガル』も『パッドマン』も『バジュランギおじさん』も、最近のインド映画は挑戦的で、既存の価値観にメスを入れるような作品が多いと感じていました。

毎作それはもう心を深く動かされるので、今回はどんなメッセージを受け取れるのか、期待してしまいます。

 

比べるべきでもないのだけれど、日本じゃそういう作品はなかなか作られない。作られたとしても、話題にはならない。

だからこそインドの作品にとても力をもらえます。

 

ところで、主人公役のダヌーシュさんについて存じ上げなかったので、どんな方なのか調べてみたところ、映画.comによると「インドのスーパースター、ラジニカーントの娘婿にあたる」……って、その紹介はなんなんだ。人によっては「ああ! ラジニカーントね!」ってなるのかな。

婿入りした先の義父の名前で紹介されるってのは、なかなか縁遠い価値観なんだけど、「家」が今よりもずっと価値のあるものだった日本でも、同じように誰かを紹介することってあったのかな。

 

【14日】メン・イン・ブラック インターナショナル

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子供の頃に1作目を何度も見て育ち、3作目は「はじめて1人で映画館へ見に行った作品」となったメンインブラックシリーズ。それだけ思い入れが深いので、続編が見れるという実感がまだありません。

 

ほんと~に正直に言うと、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズによる珍道中が大好きだったので、主役交代はさみしい。

3で二人の物語が真に完結したのはわかっているのですが、それでもまたドタバタした活躍が見たかったです。

でも、JとKに変わって主役をつとめるのは『マイティーソー バトルロイヤル』でお馴染み、テッサ・トンプソンクリス・ヘムズワースのコンビということで、これもまた楽しみ。

しかも、メインはテッサの方みたいですね! 予告編ではエマ・トンプソンと顔を合わせて「"メン"インブラック」という組織名称であることに、意味深な反応を見せています。「me too」の流れを組んだ作品でもあるのかもしれませんね。

 

予告編には、絵画のように描かれて伝説化したJとKや、これまでの作品に登場したワーム型宇宙人4人組の姿も。

大好きな世界観が地続きで途切れていないことに、感慨を覚えます。

 

あと、クリスヘムズワースの纏う雰囲気は、リブート版『ゴーストバスターズ』に近いような。

ソーシリーズを通して、ちょっとおバカっぽくてチャーミングな役を演じる才能を開花させた彼が、またもや抱腹絶倒の演技を見せてくれると思うと楽しみになりますね。

 

主人公二人のキャスティングは『マイティソー バトルロイヤル』を見た監督が、ソーとヴァルキリーのパロディ作品が見たいと思ってオファーしたという、そのままの理由らしいです。

最新CG技術によってパワーアップした対宇宙人用ガジェットの数々にも期待。

 

 

【14日】ウィーアーリトルゾンビーズ

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あれはどの映画を見に行ったときだったか。

いつも通りに劇場の椅子に座り、上映開始を待つ最中、前触れもなく始まったその予告編。ピコピコしたゲーム風の音楽が流れ、昔懐かしいRPGストーリーっぽい文字が出てくる。「これはあの4人の伝説の物語だ」

 


映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』予告編(2019年6月14日全国公開)

 

4人がそれぞれ自分の身の上を語り、「両親死んでる~!」そして始まる、彼らが歌うバンド曲。あ、ウソ、なにこれ、なにこの作品、ヤバい。歌声と、美しくてノスタルジックな映像が心に刺さりまくる。私、絶対にこの映画は見る。絶対。

 

というわけで、今月特に楽しみにしている邦画、2本目はこの『ウィーアーリトルゾンビーズ』です。

音楽と、ストーリーの掴みと、主演の二宮慶多さんの演技に心惹かれました。何かの続編でもなく、原作があるわけでもない映画を、インスピレーションでここまで楽しみにするのは久しぶりな気がしています。そのくらいビビッと来ました。

 

登場する四人の子供たちは、それぞれ「両親を失ったけど、泣けなかった」という共通点を持っています。自分が傷ついていることを、ほんとうには自覚できていない子供たちが、慰め合うように「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成。なんとそれが、社会現象を起こすほどの人気を得ていく。不思議で、夢があって、悲しいストーリーです。

 

監督・長久充さんの前作は、女子中学生がプールに大量の金魚を放った実際の事件を映画化した『そうして私たちはプールに金魚を、』という短編。

なんとなく今作とテーマ的に共通する部分が多そうです。死や、深淵に触れて、何か行動を起こした少年少女たちの物語。

できればこの機会に前作も見ておきたいと思います。

 

【14日】旅のおわり世界のはじまり

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待ってました〜! 黒澤清監督の最新作。黒澤作品と関わりの深い、前田敦子さんが主演ということでさらに期待が高まります。

 

今回はなんと、日本とウズベキスタンの合作映画で、前田さん演じるテレビレポーターが、 シルクロードを旅する様を、実際に現地で撮影したそうです。

番組クルーが目指すのは、湖にいるという幻の魚。諦めきれない夢を抱えた主人公は、遠い地で何を見て何を思うのか。この映画を見終えたら、「私も海外旅行に行きたい」という想いが強くなってしまいそうですね。

 

前田さんと一緒に旅する番組クルーは、染谷将太さん、柄本時生さん、加瀬亮さん……、なんだか「それっぽい」メンバーです。ウズベキスタン出身のアディズ・ラジャボフさんも出演しています。現地のガイドさん的な役かな。

 

私も現在25歳で、劇中で前田さんが直面する「私は何がしたいんだろう」という悩みには心当たりがあります。特に女性は、この時期の選択が今後の人生を大きく変化させるので、葛藤は大きいはず。

『旅のおわり世界のはじまり』を見て、私も世界をはじめるヒントをもらいたい、そして旅をはじめる準備もしたいと思います。だから、今見たい映画なのかも。

 

【14日】ハウス・ジャック・ビル卜

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ノーマークだったけど、ポスタービジュアルや予告編にやけに惹かれたので、鑑賞することにした『ハウス・ジャック・ビル卜』。

1970年代、建築家を志す主人公が、アートな視点から殺人を繰り返す日々を追った問題作らしいです。内容が過激すぎて、アメリカでは修正版のみが公開を許されたとか。それがなんと今回の日本公開は無修正版完全ノーカットですって。どうなっちゃうんだ。気になります。R18指定なので、18歳以下は見ちゃだめだよ。

 

主演は大物俳優、マット・ディロン。ただ、私は『ジーサンズ』くらいでしかお目にかかったことがないので、このキャスティングのすごさがわからず、ちょっと残念です。共演にブルーノ・ガンツユマ・サーマン。かなり豪華な布陣ですね。

 

監督は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー。今作だけでなくこれまでも、俳優に過酷な状況を強いて役作りさせたり、本物のセックスシーンにこだわったりと、その「リアル志向」ゆえに、過去何度も物議を醸し出す作品を撮っている監督です。

もしも上記の逸話が本当なら、映画を作る中でのパワハラ・セクハラにつながる考え方だと思うので、なかなか賛同しづらい部分ではあるのですが、まだラース・フォン・トリアー作品を1本も見たことがないので、まずは『ハウス・ジャック・ビルト』を見て見極めたいなあと思っています。

 

【21日】ザ・ファブル

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散り椿』を見て、岡田准一さんのアクションスキルに感動し「岡田准一主演で"舐めてた相手が殺人マシーン"映画を撮ってくれ」とか言ってたら、すでに撮られてた、という作品。

願望を叶えてもらえたようで嬉しいので、絶対見に行くつもりです。

 

原作マンガは現在もヤンマガで連載中。17巻まで出てるみたい。

岡田さんが演じるのは、超人的な戦闘能力を持つ、伝説の殺し屋"ファブル"。しかしすでに引退し、世間に殺し屋だとバレないように普通の人として生活を送っています。

引退生活において、もしも人を殺してしまえば、自分自身がかつてのボスに殺されてしまうという制約のもと、トラブルに巻き込まれないように生活する主人公。しかし、山本美月さん演じるミサキがきっかけで、裏社会に再び足を突っ込むことになる……。

 

何はともあれ一番楽しみなのは岡田さんのアクションシーン。毎度度肝を抜かれる迫力の身体能力を見せつけてくれるので、今回も例外ではないはず。私個人的には、第二の真田広之として海外で活躍できるレベルだと思ってます。

あとは、佐藤二朗さんや安田顕さん、六角精児さんら、近年の邦画コメディ常連俳優たちが顔を揃えているので、ギャグシーンも楽しみです。岡田さんがギャグシーン多めの映画に出るのって『木更津キャッツアイ』以来では? 芸人では藤森慎吾さんや宮川大輔さんも出てるし。福士蒼汰さん、柳楽優弥さん、向井理さんらがそれぞれどんな裏社会の人間を演じるのかも注目ですね。

 

しかし「殺し屋」というと、来月公開の『ダイナー』とちょっと設定かぶっちゃってる感じもあります。二本とも俳優さんたちのぶっとんだ演じっぷりを堪能したいと思います。

 

【21日】X-MEN ダークフェニックス

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2019年4月27日、10年続いたマーベルシネマティックユニバースが一区切りを迎えましたが、シリーズ7作目となる『X-MEN ダーク・フェニックス』のポスタービジュアルにも「X-MEN終焉」の文字。X-MENチームも「最強の敵」と対峙するようです。

 

その敵とは、かつて『X-MEN ファイナルディシジョン』でウルヴァリンが闘った、ジーン・グレイ。彼女は本来チームの一員であり、優等生として信頼の厚かったキャラクターです。とある事故をきっかけに別の人格を目覚めさせてしまったジーンは、手ごわすぎる敵となって、X-MENの前にプロフェッサーXたちの前に立ちはだかるのです……!

 

正直な話、『ファイナルディシジョン』は傑作とは言い難く、せっかくの最強キャラ覚醒を活かしきれてなかったかなと思うので、今作で描きなおしてもらえるのは楽しみ。前作『アポカリプス』もそこまで評価が高くなかったので、今作で挽回してほしいと思います。

監督はこれまでX-MENシリーズや『デッドプール』シリーズに、製作として関わり続けてきたサイモン・キンバーグさん。『ダークフェニックス』が初監督作となります。

出演キャストはおなじみの顔ぶれですが、今回改めてサイクロップス役の彼が『レディー・プレイヤー1』のタイ・シェリダンだと知りました。そうだったのか……!

新しいキャストは、「謎の女」役でジェシカ・チャスティンが出演しています。

 

MCU、DCEUともにアメコミ映画の風が吹き荒れている昨今なので、X-MENシリーズもその流れに乗ってくれたらうれしいです。そういえば、MCUへのX-MEN参戦は「ほぼ確」みたいですが、今作で目配せがあるかも? いやいや、まさかね……。

 

【21日】きみと、波にのれたら

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『夜明け告げるルーの唄』『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督、最新作です。「ルー」に引き続き、またもや海に関連する作品になりそうですね。

消防士の港と、引っ越してきたばかりのひな子は、とある火事がきっかけで恋に落ちます。しかし、溺れた人を助けに海へ入って、帰らぬ人となってしまった港。ふさぎ込むひな子ですが、港との思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れることに気づきます……。

 

「海」「歌」「もう会えないはずの人にまた会える」これらは、『夜明け告げるルーの唄』と共通するキーワードです。ということはつまり、湯浅監督がとても強く伝えたいテーマが込められているということだと思います。

思い返せば『夜明け告げるルーの唄』は、東日本大震災を強く連想させる作品でした。クライマックスで海面が上昇してきて、街が海に沈んでしまうところなどは、特にそうでした。

しかし、タイトルにもなっている人魚の「ルー」が、溺れてしまいそうな人々を助けて回り、最終的にみんな助かります。鑑賞当時、湯浅監督が「こうだったら良かったのに」という、切なくて優しい想いを込めた作品なんだと、強く思ったのを覚えています。

もしかしたら、今回の『きみと、波にのれたら』も『ルー』と同じ想いが込められているかもしれませんね。

 

主人公・港を演じるのはGENERATIONSの片寄涼太さん。今をときめく若手俳優である、松本穂香さんや伊藤健太郎さんも出演します。そして、ひな子役は川栄李奈さんが演じます。川栄李奈さんの声演技は『KUBO』や『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』で、すでに拝聴していますが、めちゃめちゃうまいと思うので楽しみです。

 

【21日】パピヨン

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1973年に制作された『パピヨン』の最新リメイク版。かつて主演をつとめたスティーブ・マックイーンダスティン・ホフマンの役どころを、『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムと『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演俳優賞を獲ったラミ・マレックが演じます。

ちなみに私が見ることを決めた理由は、ラミ・マレックのビジュアルを見て「ヤバイ」と思ったからです。彼が演じるのは、主人公パピヨンと共に脱獄を企てるパートナー役。ちょっと神経質な印象の丸メガネをかけているのがヤバイんですよ。↓とりあえず動画を見てくれ。

 


ラミ・マレックが魅せる新しいルイ・ドガ像とは?/映画『パピヨン』本編映像

 

この二人にブロマンス的な絆が芽生えていく展開もありそうです。余計に見逃せないなあ。

 

【28日】スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

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まだ『エンドゲーム』のショックから開放されていないというのに、まさかのスパイダーマン続編がもう来ちゃいました。あえて考えないようにしている、『エンドゲーム』で目の当たりにした悲しい顛末を、若きピーター・パーカーの視点でまた思い出させられるかと思うと、結構つらい。

(しかしネタバレ版の予告を地上波TVなどで流しちゃうのはどうなの、いいの?)

 

ピーターの心の傷も深いようで、彼はこれからのヒーロー活動に迷いを抱えているようです。そこへ現れるやっかいな男、ニック・フューリー。目のキズはとある男(猫)に裏切られたときについたものですね笑

今回気になる初登場キャラクターは、ジェイク・ギレンホール演じる「ミステリオ」。彼はピーターの味方なのか? 敵なのか? 

 

スパイダーマン ファーフロムホーム』は、今後のMCUの展開に直接的に影響するような大事な作品になると思います。なんてったって「フェーズ4」に移行して初の作品ですから。

『エイジオブウルトロン』直後に上映された『アントマン』のスコットや量子世界が、『エンドゲーム』で重要な役割を果たしたように、スパイダーマンが何かを握ることになるかも。

あるいは、シリーズが一旦一区切りついて、改めて1本目となるのが今作だと考えれば、MCUの記念すべき1作目『アイアンマン』の「私がアイアンマンだ」ならぬ「僕がスパイダーマンだ」もありえるかもしれません。

そもそも原作のアイアンマンは素顔を明かしていなかったのに、ロバート・ダウニー・Jr.のアドリブで、「アイアンマンはトニー・スタークだ」ということが全世界の知られることになってしまった。だったら、前代未聞の「スパイダーマンはピーター・パーカーだ」 とバラすような展開だってあるかも。

いや、ピーターは未成年だからそんなことはあってはならないか……。とにかく、ピーターが尊敬するアイアンマンが歩んできた軌跡をなぞるような展開があるんじゃないかと考えています。

 

あと、7月5日にジェイク・ギレンホール出演作が2本公開になるので(『ゴールデンリバー』と『ワイルドライフ』)それから見に行けば、ジェイクギレンホール3本はしごもできそうです。眼力にやられちゃいそう。

 

【28日】新聞記者

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松坂桃李さんの出演作選びはやっぱりすごいな。(ホアキン・フェニックスくらい信用できる)

松坂さんが演じる役は、内閣情報調査室の官僚で、政権に不利なニュースをコントロールする、という仕事内容に葛藤している人物です。自分がやっていることは、ほんとうに正しいことなのか。予告編では、松坂さんが権力の持つ暴力性に気づいたようなシーンも見られます。

 

私が思うに、日本は社会的なテーマを持った映画、特に政権を批判するような内容の映画が作られにくい国です。今年『バイス』や『記者たち』を見て、自国ではこんな映画は作られないだろうと強く思ったので、『新聞記者』の予告編を見てびっくりしました。

(今年2月公開の『七つの会議』は健闘してた)

果たしてどこまで日本が抱える問題に切り込んで、新しい視点をもたらしてくれるのかすごく楽しみです。

 

この作品にはもう1人主人公がいて、そちらは医大新設にまつわる極秘情報について調査するジャーナリスト女性。韓国の人気女優シム・ウンギョンさんが演じます。

彼女は『新感染 ファイナルエクスプレス』や『怪しい彼女』に出ていた方で、最近Netflixで見た映画『サイコキネシス 念力』にも出演していて、すごくステキだと思ったので、嬉しいです。ちょっと少年ぽさがあって、強い意思を感じる顔つきが好き。

シム・ウンギョンさんが演じるのは日本人の父と韓国人の母を持ち、日本で働く女性。ということは、日本語で演技をされるのでしょうね。

普段の日本映画では、透明化されて見えなくなっている、いろいろな要素を取り上げている映画に思えて、その時点で好感を抱いています。この映画が何かのきっかけになってほしい、ついそんな風に期待してしまいます。

 

最近よく劇場で見かける北村有起哉さんが出演しているのも楽しみ。あとは岡山天音さんも出てるんだなあ、いいなあ。

 

その他、『誰もがそれを知っている』『ハーツ・ビート・ラウド』『月極オトコトモダチ』『泣くな赤鬼』『パージ:エクスペリメント』『さよなら、退屈なレオニー』『家族にサルーテ!』『ジョナサン 2つの顔の男』『凪待ち』『劇場版パタリロ!』などなども気になるのですが、今月、多すぎ。上記14本は絶対に見逃せず、加えてこの中から数本は見ると思います。

あっ、あと、先日フラッと見に行った『神と共に 第一章』がマジで死ぬほど良かったので、28日公開の『神と共に 第二章』も見逃せなくなってしまったんだった。

皆が「おもしろい」と口を揃えてお祭り状態になってる映画はやっぱ見に行くべきだなと思いました。上映館多くないんだけど、見に行ける方はぜひ。二章めっちゃ楽しみです。

 

 5月鑑賞報告&ランキングベスト5

 5月の劇場観賞作品は16本

それでは、5月映画館で観賞した作品の報告をします。

  • 映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~
  • リアム16歳、はじめての学校
  • 愛がなんだ
  • キングダム
  • 名探偵ピカチュウ
  • RGB 最強の85歳
  • ラ・ヨローナ~泣く女~
  • ドント・ウォーリー
  • ザ・フォーリナー
  • あの日々の話
  • 僕たちは希望という名の列車に乗った
  • アメリカン・アニマルズ
  • オーヴァーロード
  • プロメア
  • 居眠り磐音
  • パリ、嘘つきな恋

 

人間関係の機微を描いたエモーショナルな映画、特に恋愛系の作品を多く鑑賞したように思います。

 

5月劇場観賞作品ベスト5

  1. あの日々の話
  2. オーヴァーロード
  3. プロメア
  4. 名探偵ピカチュウ
  5. 映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~

 

1位:あの日々の話

低予算ゆえに限られた舞台しか使えず、登場人物のセリフ回しや演技力で、面白みを最大限に引き出していくような映画がとても好きです。むしろ究極的に、私が映画に求めている要素はそれだとすら思う。

この映画が、その"限られた舞台"に選んだのはまさかのカラオケボックス。登場人物たちの関係性は大学のサークルメンバー、しかも二次会中。

ほどよいダラダラ感と、キャラクターそれぞれの持ち味がたっぷり楽しめて、脚本と俳優両方すごいんだろうなあと思いました。

ほぼ全ての俳優さんとはじめましてだったのも良かった。ほんとにどっかの大学のサークル飲みをモニタリングしてるみたいで。

この映画を見たことによって実際には存在しない「あの日々」が私にもあるように感じられた。

 

2位:オーヴァーロード

古き良きクリーチャー映画なのに、価値観が新しいという点で、私の心を奪っていきました。

主人公のボイスというキャラクターが、他者への慈しみに溢れ、正義感を有効に使える人物だったからこそ、全体のストーリーも優しく感じられたのだと思います。

かといってドロドロぐちゃぐちゃシーンを控えめに描くこともなく、思う存分にドロドロさせてくれたので最高です。

どうしても「気の良いキャラがサクサク死んでしまうことが受け止めきれなかった」昨年の『ザ・プレデター』を思い出し、それがシェーンブラック色だと納得しながらも、『オーヴァーロード』の方が好きだなあと思ってしまいました。

少しでも感情を交わしあった相手が死んだら、登場人物には悲しみや後悔が残ってほしい。欲を言えば彼らの存在を引きずりながら前に進んでほしい。

ボイスはそれを実践してくれたので、好きな主人公です。

 

3位:プロメア

キルラキル』が人生のベストアニメに入る私にとって、外れの作品なわけがありませんでした。変わらぬトリガーらしさで、映画館のスクリーンに風穴を開け、怒濤の勢いで観客席の私の胸にクリーンヒットしました。

この作品の素晴らしさを忘れられないものにしているのは、メインキャラクターたちを演じるキャスト陣の演技。松山ケンイチさん、早乙女太一さん、とりわけ堺雅人さんの演技が、声優業に慣れていないからこその必死感全力感に溢れていて、映画を見ながら「これはすっげぇぞ……」と悟空みたいにワクワクしてしまいました。

とりあえず、いいから見ろ、って感じだった。私ももう一回見たいです。

 

4位:名探偵ピカチュウ

1回目、字幕で鑑賞したときはそこまでピンと来なかったんだけど、2回目に吹き替えで鑑賞したらピカチュウへの愛と思い入れが溢れて止まらなくなった。

今月、アニメ部門での声演技賞が堺雅人さんなら、洋画部門は完全に西島秀俊さんだった。西島さんの印象が変わるレベルで良かった。ご本人もすごく嬉しそうだったので、今後もさまざまな人外キャラの声をやってほしい。

(今回西島ピカチュウにグッときた人は、松坂桃李さんのパディントンとかも見てほしい。私は千葉雄大さんのピーターラビットも見なければ)

子供の頃からポケモンのゲームをやり続け、ペットをかけがえのない家族と捉えて大事にしてきた私にとって、ポケモンの世界は一種の理想郷だった。あの世界に行きたいよ。

主人公ティムも、日本人が感情移入しやすい「ちょっと頼りないけど優しい」キャラですごくよかったです。

 

5位:クレしん映画

たぶん今月一番泣いた映画。序盤からラストまで涙が止まらず、上映後は周りで楽しそうにしている親子連れに顔を見られないように退場した……のも良い思い出になった。

何がよかったかって、まず「専業主婦」のみさえが大事な人のために体を張って冒険し、そしてそれが実を結ぶような映画なんて、今の日本ではクレしん以外に作れないと思ったから。

しかも、映画オリジナルの女性キャラを、しんのすけとではなく、みさえとの友情を育ませ、女性同士の連帯まで描いたことに大感動。

ひろしとみさえの夫婦関係を、これまでの作品に比べて「恋愛関係の延長線に位置するもの」として捉えているのもすごい。

今回あまり話題にならなかったけど、私の見たことあるクレしん映画の中では、『オトナ帝国』に並ぶレベルの大傑作だと思いました。

 

 

というわけで、先月はGW10連休もあったので、ちょっと見すぎた感がありますが、今月は連休なんかないのに大量に見ていきたいと思います。

邦画がすごい多いんだ、今月。結構「邦画見たい欲」が高まっているので、嬉しい悲鳴です。

 

 

4月公開予定の映画で楽しみにしているもの14選+3月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

 

正真正銘、今月で平成が終わりますね。

切り替わりのタイミングや、年号変更への政府の対応など疑問は残りますが、それでも新しい時代の始まりに気持ちが高まってしまいます。

 

また、今月は平成の終わりであるとともに、長く続いたMCU(マーベルシネマティックユニバース)が区切りを迎える月でもあります。

私たちをとんでもない気分にさせたあの「インフィニティウォー」から一年。

果たして、全てのストーンを手にして隠居中のラスボス・サノスに、アベンジャーズはどう立ち向かうのでしょうか。

 

月後半にそんな一大イベントが待ち構え、しかも公開直後から天皇退位に伴う10連休がスタートするということで、今から平常心ではいられなそうです。ワクワク。

では、今月の見たい映画を14本紹介していきます。

 

 

4月公開予定の見たい映画14選

【5日】バイス

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ま、まさかこれがクリスチャン・ベール……!?

これまで、役作りのために幾度となく肉体改造を行ってきたことで有名なクリスチャン・ベールですが、今回は特に面影が消滅するほどの大変身ですね。

20kgの増量に加え、髪を剃り眉毛を脱色して、ディック・チェイニーというかつての副大統領を演じます。

 

ディック・チェイニーは、"ブッシュ政権で最も権力を手にした副大統領"と言われていて、イラク戦争を進言したのもこの人なんだとか。

ウィキペディアで来歴を読むと、なんとも野心の強そうな政治家だとわかります。

第一次安倍内閣の頃に来日して、安倍さんと会談したりもしてるみたい。

 

ちなみにご本人のお写真はこちら。


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お、おお?

クリスチャンベールよりむしろイケオジな気が……。

 

そして今作は主演だけでなく、他の出演者たちも役作りに気合いが入っています。

フォックスキャッチャー」「バトルオブザセクシーズ」のティーブ・カレル、「魔法にかけられて」「メッセージ」のエイミー・アダムス、「スリービルボード」「月に囚われた男」のサム・ロックウェル……全員別人みたいですね。

今調べて知ったんですが、サムロックウェルはブッシュ大統領を演じるんですねw

 

製作陣には、ド派手な金融エンターテイメントを見せてくれた2015年「マネーショート」のメンバーが再集結。

ということで、監督&脚本にはアダム・マッケイ。

クリスチャン・ベールとスティーブ・カレルも続投。

それから引き続きブラピが製作陣に名を連ねてます。

 

前作に作風が近くなるとしたら、ディックチェイニーや関連人物のウィキペディアを読んでから見に行った方がいいかもしれませんね。

「マネーショート」のときも、アダムマッケイ脚本のテンポが良すぎるために、「理解が難しいから"空売り"について勉強してから見に行った方がいいよ!」って情報が回ってたので。

 

「マネーショート」はスティーブカレルさんによるラストの演技が印象的で好きですし、今作はアカデミー賞ノミネート作品でもあるので、かなり期待して見に行きたいと思います。

 

【5日】孤独なふりした世界で

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今年「未体験ゾーンの映画たち」で上映される作品の中で、ダントツ気になったのがこの「孤独なふりした世界で」です。

見たい理由は完全なる"ジャケ買い"です。

まず、「ネオンデーモン」「メアリーの総て」のエル・ファニングと、「スリービルボード」「アベンジャーズ インフィニティウォー」のピーター・ディンクレイジのツーショットからして惹かれます。

さらにタイトル、コピー、全体の幻想的な色合いなどすべてが魅力的。

詳細を知らずに映画館へ飛び込んでも、損しないだろうなと期待できるポスタービジュアルですね。

 

ストーリーを見てみると、

多くの人類が滅亡した終末の世界を舞台に、孤独を愛する男と孤独を嫌う女が出会ったことから生まれる物語を描いたSFファンタジードラマ。

おお、期待通り面白そう。

 

ディストピアものは、文明が荒廃し現代のインフラがすべて使えなくなった状態で、登場人物たちがどう生命維持していくのか、ひいては生きることの意義をどう見いだしていくのかが、鑑賞ポイントだと思います。

あらすじを読むに、多くの人類が滅亡してからしばらく時が過ぎた後の話みたいなので、登場する二人が、どんな自分なりの"日常生活"を確立しているかを見るのが最初の楽しみです。

 

そして、物語が進んでいくにつれこの二人がどんな関係性を築き、それがどう決着するのか。

見る前からほんのりバッドエンドの香りがするというか、そもそも最初からバッドエンドの以外になりようもない設定なので、切なさに身を焦がす覚悟をしていきたいと思います……!

 

【12日】名探偵コナン 紺青の拳

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コナンの映画は年々盛り上がりを増していて、特に前作「ゼロの執行人」は興行収入92億円を突破し、2019年の日本公開映画全体では「コードブルー」に続き、第2位にランクインしました。

「ゼロの執行人」に登場する"安室透"という人気キャラクターの名前がそこかしこで取り上げられ、社会現象にまでなったというのも記憶に新しいと思います。

"安室"って苗字の印鑑が流行ったり、多くの女性ファンが"安室の女"と名乗ったり、それはもう楽しそうで、私も映画を見ることでお祭り騒ぎの一員になれて嬉しかったです。

 

コナンの映画は毎回、既存キャラのうち一人(とそのキャラに関連するキャラ)が、特別にフィーチャーされて活躍するパターンが多いです。

たとえば2017年のから紅の恋歌は、主人公・工藤新一のライバルである関西の高校生探偵・服部平次と、その恋のお相手・遠山和葉がメインの物語でした。

2016年「純黒の悪夢」は、2018年と同じく人気キャラクターの安室さんをはじめとした、"黒の組織"メインの物語だったんですよね。

一年置いてすぐにもう一度取り上げられたところから、安室さんの経済効果の高さが伺えます

 

そして23作目となる今回は、昔から根強い人気のあるお馴染み怪盗キッドと、一般の知名度は低いがファンの人気は高い「京極真」というキャラがキーパーソンになるそうです。

キッドをメインにした映画やテレビスペシャルはこれまでにもありましたが、京極さんが劇場版に登場するのは初めてのこと。

蘭の友人・園子の恋のお相手でもある京極さんは、作中ナンバーワンの理想的な男性として評価の高いキャラクターです。

彼は無敗の"最強空手家"で、園子を大切にし常に守り抜く姿は「彼女を放って危険に飛び込んでしまう男性」が多いコナン世界の中では光輝いているわけです。

まあ、強敵を求めて海外で武者修行中なので、やっぱり園子のそばにはいてくれないんですけど。

いやほんと、結婚するなら京極さんがいいと思う人は相当多いと思います。

私は毛利のおっちゃんでもいいですが 笑

 

今回の映画は、キッドと京極さんが戦うシーンも予告編で公開されていて、ファンにとっては相当テンションの上がる展開なのではないでしょうか。

しかし、強さのベクトルが全く違う二人なので、戦闘が成立するのか謎ですよね。

腕力で考えると京極さんの圧勝だろうし、超人的なギミックとか機転はキッドが上手だろうし、何にしろどんな迫力シーンが見れるのか楽しみ。

 

またもや巷に"京極の女"が溢れることになるのであろうか……そしたら私も一員になりそう。

 

【12日】魂のゆくえ

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脚本家として「タクシードライバー」などの名作に関わり、自らが監督した作品も数多く発表しているポール・シュレイダー

彼が"自分の集大成"とまで明言している「魂のゆくえ」がついに日本公開されます。

 

主演がイーサン・ホークって情報だけで、もはや名作なのは間違いない気がしてきます。

「6歳の僕が大人になるまで」「プリデスティネーション」「ガタカ」など、数々の傑作に出演してきた名優ですし、最近は是枝監督と仕事してるみたいですし……イーサンの信頼ポイントは枚挙に暇がないです。

 

今作の脚本は第91回アカデミー賞にもノミネートされており、かなり見逃せないレベル高めな作品であります。

しかも、配給元はあの「A24」です。

うわ~~「ムーンライト」とか「ヘレディタリー」とか「ア・ゴースト・ストーリー」とか、ガツンと心に響く作品をバンバン世に出してる会社ですよ。期待せざるを得ない。

 

さて、そんな話題作のあらすじを追ってみると、「信仰に疑いを抱き始める」牧師の物語のようです。

これは、2017年にマーティン・スコセッシ監督で映画化された遠藤周作「沈黙」を思い出すテーマですよね。

「沈黙」主人公のロドリゴは自分や信徒に対して理不尽に与えられる苦難を通じて神を疑い、一度はその存在を否定しかけますが、最終的には新たな信仰の境地に達します

それでは、様々な理不尽を目にした「魂のゆくえ」主人公の牧師・トラーは、一体最後に何を選択するのでしょうか。

 

ポールシュレイダーの思いが込められた作品、早く劇場に見に行きたいです。

 

【12日】ハロウィン

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1978年の「ハロウィン」公開から40年。

作中でも同じく40年の月日を経て、ブギーマンが帰ってきました。

 

ホラーファンの風上にも置けぬ事実なのですが、実は「ハロウィン」全シリーズ未見……!

ブギーマンは殺した人の顔の皮を被っているという設定しか知りません。

そもそもこれまでに何シリーズ作られているのか疑問に思って調べたところ、今作で9本目

一番新しいものは2002年公開の「ハロウィンレザレクション」なので、実に17年ぶりの新作ということになりますね。

 

先ほど"作中でも40年の月日を経て"と書きましたが、今作の主人公は1作目の「ハロウィン」で描かれた40年前の凄惨な事件で生き残った、ローリーという女性です。

これから「ハロウィン」予習の予定でしたが、ローリーが生き残るということはわかっちゃいましたね 笑

まあ、ヒロインポジの女性キャラクターなので、ある程度予測できる展開なんですけどね。

 

ローリーを演じるのが、一作目と同じ女優さんなのがすごい!

もちろん実際にも作中でも40歳年をとっているので、今作の主人公は60歳の女性なのです!!

 

ホラーをはじめ、アクションのある映画で高齢の女性が主人公を務めるのは非常に珍しいこと。

しかもこの「ハロウィン」は、全米で大ヒットを記録していて、"おばさんが主人公の映画なんて見たくないよ"というような、凝り固まった偏見を気持ちよく覆してくれます。

 

インシディアス」のイリースも大好きだし、「ウィンチェスターハウス」のヘレン・ミレンもカッコよかったし、もっとどんどん"カッコイイおばさん映画"が増えてほしい。

世の中には、カッコイイおじさんの映画ばかりでズルいです。

我々女性も、将来なりたいと思えるロールモデルを、映画やドラマの中に見つけたい。

そういう意味でも、「ハロウィン」楽しみです!

 

シリーズ全部予習してから行きたいけど、は、8本か……!

道のりは長い。見なくていい回とかあったら教えてください……。

 

 

【12日】ビューティフル・ボーイ

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君の名前で僕を呼んで」において、私たちの心に消えない切なさを刻み込んだティモシー・シャラメが、ドラッグ依存症の少年を演じた「ビューティフル・ボーイ」が公開されます。

この作品でティモシー・シャラメは、ゴールデングローブ賞アカデミー賞の助演男優部門にノミネートされ、世界から高い評価を得ています。

 

ティモシー・シャラメが「助演」で、ドラッグ依存に苦しむ少年を支えるお父さん役の、スティーブ・カレルが主演。

ティーブ・カレルさんは、かつてスラップスティックコメディ系の映画やドラマのイメージがありましたが、最近は社会派やヒューマンドラマ系の傑作によく出てますよね。

 

昨年だとバトル・オブ・ザ・セクシーズ」「30年後の同窓会どちらもすごく良かったし、「マネーショート」も魅力的な役でした。

やはり転機となったのはアカデミー主演男優賞にノミネートされた「フォックスキャッチャーでしょうか。

明るくてまぬけな男を演じるだけの俳優ではないと、世間が気づいた瞬間だったのだと思います。

今月は「バイス」もあるし、スティーブカレルファンの私にとって嬉しい4月になりそうです。

 

さて、「ビューティフル・ボーイ」は原作のある映画なのですが、ドラッグ依存症の息子とその父の視点でそれぞれ書かれた、二冊の本が元になっています。

どんどん衰弱していく息子を必死に支える父の姿を予告編で見て、これは涙を禁じえない作品だろうなと予測してます。

 

ちなみにこの映画の製作陣にもブラッド・ピットの名前が。

ブラピのプロダクションはバリー・ジェンキンス監督の「ムーンライト」や「ビールストリートの恋人たち」、前述の通りアダム・マッケイの「マネーショート」「バイス」も製作しているので、信頼のおけるスタジオと言ってさしつかえないでしょう……!

期待して見に行きます。

 

 

【12日】マローボーン家の掟

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これは完全にノーマークだったんですけど、「大脱出2」見に行ったときに予告編が流れて、絶対見に行かなきゃいけないやつだ、と確信しまして。

 

まず、ホラー映画としての世界観に期待できそうです。

タイトルにも「掟」とありますが、ポスターのキャッチコピーでも「1、この屋敷を離れてはならない……」と"やってはいけないこと"が3つまで紹介されています。

M・ナイト・シャマラン監督の「ヴィジット」ポスターとちょっと似てますね。


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ホラー宣伝あるあるなんでしょうな。

「マローボーン家の掟」のあらすじを確認すると、「掟」は全部で5つまであるみたいです。残りの2つがストーリーにどう関わってくるのか気になりますね。

 

そもそも主人公たちの身は、一体何に脅かされるのでしょうか?

悪霊? 呪い? モンスター? 殺人鬼? 

順当に考えると悪霊とか呪いでしょうけど、なかなか複雑な家庭環境に育った子供達でもあるみたいなので、"本当に怖いのは人間"系のホラーかもしれません。

全然想像がつかないからこそ、かなり楽しみですね。

 

それに、よくよく見るとネームバリューもかなり豪華な作品なんですよね。

「はじまりへの旅」で、少年から大人になる長男を演じたジョージ・マッケイ

「スプリット」「ウィッチ」でスリラー作品常連となりつつあるアニヤ=テイラー・ジョイ

Netflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス」の人気キャラクターを演じているチャーリー・ヒートン

そして「サスペリア」でヤバイくらい酷い目に遭っていたミア・ゴス。(シャイア・ラブーフの奥さんだったのか!)

見る人が見れば豪華すぎてびっくりするキャスティングだと思います。

 

しかも製作総指揮を務めるのは、J・A・バヨナ

過去作に、少年が母の死と向き合っていくシビアな展開を寓話的に描いた怪物はささやくや、"絶滅した動物は生き返らせるべきではない"と、シリーズのテーマを決定的に覆すような結論を描いたジュラシック・ワールド 炎の王国」などがあります。

まだ本数は少ないながら、見た人の心に爪痕を残すような、感情に訴えかける作品を撮っている方なので、きっと今回もただのホラーに終わらなさそうですね。楽しみ。

 

 

【19日】キングダム

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アベンジャーズエンドゲームとは別ベクトルで、今月トップクラスに期待度が高いのが「キングダム」です。

近年、漫画を実写映画化した作品は全体的にどんどんクオリティが上がってきていて、ハズレを探す方が難しくなっているほど。

正直な話、「漫画実写化と聞いたらすぐブーイング」みたいな反応は、時代についてこれていないと思ってしまいます。

私なんて、漫画原作の作品は欠かさずに鑑賞予定リストに入れて、楽しみにしています。

原作が人気作品であればあるほど、どんな出来映えになるのかワクワクするんですよ。

 

今回の原作は、紀元前245年の中国を舞台にした原泰久さんの漫画「キングダム」です。

非常にたくさんの方に愛されているベストセラー作品で、2006年に始まってから現在まで連載が続いています。

 

舞台が2250年前の中国、っていうだけで、実写映像にするのはめちゃくちゃ大変そうに思えます。

ハリウッドに比べて予算が寂しい日本映画ですから、迫力があってリアルな映像を撮るのは難しいかも……?と疑っちゃう気持ちもわかる。

それでなくとも、原作の熱いファンはやっぱり実写化には不安を覚えますよね。

好きなキャラが、好きなシーンが、台無しにされちゃったら悲しいですから。

 

でも、心配しなくても大丈夫です。

なんたって監督はあのアイアムアヒーロー」「いぬやしき」「BLEACH」の佐藤信介さんですから!

上に挙げた三作とも、原作の大事なテーマや外せない雰囲気を残しながら、エンターテイメントとして高いレベルに到達している傑作ばかり。

私としては、佐藤監督の名前を聞いた時点で、作品への期待が確信に変わるほど信頼してる人物です。

 

主演・山崎賢人さんというのも良いですね。

実写化作品常連のイメージがついてしまったせいで、巷では悪口もよく見かけましたが、まっすぐで素朴で心優しい青年を演じさせたら、今山崎さんの右に出るものはいないと思います。

まさにザ・主人公なパーソナリティーを、全身に湛えている俳優さんなんですよね。

特に昨年の「羊と鋼の森」で頭1つ抜けた印象を感じたので、それに続く主演作として楽しみな気持ちがとても強いです。

 

そして、山崎賢人さん演じる主人公・信の義兄弟役は吉沢亮さん。

もう見る前から美形でクールなキャラであろうことはわかりきってますね。

去年の「銀魂2」「BLEACH」を見て、この人は本当は二次元に生まれるべき人だったのでは? あるいは二次元を実写にするために生まれてきた人なのでは? と思うほど衝撃を受けたのをよく覚えてます。

 

本郷奏多長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかお、他にも多くの豪華キャストが集結することや、佐藤監督の迫力アクションシーン、邦画にしては相当お金のかかった画面作りのことなどを思うと、今からもう胸がドキドキしてきます。

「実写化=悪」という風潮に対する反証となる作品が、また1つ世に出てほしいと願ってます。

 

 

【19日】ある少年の告白

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同性愛やトランスジェンダーは当然、"治る"ものではありません。

そもそも治さなければいけないと思ってしまうこと自体、性指向や性自認について何も理解していない無知な状態が引き起こした差別意識です。

特に両親が子供の性指向・性自認を治そうと働きかけることは、当事者に強い心理的ストレスを与えることになってしまうでしょう。

最悪の場合、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまいかねません。

 

「ある少年の告白」は、最近でも実際に行われていた「同性愛・トランジェンダー矯正セラピー」について描いた作品です。

主人公のジャレッドは大学生。自分が同性愛者であることに気づき、牧師である父に打ち明けますが、その告白は受け入れてもらえず、彼は同性愛を"治す"転向療法に参加させられてしまいます。

そこで行われていることは人権を無視した到底酷いもので、憤りを感じたジャレッドが自ら行動を起こす物語のようです。

 

2016年、信じられないことにアメリカ共和党が打ち出した政策綱領の中で、映画で描かれたような矯正セラピーが推奨されていました。

明らかにトランプ政権の方針は「LGBTQ」迫害の方へと進んでいます。

この映画で描かれる惨劇は、"もう終わった出来事"などでは決してなく、"現在進行形で防がなければいけない問題"なのです。

 

そんな切実なテーマに取り組むのは、ザ・ギフト」に引き続き監督2作目のジョエル・エドガートン。もちろん出演も兼任します。

前作でも、主人公を苦しめるストーカー役で鑑賞者のトラウマに残ったと思いますが、今作はよりによって「矯正セラピー」のスタッフとして主人公を苦しめる役です。

自分が監督した映画なのに、観客に自分を憎ませたいのかと勘ぐってしまいます。

 

出演者はそのほか、主人公役に「スリー・ビルボード」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でモラトリアム的な演技を見せつけたルーカス・ヘッジズ

主人公の両親役にニコール・キッドマンラッセル・クロウ。「Mommy」「たかが世界の終わり」監督のグザヴィエ・ドランも出演しています。

 

アメリカにおいて、同性愛者やトランスジェンダーが迫害されるとき、要因の一つとして、宗教的価値観が存在すると思います。

では、無宗教の日本では「矯正セラピー」は起こり得ないのか?

いや、むしろ人と違う個性を持った他者を許さず、統一化を図るような日本でも起こり得ることです。

「セラピー」の実行までいかなくとも、"治すべき病"のように扱ってしまう人は、日本人にもまだ多くいるかもしれません。

 

差別や価値観の押し付けが、どう人の心を傷つけ腐らせ、人生を取り返しのつかない場所まで持っていってしまうのか、真剣に考えることは私達全員の義務です。

私は真剣に考えたい。そう思って見に行きます。

 

 

【19日】愛がなんだ

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先日友人と話していた議題は、"最近の日本映画、大抵成田凌が出演している件"について。

まあ、言うまでもなく私達が成田凌さんの出る映画ばかり見ているってだけなんですけど、それにしても多くの作品に出演されてます。

同日公開のスマホを落としただけなのに」「ビブリア古書堂の事件手帖」をはしごして見たときは、夢にまで成田凌さんが出てきそうでした。

そんな"成田凌大好きクラブ"の私と友達で「愛がなんだ」見に行く予定です。

 

原作は角田光代さん、監督は「パンとバスと二度目のハツコイ」「知らない、ふたり」の今泉力哉さんです。

共演者に「ここは退屈迎えに来て」「予兆 散歩する侵略者」の岸井ゆきのさん。

ここは退屈迎えに来て」でも成田さんと岸井さんは共演していたので、ポスタービジュアルを見てもおなじみの顔ぶれという印象が強いです。

 

あと、若葉竜也さんが出てるのにも注目したい。

「葛城事件」のアイツと、「美しい星」のアイツを演じてた、あの特徴的な役者さんです。大好きなんですよね。

そうそう、パンク侍、斬られて候」にも特徴的なアイツの役で出てました。 

もはや怖い人変な人の役に慣れすぎていて、今回普通の人の役だったら逆にびっくりしてしまうかもしれないです 笑

 

ストーリーは、アラサー女性の片想い恋愛モノ

好きになったら相手以外どうでもよくなってしまうほど恋に盲目な主人公とは対象的に、相手の男性は彼女に全く興味がなく、恋は報われる兆しはありません。

そんな時、その男性が姿を消してしまったら、主人公はどんな行動に出るのでしょうか……?

 

とにかく主演二人のビジュアルからエモさの漂う今作。

ここ最近、春休み・GW向けの大作ばかりで、しっとりした邦画に飢えているので、すごく楽しみにしています。

 

 

【19日】アガサ・クリスティー  ねじれた家

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アガサ・クリスティといえば、世界三大ミステリー作家の一人です。

アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」などの著作が有名で、最近だと2017年に「オリエント急行殺人事件」がケネス・ブラナー主演で映画化されました。

ジョニーデップ、デイジー・リドリーなど豪華キャストが勢揃いのド派手な映画だったので、ソフトバンクで最近までパロディされ続けてましたね 笑

 

今回、グレン・クローズ主演で映画化するのは、1949年に発表された長編39作目「ねじれた家」です。

名のある大富豪が何者かに暗殺されたところから物語は始まり、屋敷に勢揃いした親族たち全員に殺害の動機があるということが段々わかってきます。

果たして、元恋人・ソフィアに事件の解決を頼まれた私立探偵チャールズは、この謎を解き明かせるのでしょうか。

 

さて、アガサ・クリスティ自ら"最高傑作"と公言している「ねじれた家」原作のストーリーをウィキペディアで確認してみると……、主演のグレン・クローズが演じているイーディスという人物の名前は見当たりません。

映画ポスターや予告編では、私立探偵チャールズよりもむしろ彼女の方が事件の謎に興味を抱き、真実に近づいていっているように見えます。

どうやらチャールズの元恋人・ソフィアの大伯母のようですが、彼女はこの物語で一体どんなポジションを担っていくのでしょうか。

 

そう思っていろいろ設定を見てみると、チャールズが原作では外交官だとか、映画ではかなり若い男性になっているとか、ソフィアの苗字が違うとか、細かい改変点がたくさん見つかります。

原作が70年前のものなので、現代に合わせるためにいろいろ微調整したのかな。

もし、"頼りないチャールズに代わってイーディスが推理をしていくような展開なら、すごく楽しみです。

 

グレン・クローズといえば、惜しくもアカデミー主演女優賞を逃してしまいましたが、「天才作家の妻」も良かったですよね。

私立探偵チャールズ役のマックス・アイアンズは、「天才作家の妻」で父にコンプレックスを抱く頼りない息子役を演じていた方。

これから出演作どんどん増えそうなので、要注目ですね。

 

昨今なかなか王道ミステリー作品を劇場で見る機会も減ってきているので、思う存分謎解きの世界に浸りたいと思います。

オリエンタル急行殺人事件は、途中結構ウトウトしてしまい気づいたら犯人が明らかになっているという大ポカをやらかしたのですが、同じ轍は絶対に踏みません……。

見終わったら原作も読みたいと思います。

 

 

【19日】シャザム!

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アベンジャーズ」が4度目の集結を控え、「ジャスティスリーグ」のメンバー単独作が成功を収める中、初顔見せとなるのがこの「シャザム」というヒーローです。

これ、「アクアマン」に続くDCEUシリーズ最新作なんですね、知らなかった。

次回の新作は2020年公開のハーレイ・クイン主演映画「birds of prey」なので、今作公開後しばらく間が空きますね。

 

シャザムは、ポスタービジュアルにも書いてある通り"見た目はオトナ、中身はコドモ"のヒーローです。

主人公ビリーはある日、謎の魔術師から「シャザム(SHAZAM)」の6つの力を受け継ぎます。

内訳はこうです。「S=ソロモンの知力」「H=ヘラクラスの強さ」「A=アトラスのスタミナ」「Z=ゼウスのパワー」「A=アキレスの勇気」「M=マーキューリーの飛行力」の6つ。

ビリーはおそらく12、3歳くらいだと思いますが、いかにも小学生男子の好きそうなチートパワーばかりですね 笑

 

とにかく、シャザムの力を手に入れたビリーは、筋肉隆々のスーパーマンのような大人に変身し、はしゃいで力を使いまくります。

そこへガチのヴィランが彼を狙いにやってきて友達がさらわれてしまい、遊んでいる場合ではないと気づくビリー……。

って、あらすじだけで相当面白いですね!

去年のヴェノムも日本人が好きそうな漫画的展開のアメコミ映画だと思いましたが、この「シャザム」もアメコミ初心者を呼び込めるタイプの作品だと思います。

 

主演は「マイティ・ソー」シリーズで、ウォリアーズ・スリーのファンドラルを演じたザカリー・リーバイ。

塔の上のラプンツェル」で、ラプンツェルのお相手ユージーンの声を演じてる方でもありますね。

そして、ヴィランのドクター・シヴァナ役にキングスマン」のマーク・ストロング

 

死霊館」シリーズのファンとしては、監督が「アナベル 死霊人形の誕生」のデビッド・F・サンドバーグであることも、見逃せません。

 

そんな楽しみでしかない作品だったのですが、つい最近不安点が浮上してきました。

不安点とは、日本語吹き替えの監修を「勇者ヨシヒコ」「変態仮面」の福田雄一監督が担当することです。

 

福田監督の作品自体、嫌いじゃないんです。

「ヨシヒコ」は全部見たし、「銀魂」実写化は二作とも良かったし、映画ファンの間ではあまり会話に上がらない「斉木楠雄」も劇場で楽しみました。

良くも悪くも"内輪ネタ"多めの監督なので、好きな俳優たちの素の顔や、パーソナルイメージに合った演出を楽しむには最適なんですよね。

ただ、内輪に入っているような感覚に馴染めなければたぶん楽しめないし、"内輪ネタ"をやるべきでないタイミングというのも絶対あるので、諸手を上げて絶賛できるタイプの監督でもないなあと思っていたわけです。

 

そこへきて、洋画ファンが楽しみにしていたアメコミ大作の、吹き替え監修……。

ただでさえ洋画好きって、邦画にあまり良い思い出がない人が多くって、福田雄一さんの作風っていわゆる"邦画らしさ"の最たるものだと思うし、相性は最悪中の最悪。

 

まあそれでお客さんを呼び込む効果も大いにあると思うので、捉えようによってはいいのかもしれませんが……。

記者会見などで福田雄一監督が見せる、映画に対するナメた態度や失礼な言動にはさすがに辟易しました。

自分の映画でお友達自慢したりするのは全然いいと思うけれど、他人の映画を宣伝する場や盛り上げる手伝いをする場で、自己主張激しくやるのはどうなのっと……。

 

たぶん吹き替えでは鑑賞しないので、ごちゃごちゃ言っても仕方がないし、出来映えを確めようもないんですけどね。

でも、「吹き替え監修  福田雄一」って字面だけで結構キツイものがあります。

 

せっかくの、DCEU新メンバー単独作なので、それらは忘れて楽しみたいと思ってます。

 

 

【26日】アベンジャーズ  エンドゲーム

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※インフィニティウォー、アントマンワスプ、キャプテンマーベルのネタバレあります。

 

間違いなく、これが今月の目玉作品ですね。

マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)22作目の作品であり、10年以上続いたシリーズに一旦区切りをつける節目の作品でもあります。

 

ファンがこの作品に寄せる感慨は、どれほど大きいことでしょう!

2008年の「アイアンマン」から始まり、ロバート・ダウニー・Jr.のアイアンマンや、クリス・エヴァンスキャプテンアメリカを応援し続けてきた人たちにとって、この作品で一時代が終わると言っても過言ではありません。

相当数の人たちが26日有給休暇取得してるだろうな。私もその一人。歴史に刻まれる瞬間をこの目で確めたいと思います。

 

さて、この映画において私が気になっていることは大きく分けて2つあります。

まず1つ目は、「誰がサノスを倒す切り札になりえるのか?」と言うこと。

現在の有力候補は、「インフィニティウォー」から現在までに公開されたMCU映画の主人公2人、アントマンキャプテンマーベルです。 

アントマンはちょうど指パッチンのとき量子世界へ行っていて、悲劇を免れていますし、キャプテンマーベルはニックフューリーが消える寸前にポケベルで呼び出すまで、地球外にいました。

そんな、インフィニティウォーでは不在だった二人がサノスを打破する切り札になる可能性は非常に高いでしょう。

アントマンの量子世界はまだまだ解明されておらず、無限の可能性が眠っていますし、キャプテンマーベルはそもそもインフィニティストーンの力を宿したヒーローですから、この説の信憑性も高いと思います。

 

あとは、不在だったヒーローといえばホークアイも今作で戻ってくるのですが、彼は……サノスを倒す役目は演じないでしょうね?

 

それから、2つ目に気になっていることですが、「消えたヒーローたちは戻ってくるのか?」ということ。

多くの人が度肝を抜かれるほど多くの犠牲者を描いたインフィニティウォー。

フェイズ1で登場したヒーロー(初期アベンジャーズ)以外はほとんど失われてしまいました。

彼ら、戻ってこないと「スパイダーマン ファーフロムホーム」も「ガーディアンズオブギャラクシー3」もできませんよね?

なので、なんらかの形で戻ってくるのは確実だと思うのですが、一体どうやって生き返るのか。

違う形で死んだあの人やこの人もしっかり戻ってくるのかということ。

ヘイムダルとかも生きててほしいんですが……なんとか、なんとかお願いします!

 

消えてしまった彼らが全員助かるとなると、むしろ消えなかった初期メンバーたちの命がどうなるのか心配になります。

シリーズからの引退を表明していたクリス・エヴァンズ演じるキャプテンアメリカは?  死亡フラグが立ちまくっている(ように見える)アイアンマンは?

どちらかが死んだりしないでしょうか。世代交代のために犠牲になったりしないでしょうか……。

 

もうこれ以上のつらい思いはしたくないので、一応覚悟はしていきます

でも、見た後に衝撃と切なさで座席から立ち上がれなくなってしまうくらいのことはあるかもしれない。

 

皆幸せになってくれたらいいな。

ヒーローたちがどんな決断を下すのか、とても楽しみにしています。

 

 

【26日】バースデー・ワンダーランド

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近年のアニメ映画の勢いは、やはりこれまでと比べて増してきていて、特に「君の名は。」を筆頭としたオリジナル作品群がすごいです。

テレビアニメの劇場版ではなく、監督の作家性が表出したオリジナル作品が作りやすくなってきている状況は、喜ばしいことだと思います。

 

大人気の新海誠監督「天気の子」湯浅正明監督「きみと、波にのれたら」なども今年公開されますが、忘れちゃいけない原恵一監督の最新作。

 

原恵一さんといえば、私にとってはクレヨンしんちゃん」劇場版の監督・脚本を担当された偉大な方だという印象が強いです。

オールタイムベストムービーの話では必ずと言っていいほど名前が挙げられる「オトナ帝国の逆襲」や、実写でリメイク映画化された「アッパレ!戦国大合戦」なども原さんの作品です。

私は暗黒タマタマが好きかな……。

さらに、「河童のクゥ」「カラフル」「百日紅など、落ち着いた雰囲気の名作を多く世に送り出しています。

見てないんですが、実写作品「はじまりのみち」も監督されていて、これも評判がいいですね。

新海さん・湯浅さんに比べると名前が売れていませんが、間違いなくこれからの日本アニメ映画界を支えていく方の一人だと思います。

 

ストーリーは、柏葉幸子さんの児童小説「地下室からのふしぎな旅」を原作としています。

主人公は自分に自信のない少女・アカネ。彼女の誕生日前日に大錬金術師とその弟子が現れます。

骨董屋の地下室から続くワンダーランドに飛び込んだアカネは、救世主となって、"色が消えてしまう"危機から人々を救うことができるのでしょうか。

日常からいきなり異世界に飛び込む展開は、2002年のジブリ映画「猫の恩返し」を彷彿とさせますが、「錬金術師」「色が消える」「自信のない少女」など、これまであまり目にしなかったようなワードが満載なので、仕上がりは全然別物になりそうです。

 

個人的に楽しみなのは声優陣の演技。

主人公アカネは、勝手にふるえてろ」「万引き家族」で我々の心に釘を刺していった松岡茉優さん。

その他にも、麻生久美子さん、杏さん、クレヨンしんちゃんつながりで矢島晶子さんや藤原啓治さんなど、かなりの豪華キャストです。

何より大錬金術師のヒポクラテス役は、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「ミュウツーの逆襲」で既に声優としての偉大な実績がある、市村正親さんが務めるということで、そんなの見るっきゃないじゃないですか。

 

「エンドゲーム」と同日公開なので、はしごするにしても見る順番はよく考えたいですね。

選択を誤ると大惨事になりそうなので……!

 

 

3月鑑賞報告&ランキングベスト5

3月の劇場観賞作品は17本

  • バジュランギおじさんと、小さな迷子
  • アンフレンデッド ダークウェブ
  • グリーンブック
  • 映画ドラえもん のび太の月面探査記
  • スパイダーマン スパイダーバース
  • 運び屋
  • シンプルフェイバー
  • ウトヤ島、7月22日
  • 君は月夜に光り輝く
  • 翔んで埼玉
  • キャプテンマーベル
  • ちいさな独裁者
  • ビリーブ 未来への大逆転
  • ブラッククランズマン
  • 大脱出2

 

3月は見たい作品がかなり多く、見逃してしまってるものがいくつかあります。

春休みに向けた大作系日本映画や、アカデミー賞関連作など、いつにも増して劇場が混み合い盛り上がっていた1ヶ月だったんじゃないかと思います。

 

個人的に嬉しかったのは、諦めていた「ちいさな独裁者」のモノクロ版を鑑賞できたこと。

日本ではカラーで公開されたのですが、オリジナル版と同じくモノクロでの上映を求める声が多くあったために、急遽新宿武蔵野館が対応してくれました。

映画ファンたちの声がしっかり映画館の運営者に届き、それに応えてもらえる環境は恵まれていると思います。

新宿武蔵野館、今後もやっぱり通い続けます!

 

それから、「グリーンブック」に始まり「ブラッククランズマン」で終わる1ヶ月でもありました。

アカデミー授賞式でスパイクリー監督が憤ってみせたことで、どうしても並べて語られる二作ですが、「ブラッククランズマン」を鑑賞してつくづく比較されてしかるべきだと思いました。

比較しないと見えてこない良さや、問題点があるということは、盲目に作品を絶賛してしまいがちな自分にも言い聞かせたいと思います。

正直アカデミー作品賞は「グリーンブック」よりもふさわしい作品があったのではないかと今は思っていますが、「グリーンブック」が受賞したことで改めて深く考えてみることができたのも確かです。

あの時スパイクリー監督が激怒しなければ、ただ「良い作品」としてグリーンブックを消費して終わっていた。

「グリーンブック」を良い作品だと思わないわけではなくて、映画として非常に完成度が高く万人に好かれる良い映画だと思うのですが、それとこの映画が批判されていることについて認識し重く受け止めることは両立できると考えています。

きっとこれからも、この二作は合わせて思い出す機会が多そうです。

 

 

1月劇場鑑賞作品ベスト5

さて、1月のベスト5は以下の通りです。

 

  1. ウトヤ島、7月22日
  2. ちいさな独裁者
  3. ビリーブ 未来への大逆転
  4. ブラッククランズマン
  5. バジュランギおじさんと、小さな迷子

 

偶然、社会的な問題提起を含む作品ばかりになりました。

映画を繰り返し見ていく上で、描かれる社会問題について「自分の意見と照らし合わせながら考える」ということが可能になったため、以前と比べるとこういう作品を楽しむ素養が身についてきたなと感じます。

 

1位:ウトヤ島、7月22日

一時間半長回しのハンディカメラの映像で、実際に起こった凄惨な大量殺人事件について見るという体験は、忘れられないものです。

丁度ニュージーランドでモスクを狙った事件が起きたばかりでしたし、過激な思想が持つ危険性を、映画を通して目の当たりにしたのはかなりショックでした。

日本だって全然他人事ではなく、同じような差別的な言説で殺人が起きうる可能性はあると思っています。

なぜ起こってしまったのか、どうしたら防げるのか、私たち一人一人が考えていかなければいけない。

その問題提起を、事件からそれほど日が経っていないのに、勇気を持って映画として届けてくれたことに敬意を表したいと思います。

 

2位:ちいさな独裁者

権力を隠れ蓑にしたちっぽけな一人の青年が、恐怖から免れるためなら、どれほど残虐非道な態度を取れるかを描いた恐ろしい作品です。

この映画が怖いのは、そこにいたのが主人公以外の他の誰であっても、同じ心理状態になりうるというところです。

自分も殺されるかもしれないという極限の緊張状態の中、痛めつけるべき存在を目の前に置かれたら、誰しも引き金をひいてしまうかもしれない。

止められなくなった歯車が巡りめぐって、私たちの生きる現代と接続するようなラストには「帰ってきたヒトラー」を思い出しました。

 

3位:ビリーブ 未来への大逆転

女性をエンパワメントする映画が増えている中でも、特に直接的な女性差別を描いた作品だと思いました。ちょっとキツかった。

でも、ルース・ベイダー・ギンズバーグという女性の存在や偉業を知れたこと、"社会のルールより先に人々の考え方から変わっていくこともある"と教えてもらえたこと、どちらをとっても貴重な映画体験だったと思います。

母娘がタクシーに乗る前のシーンが特に最高。

私たちが闘うのは、未来の誰かのためなんだと強く実感した瞬間でもありました。

 

4位:ブラッククランズマン

ラストの展開が賛否分かれているようで、ダメだった人には"せっかく物語として楽しんでいたのにラストで突然怒られたみたいな感じでひいちゃった"(意訳)という意見が多かったように思います。

メインストーリーがサスペンスとしてよくできているがために、蛇足だと思う気持ちはなんとなくわかる。

でも、それを言うならメインストーリーの間もずーっと、ユーモアのあるシーンでもずっと、スパイクリー監督の強い怒りが表れ続けていた映画だったと私は思います。

小さな窓の外から黒人差別的なシーンのある映画を、影を帯びた顔で睨み付けるロンの顔が忘れられません。

最初から最後まで、ラフに笑う心の奥底で、"許すまじ許すまじ"と唱え続けているような映画でしたよ。

「怒り」はやみくもにぶつけられると腹が立ちますが、正統な怒りは見ていて勇気をもらえるもの。

「ブラッククランズマン」好きな映画です。

 

5位:バジュランギおじさんと、小さな迷子

やっぱり、インドの映画はすごいです。

「パッドマン」の時も思いましたが、メッセージにパワーがある。

それは、この映画が公開されたことで、何かが変わるんじゃないかと思わされるような、大きな力です。

 

この作品で描かれるのは、違う神を信じていても、お互いを信じ合えるということ、そして真っ直ぐ不正をせずに暮らしていたら味方は後からついてくるということです。

クライマックスのシーンなんて、見ている人全員が鼻を真っ赤にしてグズグズ言ってました。

もちろん私も目が溶けそうなくらい泣きました。見れて良かったです。

 

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というわけで、4月の見たい映画14本の紹介と、3月の鑑賞報告でした。

正直12日と19日の公開作がエグいくらい多くて、いくらGWが長いとはいえスケジュール組みに苦戦しそうです。

しかも、ほぼ全部見逃したくない映画ばかりで、「行けなかったらソフトスルーでいいか」系の作品がありません。

家族や友人との約束の合間に、なんとかうまく全部回収したいと思います。

 

こんなこと言いながら楽しみでたまらないんですけどね。

それでは良い平成を~。

 

 

 

3月公開予定の映画で楽しみにしているもの15選+2月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

2月25日のアカデミー賞授賞式、今年も大盛り上がりでしたねえ。楽しいTLが追いきれなくて悔しかったので、来年は有給を取得して張り付こうかなと今から考えてます。

 

前日に「ROMA/ローマ」を見てひどく感動し、アルフォンソ・キュアロンの親戚みたいな気持ちになっていたので、ROMAが作品賞を逃したときはつらかったです……! でも、監督の個人的な想いが込められた作品だと思うので、監督賞を受賞したのはとても良かったですね。

他にも好きな映画見たい映画がたくさんノミネートされましたが、そのうちのいくつかは3月公開になるので、もちろん見に行きたいと思います!

 

というわけで3月公開の見たい映画を15本紹介します。今月は多いぞ~。

 

3月公開予定の見たい映画15選

【1日】グリーンブック

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アカデミー作品賞を受賞した「グリーンブック」が早速公開されます。公開前に試写を見た人たちから高い評価の声が聞こえてくるので、しばらく前から楽しみにしていた作品でもありました。

思った以上に笑えるコメディだった!というような感想も見ましたが、監督が「愛しのローズマリー」「Mr. ダマー」を撮ったファレリー兄弟の兄の方、ピーター・ファレリーだと知って納得。ということは、ちょっと懐かしいアメリカンなスラップスティックコメディが見られるのかな、と期待してます。

 

しかし期待が高まる一方で、差別的だと批判を受けている作品であるのも事実。あらすじだけ読むと、立場の違う白人と黒人の男性が差別を乗り越えて友情を育むという物語なので、全く問題ないように思えますが……。

批判を受けている理由は、あくまでヴィゴ・モーテンセン演じる白人男性目線で描かれた物語だから。現実の世界では未だ白人が優位で、物語の中で差別を正して被差別者を守るヒーロー的なポジションを演じるのも白人なら、差別を受けている当事者であるはずの黒人が結局置いてけぼりになってしまうからなんでしょうね。映画を見る黒人たちにとっては、自分たちを苦しめる差別者に対して、黒人の登場人物が主体的に闘ってくれた方が好ましいはずですから。

さらに、マハーシャラ・アリが演じるのは、白人男性が自分の中の差別意識に気づき成長するためだけに配置されたキャラクター(マジカル・二グロ)であるという批判もあります。

 

アカデミー授賞式では、「グリーンブック」の作品賞受賞の瞬間に「ブラッククランズマン」のスパイク・リー監督や、「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンが怒りのリアクションをとったそうですね。

それこそ、黒人やユダヤ人が人種差別団体と戦う映画「ブラッククランズマン」や黒人文化や社会を扱って出演者も黒人で固めたブラックパンサー」「ビールストリートの恋人たち」を差し置いて「グリーンブック」が受賞したことに対して、「結局白人贔屓なのかよ」みたいな思いを抱いてしまうのかもしれません。

もちろん作品賞において争点になるべきは作品の質ですが、これまでアカデミー監督賞を受賞した黒人監督が一人もいないことを考えると、歴史の積み重ねゆえに過敏になる気持ちもよくわかる気がします。

 

「グリーンブック」がどんなに素晴らしい作品だと思っても、今回上がったこの批判のことは忘れずに胸に留めておきたいと思います。

 

【1日】映画ドラえもん のび太の月面探査記

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毎年恒例、春の子供向け映画祭り2019年の第一弾はドラえもんですね!

SNSでは宣伝ビジュアルが詩的で感動するということでかなり話題になってます。特に、スネ夫が橋の上から川を眺めるイラストに「大人のフリが上手な人が、大人なだけだよ」というコピーがついたものが人気ですね。ドラえもんのキャラクターたちの姿は、否応なしに日本人の心に懐かしさを呼び起こしますから、余計に盛り上がっているんだと思います。

ポスタービジュアルが話題になるだけでなく、見に行く人も増えるといいですね。ちなみに私は話題になってるエモいビジュアルではなく、以下の直球なビジュアルの方が好きです。

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今回脚本に初挑戦したのは人気作家の辻村深月さん。自らの作品タイトルにドラえもんの道具を引用するほどのドラえもん好きだそうです。

物語の内容は、「月にはウサギがいる」と言って笑われたのび太が月にウサギ王国を作るというもの。自分たちがゼロから作り上げた王国で起こるスペクタクルというと、1992年に公開されたドラえもん のび太と雲の王国」(泣けます)を思い出します。

あとはウサギのキャラクターといえば1993年のドラえもん ブリキの迷宮」のコイツを思い出したり。

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(ちょっと怖い)

どっちにしろ名作なので、似た雰囲気の今作にも期待しちゃいます。大人の特権として仕事終わりにレイトショーで行っちゃおうかな。

 

【8日】運び屋

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現在88歳のクリント・イーストウッド、なんとも速いペースで新作公開です。「15時17分、パリ行き」から約1年。ここ十数年はほぼ1年1本ペースで新作を撮っています。しかも今作では主演も兼任。スピルバーグといい、おじいちゃんたち働き者すぎますよ……!

 

最近のイーストウッド作品はほとんどそうですが、今回も実話を題材にしているそうです。 90歳で大量のコカインを運んでいた孤独な老人の話。ミリオンダラー・ベイビー」や「グラン・トリノ」でイーストウッドが演じた「孤独」な男と通ずるところがありながら、加えて避けようのない「老い」や「死」を感じる主人公です。

本人が88歳で作中でも90歳を演じているのだから当たり前なのですが、ガリガリの腕で脅えながら車を運転するイーストウッドの姿には、ちょっとギョッとするものがあります。

 

ブラッドリー・クーパーとは「アメリカン・スナイパー」以来の再タッグですが、私はあの映画ちょっと苦手……なんですよね。うまい映画だとは思うのですが、あまりにもアメリカ的」すぎてノリきれなかった。「アリー/スター誕生」きっかけでブラッドリー・クーパーに対するトラウマができてしまったし……。

でもハドソン川の奇跡」「15時17分、パリ行き」はその年のベストクラスで好きな映画なので、どっちに転ぶかとっても楽しみです。

最近はフェミニズム映画が増えてきて、「女らしさ」を分解して塗り替えるような映画を見る機会が多くなりましたが、イーストウッドの作品は逆に「男らしさのプレッシャーに苦しみながら耐える男たち」の話でもあると思っているので、そういう視点からも楽しみたいと思います。

 

【8日】スパイダーマン:スパイダーバース

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待ってました~! アカデミー長編アニメーション部門を勝ち抜いた期待の作品が早速日本でも公開です。「ヴェノム」エンドロール途中にいきなり本編映像が差し込まれたことでも話題になりましたね。(なんであのタイミングなのかは謎だったけど、本国版からして同じらしい……)

 

私の場合、日本語吹き替え版の予告が公開されたあたりから期待値MAXになりました。宮野真守さんをはじめ声優陣も最高だし、何よりTK from 凛として時雨の「P.S. RED I」という日本版主題歌がカッコいい。(スパイダーバースのために書き下ろされた曲らしいけど、もしかしてこのタイトル、マイルズから見たピーター・パーカーのこと……!?)

スパイダーマン関係の映画は今作の前にも「ホームカミング」「ヴェノム」と日本版主題歌が作品の雰囲気とマッチして効果を発揮しているパターンが多く、良い傾向だなと思います。「スパイダーバース」も、あの主題歌のおかげでアメコミ無関心層が心動かされて、劇場に足を運びそうだと感じましたもん。

 

製作は「レゴムービー」「ブリグズビー・ベア」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーということで、いやもうそんなの面白くないわけがないじゃん。加えて3月末にはその「レゴムービー」の続編が公開になるって、なんのご褒美ですか? ちなみに私はコンビが製作した映画の中だとコウノトリ大作戦」と「スモールフット」が好きです。他のも全部面白くてハズレがないですよね。

 

今作で主人公を務めるのはいつものピーター・パーカーではなく、マイルズという黒人の少年。アメコミ原作ではピーターの後を継いで2代目スパイダーマンとして活躍しているキャラクターです。

 

もちろんピーターも登場するみたいですし、今回のストーリーのポイントは、別の世界線から来たスパイダーマンたちが6人も集結すること。有名なスパイダーグウェンもいれば、ロボットや豚?のマスコットなどバリエーション豊か。彼らがどんな風に活躍するのかもとても楽しみです。

 

【9日】マイ・ブックショップ

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イギリスの文学賞ブッカー賞を受賞したペネロピ・フィッツジェラルドの小説を、イザベル・コイシェという女性監督が映画化した作品です。主演は「メリーポピンズ リターンズ」で、バンクス家の長女ジェーンが大人になった姿を演じたエミリー・モーティマーさん。すごく優しい顔つきをした女優さんで、親しみが持ててとても好きです。

 

物語の舞台は1959年のイギリス。主人公フローレンスは、亡き夫との夢だった書店を開業し、本を売ろうと奮闘します。しかし、女性が開業することは一般的ではない時代の話なので、フローレンスは想像以上の努力を強いられるようです。

 

原作・監督・主演がすべて女性の映画が公開されるのは、正直言って未だに珍しいことだと思います。記憶に新しいものだと、「メアリーの総て」あたりでしょうか。私も女性なので、ヒステリックでも無知でも男性の所有物でもない、1人の人間としての女性が頑張る物語は嬉しいし、応援したいと思います。

 

あとは、この映画は書店を巡る物語なので、見終わったあとにすぐ本が読みたくなるような、本の魅力を最大限伝える作品であることを期待します。

 

【15日】君は月夜に光り輝く

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今月は見たい邦画が少なくて、これが唯一の選出作品です。「君の膵臓を食べたい」の監督&主演コンビの再タッグということで、見逃せません。

 

月川翔さんは、昨年センセイ君主」が映画ファンの間で相当話題になった上に、直後に公開された「響」も見た人の間で好評価を得るなど、実績を積んできている監督です。残念ながら私はまだ上の二作を見れてないのですが、「膵臓」は日本のティーンムービーに対する印象が変わるほどの名作だと思ってます。

 

そんな、腕のある月川翔監督の最新作だっていうのに、予告編の雰囲気だけで下に見られる風潮が信じられない……。確かに「余命ゼロ」はパワーワードですけど、話題になるほどインパクトのあるセリフってことじゃないですか。

 

若い男女が恋に落ちる(大抵ドタバタ学園ラブコメか、どっちかが難病で死んでしまう)映画は、"ジャンルものムービー"だと思っています。

ゾンビやモンスターパニックものもそうですが、ジャンルものにはお約束が付き物。ゾンビは走らないし、噛まれたらゾンビになる。ショッピングモールに行ったり、カップルが早めに殺されたりするのもあるあるです。

それと同じで、日本のラブストーリーティーンムービーは、寿命わずかだったり愛を大声で叫んだりするのがお約束なのです。「こうきたらこう」という型があらかじめ決まっているからこそ、そこから逸脱するのかしないのかが面白いポイントになる。

 

だとすると「余命ゼロ」ってつまり、「ゾンビが走る」と同じなのかもしれません。本来歩くものであるゾンビが走る予想外と、寿命わずかどころかゼロ!?という予想外は、どちらもジャンルからの逸脱です。

最近の恋愛ティーンムービーは、逸脱したものは評価されるし、型に甘んじて付加価値をつけなかったものは淘汰されるのです。……って考えたら面白くないですか?

 

正直私もあまり恋愛系は普段見ないのですが、機会があれば積極的に見ていきたいとは思っています。北村匠海さんが好きっていうのもあります! 行きます!

 

【15日】キャプテン・マーベル

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長く続いたMCUの一区切り、アベンジャーズ  エンドゲーム」まで残り2ヶ月を切ってしまいました。ソワソワとワクワクが止まりませんよね。もちろん有給とりますよ。初日鑑賞しますよ。

しかしまだ焦ることなかれ。「エンドゲーム」の前に「キャプテン・マーベル」が控えてますから!

今作の展開によっては、ブリーラーソン演じるキャプテンマーベルが、サノスとの最終決戦においてキーパーソンにもなりえると思います。これを見ずにエンドゲームへ臨むことはあってはならないことです……。

 

ところでブリー・ラーソンといえばアカデミー主演女優賞を獲った「ルーム」以降、「フリーファイヤー」や「キングコング 髑髏島の巨神」なとで"つよい"姿を見せつけてきました。そして今回の「キャプテン・マーベル」では、"最強"となって我々の前に現れるのだと思うと、興奮が収まりません。

そしてついにMCU参戦となる、ダンブルドア先生ことジュード・ロウ。このユニバースの主人公が相棒のシャーロックホームズであることを思えば、遅すぎる登場にも思えますね 笑

 

今回の舞台が1995年っていうのも気になりますね。普通に考えれば、サノスが人工の半分を消し去った時には彼女は50歳以上になっているはず。MCUヒーローを演じる俳優さんたちには50歳オーバーの人も多いので、女性ヒーローでそのくらいの人がいたっていいと思いますが、その場合ブリーラーソンじゃなくて別の女優さんで参戦になるのか? そもそもなんで過去の話?

今後サノスを打ち負かすための鍵が、この設定に隠されていると思えてなりません。インフィニティストーンの存在を認識していた、シールドのメンバーであるニックフューリーやコールソンが出てくるところにも何かありそう。しかも若くCG合成されてる。

 

前作「アントマン&ワスプ」も、エンドゲームへ続く重要な作品だったので、今回ももちろん布石があると見て間違いないでしょう。今のところ1ヶ月に1~2作アメコミ映画が公開になってるすごい年だぞ今年は。(ミスターガラスも入れてます)

 

【22日】ブラッククランズマン

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アカデミー授賞式に全身紫のステキな衣装で登場し、脚色賞をとったときに友人のサミュエル・L・ジャクソンに飛び付いて喜んだスパイク・リー監督の最新作がこちらです!

スターウォーズ」シリーズで、カイロ・レンという人気キャラクターを演じるアダム・ドライバーの最新出演作でもあるということで、前々から楽しみにしてました。しかもあの異色ホラーコメディゲット・アウト」の製作陣まで揃えてきてるって、つまらないわけがなさすぎる。

 

1979年、初の黒人警察として採用された主人公役にジョン・デビッド・ワシントン。彼はデンゼル・ワシントンの息子です。

物語は、黒人である主人公がアダム・ドライバー演じる白人(ユダヤ人)の相棒と一緒に、KKK」という白人史上主義団体に潜入するというもの。あらすじだけでも「一体どうやって……?」って思いますが、どうやらこの作品ノンフィクション小説を原作にしているらしいです。すっごいな。

白人警官に囲まれて、激しい差別を受ける中で手柄を得て見返したい主人公は、勢いでKKKに電話をかけ、なんと入団。そこから電話口では主人公、実際に本部に出向くのは相棒、という危うい捜査が始まるのです。

 

KKK」といえばカラーコーンのような細長い三角の被り物で有名ですね。ポスタービジュアルにもそのマークが写っています。もしかしてこれを被って、主人公が本部に乗り込んだりしちゃうんでしょうか……!

 

「白人の自己満足的」と批判される「グリーンブック」が作品賞を受賞した際、ものすごく怒って会場から立ち去ろうとしたスパイク・リーが描く、黒人差別団体と黒人との闘い。どういった着地に終わらせるのか、予想もつかなくて楽しみです。

間違いなく今月ナンバーワンの期待作ですね。早く見たいな!

 

【22日】バンブルビー

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実はずっと見たことのなかったトランスフォーマーシリーズ、このバンブルビーを見るために、まず1作目を鑑賞しました。2007年の「トランスフォーマー」ですね。


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浅い知識でてっきりオプリティマス・プライムがメインキャラクターだと思っていたのですが、この1作目ではむしろバンブルビートランスフォーマー側の主人公で、人間側の主人公と最初に出会う非常に重要なポジションのキャラクターだったのが意外でした。「バンブルビー」は脇キャラのスピンオフだと思ってたので。

あと、アニメの印象が強かったので"コンボイってキャラがいる"と認識していたら、オプリティマス・プライム=コンボイなんだとわかって、それもびっくり。

 

バンブルビートランスフォーマーの中でも、けっこう感情豊かで表情がコロコロ変わるキャラなのですが、モデルはマイケル・J・フォックスらしいですね。あ~~、若い頃のね。「バックトゥーザフューチャー」の頃とかのマイケル・J・フォックスでしょうね。

 

今作はそんなバンブルビーが、シリーズ一作目でサムと出会う前の前日譚となります。1980年代、1人の少女が黄色い車のトランスフォーマーに「バンブルビー」と名付けるところから物語は始まり、ロボットと女の子は数奇な運命に巻き込まれていくようです。

 

監督はライカスタジオの傑作「KUBO」を産み出したトラビス・ナイト監督トランスフォーマーシリーズをマイケル・ベイ以外が監督するのははじめてのことです。否応なしに期待が高まります。

ちなみにトラビス・ナイト監督のお父さんはフィル・ナイトという人で、スポーツブランドの「ナイキ」を作った人らしいですね。そのプロモーションなどでトラビスさんも日本に訪れる機会が多く、日本のカルチャーに親しんだという話を聞きました。KUBOが産まれる背景にはそんな逸話があったんですね。

 

主演は女優としても歌手としても活躍するヘイリー・スタンフェルド。「スウィート17モンスター」で主演を務め、「ピッチパーフェクト」にも出演してます。

 

なんにしろ……あと4本前作を予習してから挑まねば……!  トランスフォーマーシリーズは一本一本がが長くて大変なんですが、なんとか鑑賞日までには予習したいです。

 

【22日】ビリーブ  未来への大逆転

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1970年代アメリカで実際に行われた、史上初の男女平等裁判を描いた作品です。女性弁護士への風当たりが強い中で諦めずに闘った、実在する人物ルース・ギンズバーグを「スター・ウォーズ ローグ・ワン・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズが演じました。

 

女性が「男女平等」のために立ち上がったと聞くと、つい同じ女性の権利向上のためかと思い込んでしまいますが、実は彼女が裁判を争うのは「男性の権利獲得」のため。夫のマーティンが母親の介護補助担当として認めてもらえなかったことがきっかけで、ルースは弁護士として彼のために立ち上がるのです。男性だって肉親を介護するために仕事を休み力を注いでいいじゃない!と。

 

フェミニズムをテーマにした映画は、まるで自分たちが敵扱いされたり阻害されているように感じて、忌避感を抱く男性も多いんじゃないかと思います。でも、女性が性別でレッテルを貼られ特定の役割を押しつけられる社会では、男性だって他の役割を押しつけられたり、女性のものとされる役割を奪われることがあるはず。

もちろん「男性が上で女性が下」という社会構造にはきっぱりと異を唱えて男性側にもその責任を問うた上で、男性も性別役割意識によって被害を被っていて、その意識を解消することこそが、男女に共通の課題だと考えることは誠に建設的だと思います。

この映画はわかりやすく「男性も"男らしさ"を押しつけられている」と問題提起しているんだと思うんですが、そういう作品って今のところ恐らく珍しいです。構造的には見えづらいけれども、確かにそこに"息苦しさ"は存在している。女性差別の撤廃を進めていく上でも、その点に目を向けるのは必要なことかなと思います。

 

裁判の争点は男性の権利についてだとしても、主人公のルースは女性だからという理由で社会から圧力をかけられて苦労する。やはり差別は女性の活躍を激しく阻みます。女性が権利を奪われ虐げられる中で、そのシステムに絡めとられ苦しむ男性もいる。手に手を取り合って男女が一緒に立ち向かうことは、綺麗事のようですが理想的な選択肢でもあります。そういった多面的な側面を誠実に描いた映画なのだとしたら、嬉しいです。そうであってほしい。

 

ちなみに夫のマーティンを演じるのは、「コードネームU.N.C.L.E」「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー。本編中でエプロンを着ている姿なども見られるようです。ますます期待ですね。

 

主人公のモデルとなったルース・ベイダー・ギンズバーグについては、先日のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「RGB」でも取り上げられているようです。まだ日本では見られなそうですが、Netflixとかに来ないかな~。

 

 

【29日】記者たち  衝撃と畏怖の真実

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イラク戦争を始める大義名分となったイラク大量破壊兵器を隠し持っている」という情報について、疑問を持って調べ始めたアメリカの記者たちの物語です。

 

監督はスタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナーで、自身が出演もしているようですね。ほか「スリービルボード」「ハン・ソロ」のウッディ・ハレルソンに、ミラ・ジョヴォヴィッチトミー・リー・ジョーンズなど、骨太なキャスティングが揃ってます。

私が注目したいのは主人公格でウッディ・ハレルソンと肩を並べるポジションの、ジェームズ・マースデン。わかりやすく説明すると、魔法にかけられて」のバカ王子や「X-MEN」のサイクロプスの人といえば、映画ファンの皆さんはピンとくるでしょうか。今まで"一体歳はいくつなんだ……"と感じる役が多かったので、いかにも中年然とした今回の役柄は新鮮です!

 

記者たちが追う「イラクには本当に大量破壊兵器が存在するのか」という疑念ですが、史実ではイラクから兵器は結局発見されていません。しかし、アメリカ国民も国内のメディアたちも、大量破壊兵器の存在を疑わず、2011年にバラク・オバマ大統領が終戦宣言をするまで不毛な闘いが続いていたのです。

そんな歴史を知った上だと、この映画の主人公たちがどんな真実に気付き、どこまでそれが明らかになるのかが気になりますよね。

それにしても、メディアが取り上げない政治の嘘を映画作品にするというような試みが、日本でも一般的になればいいのになあという意識を持って見たいと思います。

 

【29日】大脱出2

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2013年に、アーノルド・シュワルツェネッガー&シルベスタ・スタローン2大スターのランデブー映画「大脱出」が公開されてから6年。ついに「大脱出2」が公開です!

またもやシュワちゃんとスタローンのいちゃいちゃ逃避行が見られるのかと思いきや、今作にはシュワちゃんの名前はクレジットされていないようです。残念。まあ、前作もダウンタウンとんねるずがテレビで共演したときみたいなレア感だったので、仕方ないかもしれませんが。

ああ、まだエクスペンタブルズを見てないんだよな……。そっちは、まるで2大スターに加えてウッチャンナンチャンナインティナインも来ちゃった、笑っていいとも!の最終回のようなお祭り映画なので、早急に見なければ。

 

では今作でスタローンの相棒を務めるのが誰かといえば、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でデリカシー欠如おじさんドラックスを演じてるデイヴ・バウティスタです。はじめましてが全身青色だったので、素の状態での映画出演を見ると、未だに違和感を抱いてしまいます。ブレードランナー2049」の役とかも良かったですよね。

 

で、もちろんスタローンが演じるブレスリンは脱獄のプロフェッショナルなので、今回も脱獄不可能と言われる場所からの脱出がミッションです。どうやら仲間の1人が「ハデス」という最強最悪の監獄に閉じ込められ、それを救うためにブレスリンが立ち上がるっぽいですね。

 

前作が「細けえこたあいいんだよ! カッコよければな!」って感じの大お祭り映画だったので、続編にはさらなるブチ上げを期待してしまいます。「クリード」のような世代交代も泣けますが、やっぱりスタローンは生涯現役。カッコいい姿を見れるのが楽しみです。

 

【29日】ダンボ

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1941年に公開されたディズニーの名作アニメーション映画「ダンボ」を、「チャーリーとチョコレート工場」「ミスペレグリンと奇妙な子供たち」のティム・バートン監督が実写映画化した作品です。

 

改めてティムバートンのフィルモグラフィーを見ると、ぶれない世界観の持ち主だなあと感じます。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の製作・原案から、「ジャイアントピーチ」「マーズアタック」「ビッグフィッシュ」と続いて、「猿の惑星」リメイクや「チョコレート工場の秘密」の映画化ですもんね。一貫しておとぎ話のエグみと美しさを描き続けている監督だと思います。

ジョニー・デップ主演の映画を量産してるあたりの頃は"大丈夫かな?"と思いましたが、珍しく実在の人物をモデルにした「ビッグアイズ」、そして原点回帰の印象を受ける「ミスペレグリン」で完全復活したと思ってます。

 

「ダンボ」は子供向けアニメーション映画とはいえ、映画ファンからの評価が高く、頻繁に話題に上がる作品ですよね。私は未見ですが、空を飛ぶ子ゾウと色彩鮮やかなサーカスの風景が幻想的だとか。「トラウマ……」なんて声も聞きますけどね 笑

先に1941年「ダンボ」も見てから劇場へ出かけたいと思ってます。

 

出演は「ミスペレグリン」から引き続きエヴァ・グリーン。同じく出演しているコリン・ファレルもそうですが、二人ともファンタジー作品との親和性が高すぎる。ビジュアルにファンタジー世界の登場人物としての説得力があります。

ここで触れておきたいのは、もはや悪役常連俳優となってきているマイケル・キートンバットマンを演じていた栄光の時代があり、"かつてヒーロー映画の主演だったのに今や落ちぶれた俳優"という自身のパーソナリティーとリンクした映画「バードマン」でアカデミー賞を獲り、最近では「ファウンダー」や「スパイダーマン ホームカミング」で不敵な笑顔の悪人を演じるようになった人。今作では……


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あ、これは明らかに悪役ですね。わかります。

ここで面白いのは、マイケル・キートンを一躍有名にしたビートルジュース」も「バットマン」も、ティム・バートンが撮った映画だということですね。今作でバートン作品に返り咲くマイケル・キートンの演技に、一番期待したいと思います。

 

【29日】レゴ(R) ムービー2

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「すべてはサイコー!」でお馴染みの皆大好きレゴムービーが帰ってくる! 製作・脚本は引き続きフィル・ロード&クリストファー・ミラー。「スパイダーマン スパイダーバース」と合わせて今月2本目です。彼らは一体何回、我々オタクの心を奪えば気がすむの??

 

主人公エメットの声を当てるのは、前作から変わらずガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラット。日本語吹き替えも森川智之さんが続投です。バットマンの声はもちろん山ちゃんこと山寺宏一さん。「レゴバットマンムービー」や「ニンジャバットマン」でもずっと山寺さんが演じてるので、このキャスティングは欠かせないですね。

出演者について調べていて見つけてしまったあの俳優さんの名前と演じる役名……まさかあの人があのキャラの声を当てるなんて、タイミング的にも話題性バッチリじゃん……! キャラクターの名前を出すだけでネタバレになりそうなので、各々劇場で誰が出演するのか確認してみてください。

 

今作で問題となるのは、前作のラストで登場した"街をめちゃくちゃにする宇宙人"の存在。作中で人間エメットくんの妹が正体だとすでに明かされているのですが、そこからどうお話が展開するのでしょうか。前回は父子の和解がテーマだったし、今回は妹との和解、そして兄としての自我の目覚めがテーマかな。

女の子がレゴブロックで遊ぶことについての踏み込んだ答えも描いてくれるとなお嬉しいです。アメリカでは女の子向けのレゴブロックがたくさん発売されて、女の子だってレゴで遊んでいい!という風潮になってきているので。

どうやら「わがままプリンセス」というキャラクターが出てくるようなので、予想が当たるかもしれないな。そうだったら嬉しいです。

 

2月鑑賞報告&ランキングベスト5

2月の劇場観賞作品は15本

それでは、2月映画館で観賞した作品の報告をします。

 

今月は見ごたえあって観賞後も余韻が長く続くような作品が多くて、毎回の満足度が高かったです。特に、ネームバリューのある監督作品や、アカデミー賞ノミネート作を追うのが楽しかったですね。

よく考えると、2016年のアカデミー作品賞ですったもんだあったラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督と、「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督の作品が、またもやニアミスしてます。両作とも、今年のアカデミー賞にも各部門でノミネートされていたのですが、うまい具合に評価されるポイントが異なっていたので、胸を撫で下ろしました 笑

 

2月劇場観賞作品ベスト5

さて、2月のベスト5は以下の通りです。

 

  1. ゴッズ・オウン・カントリー
  2. バーニング 劇場版
  3. 七つの会議
  4. ビール・ストリートの恋人たち
  5. アリータ バトル・エンジェル

 

先月はとにかくもう「ゴッズ・オウン・カントリー」にハマった1ヶ月でしたね。鑑賞前に聞いていた評判から、素晴らしい作品なのは間違いないと思っていましたが、それ以上に私の琴線に触れるものが多くあり、忘れられない作品となりました。

もうジョニーとゲオルゲが並んでいる写真を見るだけで胸に熱いものが込み上げてくるレベルです。それほどに真っ直ぐで純粋な愛を描いた作品なので、まだ見てない人にしつこくおすすめしていきたい。3月29日からキネカ大森で公開決まってるみたいなので、まだまだ見れます。見れる人、見に行くか迷ってる人、ぜひ行きましょう!

 

バーニング 劇場版も良かった。村上春樹の過去作を現代を映す鏡のようにアップデートし、日本と韓国に通ずる問題の本質を見せつけてくれる力強い作品でした。

最近いろんなところで言われているように、韓国と日本の文化・慣習には似通った部分が多いため、お互いに当事者性を持って作品を見つめることができると気がつけたのが大きな収穫です。ヘミも、ジョンスも私のようだったし、私の暮らす社会の中に多くいる人たちだった。引き寄せて見ることができたからこそ、ここまで響いたのだと思います。村上春樹作品の方がずっと"not for me"ですね。

 

七つの会議はまさかの個人的大ヒットでしたね~! 池井戸潤原作というと、保守的なおじさんのためのフィクションを連想しがちですが、今作はとてもリベラルな視点を持っていて、安心して見れました。女性の描き方に、リアリティーを伴ったステレオタイプからの解放を感じられたのがすごく良かった。男性性にがんじがらめにされる日本の悲哀を必死で叫んでいる作品でした。大好き。

 

ギルティをいれるかどうか、とても悩んだのですが、ビール・ストリートの恋人たちの色彩やお母さんの「クソッ!しくじった」、アリータの息もつけぬような面白さの連続を思い返して、今回は入れませんでした。

あとからまたやったら評価変わるかもしれないけど。とにかく今月はどれもこれも満足度高かったです!

 

と、いうわけで2月の鑑賞報告と3月の見たい映画15選でした。来月はエンドゲームや10連休が控えてますが、今月もフルスロットルで見ていきたいと思います。

それでは。

2月公開予定の映画で楽しみにしてる(していた)もの8選+1月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

毎日風呂上がりや起床が寒くてたまらないので、暖かい春を心待ちにしてばかりいます。

早いもので2019年も1ヶ月が過ぎ、ただでさえ短い2月もきっと、飛ぶように過ぎていくことでしょう。

 

というか……月半ばを過ぎてしまいましたが、今月も見逃せない新作映画を8本紹介します。

中にはもう見た作品もあるので、それに関しては簡単に感想やおすすめポイントも述べたいと思います。

 

 

2月公開予定の見たい映画8選

【1日】バーニング 劇場版

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鑑賞済みです。

日本を代表する文学作家である村上春樹の原作を、「ペパーミント・キャンディー」や「オアシス」で有名なイ・チャンドン監督が映像化した作品です。

主人公のジョンスを韓国の人気俳優ユ・アインが演じ、彼の前に現れる金持ちの男を演じるのが「ウォーキングデッド」のティーブン・ユアンということで、ネームバリューだけでも映画ファンの興味を集めるのには充分ですね。

 

さらに、この映画の話題性は、村上春樹原作からの改変の程度がどれほどのものなのかというところにもあると思います。

イ・チャンドン監督は、村上春樹作品をどんな風に咀嚼し、消化し、自分の作品として世に出したのか。

大事な部分を改変しているとしたら、なぜ変えたのか。

そのあたりに注目して見ると、考察や推理が捗るんじゃないかと思います。

 

なので、原作を読んでから見に行けば尚楽しいと思いますし、Wikipediaであらすじを読むだけでもちょっと感じ方が違うんじゃないでしょうか。

 

あとは、村上春樹作品が苦手」という人ほど見に行ってほしいと思います。

たとえば「メタファーが多すぎて合わない」とか「女性蔑視・神聖化のストーリーが苦手」という人ほど溜飲が下がりそう。

 

【1日】メリーポピンズ

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1964年のディズニーミュージカル映画メリー・ポピンズ」のリバイバル作品です。

旧作は、楽しくて耳に残る劇中歌や、表題にもなっているメリーポピンズという素敵なキャラクターによって、長年大勢の人に愛され続けていますよね。

ディズニープリンセス」として括られてはいませんが、メリーポピンズはディズニーランドでのキャラクターグリーティングの人気から見ても、白雪姫やシンデレラと肩を並べて売り出されていてもおかしくないキャラクターだと思います。

 

今回のリバイバルで、そんなメリーポピンズという伝説のキャラクターを演じるのは、「ボーダーライン」「クワイエットプレイス」のエミリーブラント。

歌唱シーンもすべて彼女本人が演じます。

 

今の時代にメリーポピンズが復活するというだけでも夢みたいなのに、コリン・ファースメリル・ストリープベン・ウィショーなど映画ファン垂涎の豪華キャストが勢揃い。

コリンファースとメリルストリープは「マンマ・ミーア!」でその歌唱力の高さを確認済みですが、まさかのベン・ウィショーも歌うの!?

これは絶対見逃せませんです。

 

平原綾香さんがメリーポピンズを演じる"完全日本語吹替版"の方も気になりますね。

字幕でいくか吹替でいくか、迷います……!

 

予習として旧作の「メリー・ポピンズ」を見るのはもちろん、原作者とウォルト・ディズニーによる作品が出来上がるまでのあれやこれやを描いたウォルト・ディズニーの約束まで見てから行きたいところです。

 

【1日】七つの会議

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鑑賞済みです。

ドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」の原作&プロデューサーコンビが、映画に舞台を移して再びパワフルな作品を世に出してきました。

原作は「民王」や「花咲舞が黙ってない」などでお馴染みの池井戸潤さん。監督は「祈りの幕が下りる時」で高い評価を受けた福沢克雄さんです。

 

主演に名優・野村萬斎さんを据えた時点で大勝利だと思ったのですが、豪華すぎる共演陣の演技や原作から来るストーリーの面白さ、そしてテンポ良くわかりやすく展開する演出などなど、見所満載でした。

池井戸潤さん原作の映画といえば、昨年公開の「空飛ぶタイヤ」が記憶に新しいですね。

空飛ぶタイヤ」が保守的で閉じた男社会の中で展開する完全おじさん向けの作品だったのに比べ、「七つの会議」は現代日本の社会問題や政治の世界を中心に蔓延する不正・データ改竄にまで踏み込んだ革新的な価値観の作品でした。

 

普段邦画をあまり見ない人も、もしかしたらすごく気に入るかもしれない。

かなりオタク的な旨味が詰まった作品なので、ぜひ見てほしいです。

 

【2日】ゴッズ・オウン・カントリー

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鑑賞済みです。

こちらは昨年からジワジワ口コミで話題になっていたものの、映画祭やイベント上映など限定的な公開に留まっていた作品です。

鑑賞した人皆が声を揃えて絶賛するもんだから、見たい気持ちを募らせていたので、この度一般公開してくれたのはすごく嬉しいです。

公開を希望する声を上げてくれた方々に感謝です。

 

「神の恵みの地」と呼ばれるイギリスのヨークシャーで、体が不自由な父に代わり牧場の仕事をするジョニーは、思い通りにいかない毎日に苛立ち、酒や不毛なセックスで気を紛らわせています。

労働力として雇われルーマニアからやってきたゲオルゲをジョニーは毛嫌いし、失礼な態度をとりますが、ゲオルゲの優しさや落ち着きに触れ、いつしか「この人以外にいない」と思えるような特別な恋に落ちます。

 

ジョニーとゲオルゲが恋に落ちる描写が丁寧で繊細。彼らの動作1つとっても、相手を惹きつける魅力に満ちています。

人は甘い言葉だけで恋に落ちるわけではないというリアルな説得力に、ただ呆然と二人を見守るばかり。

 

大人になりきれず孤独にくすぶっていた卑屈な少年が、自ら主体的に人生の選択をするまでに成長する話でもあります。

どちらをとっても、素晴らしい傑作。美しい風景描写が瞼の裏に今もまだ残ってるような。

 

【8日】アクアマン

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待ってました! マーベル系作品と対をなす(はずの)DCEU最新作「アクアマン」

ジャスティスリーグ」で初登場した、ジェイソン・モモア演じるアクアマンの大暴れが、やっとたっぷり見れるというわけです。

 

MCUと差別化するために、キャラクター集合作よりも単体作品を後回しにするという戦略はわかるのですが、それでもやっぱり「アクアマン」「フラッシュ」あたりも単体でやってからジャスティスリーグという流れにした方が良かったと思う……けどそれは置いといて。

 

監督はジェームズ・ワン

ワイルドスピード SKY MISSION」の監督ということで大々的に宣伝されていますが、恥ずかしながらワイスピは途中までしか見ていないので、私の中では今でもジェームズ・ワンといえばホラー

「SAW」「死霊館」「インシディアスと、ホラーファンの間でも名高い作品をバンバン生み出してきた彼には、全面の信頼が揺るぎません。今回も信頼しきってる。

きっと満足度の高いエンターテイメントを見せつけてくれるはずです。

 

ところでこの「アクアマン」日本版ポスターの改悪がひどいと少し前に話題になった作品でもあります。

本国版のポスターはこちら。

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上の日本版と見比べてみてください。

個人的には、そんなに変わってなくない? と思います。本国版でも下部に色とりどりのサンゴがあるのは見えるますが、日本版はそこをクローズアップし色を目立たせ、全体的な明度を上げて明るい印象にしています。

 

確かにこれまでのDCEUの特色ともいえる、ザックスナイダーっぽい荘厳な暗さを意識するなら、本国版の方が合っているのかもしれません。

ですがアメコミ「アクアマン」の映画化!という話題性が通用せず、DCEUを追っているファンもあまり多くない日本で初見の人に売り込むのなら、日本版も有効なんじゃないのかな。

実際、すでに映画アクアマンを見た人からは「日本版ポスターの方が内容と合ってた」という声も聞こえてきてますし。

 

「アクアマン」のポスターに対する反応は、少し過敏になりすぎじゃないかなと感じた出来事でした。

作品を早く見て確かめたいと思ってます。

 

【8日】ファースト・マン

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鑑賞済みです。

「セッション」や「ラ・ラ・ランド」を熱量のこもったすごい映画だと認識しつつ、どこか苦手意識を手放せずにいました。

そして今作「ファースト・マン」が、デイミアン・チャゼル監督との三回目の出会いとなります。

音楽というチャゼル監督にとって重要なテーマから離れ、ガラッと雰囲気の変わってきたこの作品で、果たして私は苦手意識を克服することができるのか。

 

そもそも何がそんなに苦手だったかというと、「セッション」ならアンドリューくんが夢を叶えるために恋人や家族の気持ちを踏みにじったり抑圧的なレクチャーを良しとしたりするところがダメでした。

ラ・ラ・ランド」は、夢を追う二人の周りに生きている人物が完全にモブ化され、ないがしろにされている印象を抱いてしまいダメでした。

自分だけでなく他者も生きているこの世界で、自分以外への誠実さが足りないと思ってしまったから、だから苦手意識を抱いたんです。

 

しかし今作「ファースト・マン」はちゃんと、夢を追う誰かを支える人物を描写したし、夢を追う過程の孤独と端から見た狂気をしっかり念頭に置いた演出になっていました。

元々すごい映画を撮る監督だと思うので、ダメなところが気にならなくなればあとはもう、ただ音楽や映像表現、俳優の演技に感動するばかり。

 

とにかく「ゼログラビティ」の何倍も怖い宇宙飛行シーンが見れただけでもひたすらに満足ですし、ライアン・ゴズリングさん特有の感情の読めないポーカーフェイス加減も相まってすごく良い映画でした。

嬉しいことに、チャゼル監督とは和解です。

今後の作品も楽しみにしています。

 

【15日】女王陛下のお気に入り

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「ロブスター」「聖なる鹿殺し」のヨルゴス・ランティモス最新作ということで、二作のファンである私にとってこれも見逃せない作品です。

 

18世紀のイギリスを舞台に、エマストーンとレイチェルワイズが、女王様からの寵愛を受ける「お気に入り」ポジションを巡って争いを繰り広げるというストーリー。

政治的に重要なポストを巡って醜くも真剣に争う話といえば昨年の「スターリンの葬送狂想曲」がありましたが、今作は女性同士の争いだからか「ドロドロ」なんて形容詞で宣伝されてしまっているのがもどかしいところですね……。

 

【15日】半世界

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阪本順治監督最新作で、主演は稲垣吾郎さんです。阪本監督の映画は「エルネスト」も「団地」も見たいと思いながら見れていないので、今回は劇場に見に行きたいです。

ストーリーは、稲垣さん演じる主人公の炭焼き職人と、長谷川博己さんや渋川清彦さんという40歳を越えたおじさんたち3人が、交流を通じて家族との関係や自分の人生を見つめ直すというもの。

 

SMAPが解散してから、役者としてのオーラを増してきている木村拓哉さんは、「無限の住人」「検察側の罪人」「マスカレードホテル」など多彩な作品で活躍しています。

そのどれもが、「アイドル・キムタク」としてのパブリックイメージを逆手にとった印象で、木村さん自身のパワフルな演技力を最大限発揮したものでした。

 

だからと言ったら失礼かもしれませんが、映画好きで知られる稲垣さんの活躍も、もっともっとスクリーンで見たいと思ってます。

アイドル活動をしている稲垣さんとはかけ離れた今回の口髭姿は、その先駆けになるのではないかと楽しみです。

 

 

その他、「ちいさな独裁者」「アリータ:バトルエンジェル」「翔んで埼玉」「ビールストリートの恋人たち」「サタデーナイトチャーチ」「ギルティ」なども気になります。

今月は短いのに、随分多いな……!

 

 

1月鑑賞報告&ランキングベスト5

1月の劇場観賞作品は11本

それでは、1月映画館で観賞した作品の報告をします。

  • 映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS
  • クリード 炎の宿敵
  • アイ・フィール・プリティ!
  • 未来を乗り換えた男
  • シシリアン・ゴースト・ストーリー
  • ミスター・ガラス
  • チワワちゃん
  • ジュリアン
  • マスカレードホテル
  • 十二人の死にたい子どもたち
  • 映画 刀剣乱舞 

紫・ピンクが印象的な映画が多い2019年1月でした。ちょっと怪しい雰囲気。

 

妖怪ウォッチ」「刀剣乱舞」はファンの方に連れてってもらったのですが、どちらも客席の熱気や期待が印象的で、その空間を共有できるだけでもとても嬉しかったです。

そのジャンルや作品に詳しいファンの方が、鑑賞前後に細かく説明してくれる環境に、恵まれてるなあと実感もしました。

私、どんなジャンルの映画も見に行きたいなと真剣に思っているので、誘ってもらえるのがすごく嬉しいんですよね。

この後の一年もいろいろ便乗して見に行きたいな。

 

1月劇場観賞作品ベスト5

さて、1月のベスト5は以下の通りです。

  1. ジュリアン
  2. ミスターガラス
  3. チワワちゃん
  4. 映画 刀剣乱舞
  5. 十二人の死にたい子どもたち

アンブレイカブル」から続いてきた三部作への思い入れがあるので、「ミスターガラス」を1位にしたいところなんですが、作品単体として記憶に刻まれたのはダントツで「ジュリアン」だったのでこの並びに。

「ジュリアン」は、実在する事例への問題提起というテーマ性はもちろん、「シャイニング」の系譜に当たる家族内ホラー作品という点でもクオリティが高いと思います。

上映時間約1時間30分、余計なものをそぎ落としたシンプルな構成で、迫りくる恐怖の描写がストレートに響いてきますよ。ホラー好きにも見てほしいです。

 

今月は邦画もかなり強かったなという印象なのですが、特に「チワワちゃん」はずば抜けていましたね。

原作を読んでいるファンの人からの評価は賛否あるようですが、原作未読の映画ファンとしては、新しい映像表現にテンション上がりっぱなしでした。

おしゃれでぶっ飛んでてメッセージ性も強い。キャラクターも立っていて、演じる俳優に合致した人物に見える。音楽やライティングの使い方、表現の斬新さと遊び心、何をとっても近年の邦画でトップクラスだと思います。

 

そして「映画 刀剣乱舞」!

二次元実写化に対する偏見をものともしないような、俳優のパワーと脚本の面白さを兼ね備えた作品でした。

原作ゲームやアニメ・舞台を知らなくても全然大丈夫!

コアなファンも初見も楽しめるというのは、かなりすごいことなんじゃないでしょうか。

 

「十二人の死にたい子どもたち」も、私のTLでは全然話題になりませんでしたが、でも好きなんですよね……!

パロディ元の作品を愛しているのはもちろん、出演している俳優さんたちのキャスティングも納得ですし、重いテーマを含んだティーン向けミステリーに堤幸彦さんが本気で挑戦したのは、私には好感が持てる。

どこか人魚の眠る家」と共通するメッセージを感じたのも、良いと思ったポイントです。きっと訴えたいことがあって作品を作ってんるんだと思ったから。

 

 

というわけで、随分遅くなってしまいましたが、2月注目映画の紹介でした。

月半ばに発表してもあんまりしょうがないから、次は月始めに出したいです。頑張ります……。

 

1月公開予定の映画で楽しみにしてるもの10選+12月鑑賞報告

あけましておめでとうございます。たぬき(@tada11110)です。

 

今月の見たい映画について更新するのが、だいぶ遅くなってしまいました。

年末年始の長いお休みによる正月ボケが重症だったのと、年明け早々に足首を捻挫してしまい、余計にやる気を失っていたのが主な理由です。

出足からつまずいてしまった2019年ですが、今年は昨年以上にたくさん映画を見て、さらにはブログ更新頻度も大幅アップしていきたいと思ってます。

 

ちなみに映画初めは捻挫する前に済ませておりまして、見たのは「妖怪ウォッチ」です。

この正月ボケも捻挫もたぶん妖怪のせい……だったりして。

 

というわけで、もう半ばですが今月の見たい映画をご紹介していきます。

 

 1月公開予定の見たい映画10選

【11日】クリード 炎の宿敵

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なんといっても今月は、私のオールタイムベストから絶対に外せない「クリード チャンプを継ぐ男」の、待望の続編が公開されますね!

「ロッキー」1作目から長く続くロッキー・バルボアというキャラクターの人生を今なお追い続けられること、そしてロッキー同様最高に愛されるキャラクターとして誕生したアドニスクリードの雄姿がまた見られることが本当に嬉しいです。

 

この続編でアドニスは、奇しくも「ロッキー4」で父・アポロの命を奪ったイヴァン・ドラゴの、実の息子と対戦することになるそうです。

ということは、おそらく「ロッキー4」の展開や演出が踏襲される可能性が高そう。

たとえば「機械的な人体改造」と「自然の中で行う原始的なトレーニング」とを対比させるような演出は、オマージュされそうですよね。

 

「ロッキー4」は、当時アメリカが敵対していたロシアの選手を敵役に仕立て、それを打ち負かすというストーリーのプロパガンダがよく指摘される作品でもあります。

今回の「クリード2」ではそのことに少しでも言及するのか、しないのか、これも気になるところですね。

 

あとは、「アポロがドラゴに挑戦して命を落とす……」という「ロッキー4」の展開を踏襲するとしたら、命を落とすのはもしかしてロッキーなのでは!?と見る前からかなり心配しています。

前作「クリード」では癌と戦っていたので、ありえそうで怖い。

もしそんなことになったら映画館の椅子から立ち上がれずKOされてしまいそうです。

 

アメリカのヒーローだったロッキーというキャラクターの「老い」を、恐れずに真っ向から描いているところも、前作が素晴らしいと思ったポイントなので、もしも悲しい別れがあったとしても、心して受け止めるつもりではあります。

が、辛いものは辛い。

もし映画館から帰ってきて意気消沈してたら察してください……!

 

【11日】アンダー・ザ・シャドウ

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これは1年前に、すでにNetflixで鑑賞している作品です。

 

私が見た時と同じく、今もNetflixで配信されていて、今月「未体験ゾーンの映画たち2019」でも上映されるみたいなので、紹介したいと思います。

良い作品なので、見れる方は劇場で、難しい方はNetflixで見てみてほしいです。

 

誰におすすめしたいかというと、もちろんホラーファン。

昨年「へレディタリー」「来る」などの傑作ホラーを楽しんで、今年もどんどんホラー映画を見ようと意気込んでいる人にぜひ見てほしい。

 

この映画が他のホラーと違うところは、舞台が戦時下のイランであるところです。

主人公の女性は夫を戦場に送り、幼い娘と二人きりでアパートに暮らしています。

得体の知れない「何か」に気がついてしまうのは娘の方で、最初は本気にしていなかった母も、物語が進んでいくにつれ怪異の存在を強く感じるようになっていく。

その頃には、戦闘が激化して周りの住人たちがどんどん疎開していなくなっていってしまい、母子の不安はさらに煽られるのです。

 

「戦争」と「怪異」という恐怖のダブルパンチが、いつしか混ざりあってどっちがどっちなのかわからなくなる。

クライマックスで母子が目撃する恐怖は、一体何に対する恐怖なんでしょうか。

 

普段「Jホラーと欧米ホラー(たまに韓国ホラー)」みたいに二分化しがちですが、ホラー映画もまた多様であり、現実の社会を投影するのに適したジャンルだと実感させてくれる作品です。おすすめ。

 

【11日】未来を乗り換えた男

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恒例の新宿武蔵野館上映作品ですね。すでにチラホラ絶賛の声が聞こえてきてます。

 

ナチス政権下のドイツから逃れフランスに亡命した主人公。

自殺した別人になりすますこととなり、自分が偽物を演じている人物の妻に恋してしまうという物語のようです。

 

前知識はこのくらいしかありませんが、命を守るために祖国や今までの人生を捨てた主人公が、最後にどんな選択をするのか、映画館でじっくり追いたい作品だと思います。

 

 

【12日】ゴールデンスランバー

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伊坂幸太郎原作、堺雅人主演で2010年に映画化された「ゴールデンスランバー」が韓国でリメイクされました。

 

日本公開版も、邦画にしては規模が大きくてアクションの多い映画でしたが、韓国版はさらに派手で景気の良い逃走劇が見られそうですよね。(車の屋根に、乗ってますもんね!!)

 

主人公カン・ドンウォンさんのビジュアルも堺雅人さんに寄せてる感じがします。

原作も日本版の映画も好きなので、今作も見て比較したり、改めて青柳君のかわいそうな姿を見たいと思います。

 

ちなみに私は、友人がある日いきなり大統領暗殺犯に仕立て上げられて、助けを求めて自宅に訪れた時のことをよく妄想します。

そんな時、相手を信じて手を貸してあげられる人でいたいなという、人生の理想像を持っています。

直接関係ないですが 笑

 

【18日】マスカレード・ホテル

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原作・東野圭吾、主演・木村拓哉長澤まさみによるミステリー映画です。

 

ホテルが舞台でたくさんの登場人物が出てくる映画といえば、私は三谷幸喜監督作「THE 有頂天ホテルを連想します。

THE 有頂天ホテル」の見所は、ホテル内の各所で一夜のうちに偶発する様々な事件や、それぞれの思惑で動き回る個性豊かな登場人物ですが、今作は群像劇というわけではなさそうですね。

大量の宿泊客の中から犯人候補を見つけ出すというのも、同じくらい面白そうな設定ですけど。

 

いやしかし東野圭吾さんすごいですね。

篠原涼子さん主演「人魚の眠る家」の公開はたった2カ月前ですし、さらに今年はKis-My-Ft2玉森裕太さん主演の「パラレルワールドラブストーリー」も控えています。

これほどメディアミックスに適した安定して面白い作品群を次々に世に出せる作家東野圭吾さん以外には、なかなかいないでしょう。(最近は池井戸潤さんかな)

 

正直な話、公開されたら全部見に行くほどのファンではないです。

でも映画容疑者Xの献身」や「真夏の方程式」はかなり好きだし、先日映画館で鑑賞した「人魚の眠る家」もテーマに見ごたえがあって面白かったと思います。

「マスカレードホテル」も楽しみです。

 

検察側の罪人」で、長年身にまとい続けていた"スーパーアイドルのキムタク"というパブリックイメージを盛大に脱ぎ捨てた(あるいは逆手にとった)木村拓哉さんの、次なる名演にも期待しています。

 

【18日】チワワちゃん

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ヘルタースケルター」「リバースエッジ」に続き、岡崎京子さんの原作漫画を映画化した作品です。

 

惨殺死体となって発見された少女は、仲間内で「チワワちゃん」と呼ばれていたが、その本名も素性も誰1人知らなかった――――。

チワワちゃんを取り巻く若者グループには門脇麦成田凌寛一郎玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎など、今をときめく若手俳優が勢揃い。

彼らはチワワちゃんの死によって何を思い、どんな行動に出るのでしょうか?

 

予告編やあらすじの印象だと、ちょっとエグみのある物語のように思えます。

まだ私は「ヘルタースケルター」も「リバースエッジ」も未見なので、岡崎京子、心して臨むぞ!

 

【18日】ミスター・ガラス

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2年前の「スプリット」公開時に衝撃とともに幕を開けたM・ナイト・シャマランユニバース、待ちに待った続編がついに公開です。

 

前作「スプリット」は、多重人格者に拉致監禁されるというサイコスリラーでしたが、ラストにまるでマーベル作品のように意味深な次回作への伏線が張られたことで話題になりました。

しかもその内容は、シャマラン監督の過去作「アンブレイカブル」との関連も示唆されていたため、「スプリット」「アンブレイカブル」そして「ミスターガラス」の世界はつながっていることが明らかになったのです。

まさにこれは、アメコミ作品メインに最近流行している「ユニバース形式」の作品展開そのものですよね。

 

しかも、「ミスターガラス」に登場するキャラクターは、特殊能力を持つ自分たちのことを"スーパーヒーロー"だと思っているようです。

うーん、予告編の印象としては完全に"ヴィラン"なんですけどねw

 

それはさておき、まさかのM・ナイト・シャマランがスーパーヒーローユニバース映画に参戦ということで、アメコミ映画ファンでありシャマラニアンである私にとっては、大注目の作品なわけです。

 

キャスト並びの豪華さも目をひきますよね。

ブルースウィリス、サミュエルLジャクソン、ジェームズマカヴォイの"スーパーヒーロー"三人組も、未だかつてないほどの無敵感漂ってますし 笑

あとは、「オーシャンズ8」でタミーを演じていたサラ・ポールソンさんが重要な役どころになるみたいなので、そこもチェックしたいですね。

 

【18日】バシュランギおじさんと、小さな迷子

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少女とおじさんの心暖まるほっこり物語かと思いきや、立場の違う他者との価値観の相違について描いた、メッセージ性の強い作品みたいですね。

 

熱心なヒンドゥー教徒であるインドの青年・パワンは、迷子の少女・シャヒーダーと出会い、力になろうとします。

少女が実はパキスタン人でイスラム教徒だと知ったパワンは激しく葛藤しますが、それでも彼女を家に返すために宗教や国籍の壁を越えて、奮闘するという物語。

 

「パッドマン」や「PK」が記憶に新しいですが、インド映画は積極的に自国の価値観をアップデートしようとする表現作品が目立ちます。

正直、日本では既存の価値観を覆そうとする挑戦的な作品はあまり出てこないので、インドが羨ましいような気持ちにもなってしまいます。

羨んでるだけじゃ仕方ないから、私たち一人一人から価値観のアップデートを始めていかなければいけませんね。

 

それはさておき「バシュランギおじさんと、小さな迷子」は、最近のインド映画の良い印象もあって、かなり期待している作品です。

 

よくあらすじを読んだら、ポスターに映ってる二人とも「バシュランギ」という名前ではないみたいですね。

「バシュランギ」ってどういう意味なのかも気になるので、劇場で確かめたいと思います。

 

【25日】サスペリア

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君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が、1977年公開のホラー映画「サスペリア」をリメイク。

オリジナル版とは大幅に雰囲気を変えた、挑戦的な作品になっているようです。

 

私は1977年版からして未見なので、新作鑑賞前に旧作の方を予習しておきたいところです。

 

出演者はダコタ・ジョンソンティルダ・スウィントン、クロエ・グレースモレツら、パワーを持った俳優が揃ってます。

ベルリンの世界的バレエ団に隠された"秘密"とは一体なんなのか?

2019年ホラー初めはこの作品になりそうなので、昨年の傑作たちを超える斬新さを期待しちゃいます。

 

 

【25日】12人の死にたい子供たち

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安楽死するため廃病院に集まった12人の若者たちが、13人目を死体で発見してしまい、自分たちの中にいるかもしれない犯人探しをする……という密室ミステリー映画です。

 

こういうの、好きなんですよね。

密室で命をかけてゲームする作品、といえば「インシテミル」とか「ダンガンロンパ」などがあって、私はどちらも好きなんですけど、今回の作品も同じ雰囲気を感じます。

タイトルのオマージュ元は1957年の映画「12人の怒れる男」だと思いますが、全員で話し合って答えを決めるまで部屋から出れないという陪審員制度の設定は、密室デスゲームと通じるところがあるかもですね。

 

密室に多人数で閉じ込められて、出るために全員が知恵を絞り合う。

これ系の物語は、舞台が一ヶ所に限られる分、キャラクターやストーリーが緻密に練り込まれているかどうかが大事なポイントなので、そこにも注目したいです。

 

この公式ビジュアルの、登場キャラクターを1人ずつ属性で振っていく感じがすでにワクワクするので、心配いらなそうですけど。


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うわ~~! 豪華若手俳優陣が、それぞれどんなキャラを演じるのかめちゃめちゃ楽しみになりますね。

 

予告編を見た時点で「どんなに評判が悪くても見に行こう!」と思ったのですが、原作が冲方丁さんだと知り、さらに見逃せなくなりました。

堤幸彦監督は、最新作「人魚の眠る家」が結構良かったので、期待値高まってますし。

 

また新たな邦画娯楽系の傑作をどーんっと見せつけてくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

12月鑑賞報告&ランキングベスト5

12月の劇場鑑賞本数は13本

それでは、12月映画館で観賞した作品の報告をします。

  • へレディタリー/継承
  • 斬、
  • くるみ割り人形と秘密の王国
  • パッドマン
  • 来る
  • ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生
  • ドラゴンボール超 ブロリー
  • メアリーの総て
  • マイ・サンシャイン
  • アリー/スター誕生
  • シュガーラッシュ オンライン
  • こんな夜更けにバナナかよ
  • グリンチ

改めて振り返ってみると、なんだか12月公開作はインパクトのあるスゴい作品ばっかりでした。

 

スターウォーズ最新作「ハン・ソロ」が上半期に公開されることとなり、12月公開作が薄くなると危惧されてましたが、全然そんなことはなかった。

まあたしかにハリウッド大作系は少なかったかもしれないけど、子供受けの良さそうなファンタジーものやCGアニメ映画はかなり豊作だったと思います。

 

あとは、「グリンチ」か「こんな夜更けにバナナかよ」で大泉洋締めをした映画好きの方も多いでしょうね。

一昨年もすごかったけど、去年もすごかった。大泉さんの今年の活躍にも期待してます。

 

12月劇場鑑賞作品ベスト5

さて、12月のベスト5は以下の通りです。

  1. へレディタリー/継承
  2. 来る
  3. ドラゴンボール超 ブロリー
  4. シュガーラッシュ オンライン
  5. メアリーの総て

ホラーファン冥利に尽きる怖さ・面白さだった「ヘレディタリー/継承」はダントツ1位。

そのままのテンションで「来る」を見に行ったら、まさかの正反対の雰囲気に驚き、まんまとどっちも好きになってしまいました。

各所で言われてることですが、家庭という閉鎖的な場所で起こる逃げ場のない怪奇現象を描いているという点では、「ヘレディタリー」と「来る」は同じテーマ性を持っていると思います。

 

ドラゴンボール超 ブロリーは、その圧倒的なバトルシーンの重厚さに度肝を抜かれ、ファンとしてサービスシーンも余すところなく楽しめた満足感が、いまだに濃く残っています。

まだドラゴンボールに触れたことのない人が、入門として見るのにもぴったりかもしれませんね。

キャラクターや設定なんか知らなくても、とにかくバトルシーンが楽しい作品だということがわかるので。

 

あとは、原作以上にガチのSF展開をやりこんでるのも映画向きで良かったです。

特にブロリーが住んでる星の描写とか、ちょっと変態的でしたよね。なにあれ。

 

 

まとめ

というわけで、2018年最後の月の鑑賞報告でした。

ツイッターに載せた2018映画ベストについても、近いうちに記事にしたいと思います。

やるって言ったらやる。やるぞ。いつになるかはわからないけど、やるぞ……!

 

それでは、映画好きの皆さんの、昨年以上に充実した映画鑑賞ライフを心から祈っております。

更新頻度の低いブログではありますが、読んでくださる方、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ディズニープリンセス大集合に向けて!<14人のプリンセス像の変遷と考察>

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シュガー・ラッシュ:オンライン」の予告編が公開された時からずっと、ディズニープリンセス大集合シーンが楽しみで楽しみで仕方ありません。

生まれた時代も、背負わされた物語も全く違う彼女たちが一堂に会し、言葉を交わし合うなんてほんとに夢のようですよね。夢かな?

 

この記事は、「シュガー・ラッシュ:オンライン」の公開が間近に迫った今、改めてディズニープリンセスたちについて考える機会の場とします。

そしてプリンセス作品を通して描かれる女性像が、時代や社会に影響を受け、変遷してきた歴史について振り返りたいと思います。

ぜひ、映画鑑賞前に読んでもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

 

ディズニープリンセスとは? 

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ディズニープリンセス」とは、ディズニー作品に登場するお姫様、あるいはそれに類するヒロインのうち、主人公格のキャラクターを指して使われる言葉です。

 

メンバーは以下の14人です。※()内は登場作品名

 

実はこの並びにもいろいろツッコミたいところがあります。

 

首長の娘であるポカホンタスや村長の娘であるモアナはまだしも、ムーランは「プリンセス」なのかとか。

ジャスミンは主人公ではないじゃないかとか。

実写映画「魔法にかけられて」のジゼル姫はディズニープリンセスと認められないのかとか。

ピクサー作品(メリダ)を含めてもいいのかとか……。

 

いろいろあるんですけど、とりあえず映画に登場するのは上の14人で間違いありません。

 

※初の実写プリンセス、ジゼルは一度「ディズニープリンセス」のくくりに含まれたようですが、彼女のビジュアルを使う度に、エイミー・アダムスの肖像権に対し莫大なお金を払う必要があるため、現在は外されているみたいです。

 

ディズニーが女児向けに展開するグッズのモチーフとして強く打ち出しているのもこの「ディズニープリンセス」で、人気はとても根強いらしいですね。

近年の「アナ雪」人気、アナやエルサのコスプレをする女児の多さからも、需要の高さが伺えます。

 

男性が主人公のディズニー作品は「ディズニープリンス」とか「ディズニーヒーロー」としてまとめられることも、ジャンル化されることもありません。(ディズニープリンセスの相手役の男性が「ディズニープリンス」としてまとめられることはあります)

女性という属性だけが積極的に「プリンセス」としてジャンル化され、記号的に消費され、しかも「女性向け」に作られる。

ここに明確な非対称性を感じますけど、主題とは外れるので置いておきますね。

 

ともかく、ディズニーが「ディズニープリンセス」という強いジャンル・ブランドを手にしたことによって、長いスパンで定期的に女性が主人公の映画が作られ続けることとなったわけです。

もちろん1937年の白雪姫のような女性を2010年代に描けば、古い価値観の再生産になってしまいますから、時代や社会に合わせてキャラクター像をアップデートさせていく必要があります。

だから、ディズニープリンセスの描かれ方の違いを追っていくことは、ここ数十年の社会的な女性像の変遷を見ることに他ならないと思うんです。

 

ということで、前置きが長くなりましたが、14人のディズニープリンセスの性質や境遇の変遷を見ていきましょう。

 

14人のディズニープリンセス紹介と変遷の歴史

古典的プリンセス期(1937~1959)

白雪姫 「白雪姫」(1937)

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⇒姫の美しさに嫉妬した継母が姫を殺そうと企みます。

しかし、王子による真実の愛のキスで姫は目覚め、王子と結ばれ幸せになります。

 

シンデレラ 「シンデレラ」(1950)

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⇒いじわるな継母や義姉たちにこき使われているシンデレラ。

魔法の力で参加した舞踏会で王子に見初められ、結ばれて幸せになります。

 

オーロラ姫「眠れる森の美女」(1959)

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⇒悪い魔女に呪いをかけられ生きたまま眠り続けることになりますが、王子によって助け出され、幸せになります。

 

古典的プリンセス期まとめ

初期3作のお姫様たちは降りかかる運命に抗うことなく、目の前で起こる出来事をただただ受け入れ、物語が進んでいきます。

最終的に、身分が高くて富も充分に得ているであろう王子様が現れて、王子様のモノになることで、彼女たちは幸せを手にします。

 

性格はみな一様に従順でしとやか。

3人ともすごく可愛らしいんだけど受動的で、自分から行動を起こすことはしません。

非常に従来的な古い女性像を反映したキャラクターだと言えると思います。

 

ちなみに、この頃の王子は権力だけを持っている存在であればよく、個性はほとんどありません。(プリンス・チャーミング!!!)

女性が主体性をもって相手の男性を選択しているのだと認識させるためには、王子の内面やプリンセスとの性格の相性、信頼関係などを描くことが重要ですが、この頃の彼女たちに主体性は必要なかったので、選ぶ理由となるはずの王子の個性もいらないのです。

 

ここまで書いて勘違いされそうですが、別に初期の3作が嫌いなわけでないです。

過去の名作として素晴らしいし、プリンセスたちもかわいくてキレイで好きなんですが、この古典的な女性像を幼い子供や若い人に見せるなら、合わせて教育も必要だよなあと思うわけです。

 

自我を持ったプリンセス期(1989~1992年)

アリエル「リトル・マーメイド」(1989)

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⇒陸に憧れていた人魚姫が、海の魔女に人間にしてもらいます。

魔女は人魚たちの王国を乗っ取るつもりでしたが、エリック王子によって倒され、最後に姫と王子は結ばれます。

 

ベル「美女と野獣」(1991)

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⇒捕らわれた父の身代わりに、自分が幽閉されると申し出た変わり者のベル。

いつしか恐ろしかったはずの野獣に惹かれ、真実のキスにより野獣は人間の姿に戻り、二人は結ばれます。

 

ジャスミン「アラジン」(1992)

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⇒貧しいアラジンに騙され、彼を王子だと思っていたジャスミン姫。

国を裏切った大臣に追い詰められますが、アラジンに助けられ、二人は結ばれます。

 

自我を持ったプリンセス期まとめ

初期のプリンセスたちと見比べるとわかると思うんですが、すごくパワフルな印象のキャラクターたちですよね。

彼女たちは主体的かつ活発に行動するし、個人的な願いや望みを持っているし、感情表現も豊かで笑ったり泣いたり怒ったりします。

美しいだけで意思をほとんど持たず、受け身に王子を待ち続けるプリンセスよりも、1人の意思を持つ人間として描かれていると感じますよね。

「眠れる森の美女」から30年が経ち、社会的な女性観も変わってきたからこその変化だと思います。

 

ただ、初期作品から続く「男性と結ばれることがハッピーエンドの条件」という典型的なプリンセス物語の構図は、この段階でもキープされてしまっています。

どんなにアリエルがおてんばでも、ベルが思慮深くても、ジャスミンの気が強くても、「彼女たちの最高の幸せは男性によってもたらされる」という受動的な一面は払拭できていないんですよね。

 相手役の男性と出会う前は枠にはまらず自由に生きていた女性たちが、最終的に「男性と結ばれるのが女性の幸せ」という枠にはめられてしまったようにも思える物語たちです。

 アップデートしようとしてしきれてないもどかしさを感じます。

 

人種多様プリンセス期(1995~2009)

ポカホンタスポカホンタス」(1995)

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⇒インディアンの村で首長の娘として暮らすポカホンタス

イギリス人開拓者のジョン・スミスと恋に落ちるが、ポカホンタスは彼よりも故郷を選び、最後に二人は離れ離れになってしまう。

 

ムーラン「ムーラン」(1998)

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⇒足の悪い父の代わりに男装して従軍するムーラン。

彼女が筆頭となって敵を倒し、名誉を得ると同時に、思いを寄せていた上官の男性と結ばれる。

 

ティアナ「プリンセスと魔法のキス」(2009)

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⇒亡くなった父の夢だったレストランを開くために、毎日忙しなく働くティアナ。

カエルにされてしまったぐうたら貧乏王子と恋に落ち、2人で夢を叶える。

 

人種多様プリンセス期まとめ

ポカホンタスネイティブアメリカン(インディアン)、ムーランはアジア人(中国人)、ティアナはニューオリンズに住む黒人です。

ここへきてディズニーは、白人ばかりだった「ディズニープリンセス」の人種多様化に乗り出したわけですね。

(というか、「アラジン」のジャスミンからその傾向は始まっているんでしょうね)

 

ポカホンタス」や「ムーラン」では、自分たちの民族や家族を守るために勇ましく戦う女性の姿が描かれており、プリンセス像としてはかなり前進していると思います。

しかしこれらの作品は、史実や実際に存在する伝説をもとにした物語だったことも影響し、当事者であるネイティブアメリカンやアジア系の民族から強い批判を浴びてしまいました。

白人以外のプリンセスを登場させるために舞台を異国に設定したものの、異文化に対する考証が不足していたことも批判の大きな原因でしょう。

プリンセスと魔法のキス」に対しても、黒人社会からの批判の声はあったようですが、「ポカホンタス」や「ムーラン」と比べれば、やりたかったことをちゃんと成功させている作品に思えます。(素晴らしい音楽しかり)

 

それにプリンセス・ティアナは「王子と結婚するのではなく、自分の力で働いて店を開きたい」という自立の夢を持っている女性です。

ラストは従来的な展開に沿って王子と結ばれるティアナですが、次の世代の新しいプリンセス像への足掛けとなったキャラクターだったと思います。

 

ちなみに、以下の画像左はティアナの友人、シャーロットです。

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彼女は「王子様と結ばれることこそが女の幸せ」と、これまでのディズニープリンセス作品の根幹となるような価値観を持っています。

彼女は王子様なんていなくても、街一番の金持ちの家に生まれ、毎日プリンセスのような生活をしているのに、ですよ。

白馬の王子様を夢見るシャーロットの描かれ方は、もしかしたら「ディズニープリンセス」に憧れる現実の女の子たちをイメージしているのかもしれませんね。

 

良いなあと思うのは、このシャーロットが「シンデレラ」のいじわるなお姉さんのように、他人の幸せを嫉むような人物ではないところです。

親友であるティアナの夢や恋を精一杯後押しし、後でこっそり泣いたりする優しい子に描かれています。

「シンデレラ」のいじわるなお姉さんとは大違いですね。

 

ティアナの「自立したい」願いと、シャーロットがティアナに向ける深い愛情は、「女は男の存在があってはじめて幸せになれる」という従来のディズニープリンセス的価値観に対する自己批判になっていると思います。

この後の作品と比べれば描写がまだ固いですが、大いなる一歩という感じです。

 

CGアニメプリンセス期(2010~2012)

ラプンツェル塔の上のラプンツェル」(2010)

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⇒高い塔の上に18年間幽閉されていた女の子が、盗賊の力を借りて外の世界へ飛び出す。

実は彼女は行方不明のプリンセスで、足を洗った元盗賊と婚約し幸せになる。(ちょっと語弊がある気がするが……笑)

 

メリダメリダとおそろしの森」(2012)

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⇒弓が得意でおてんばなプリンセス・メリダは、自分のせいで実の母親を大きなクマにしてしまう。

なんとか王妃をクマから人間に戻し、メリダは家族の絆を取り戻す。


CGアニメプリンセス期まとめ

二人とも髪の毛の躍動感がすごいね……!

それはさておき、こうやって並べたけど「塔の上のラプンツェル」と「メリダとおそろしの森」はかなり性質の違う作品だと思います。

ただ「塔の上のラプンツェル」は初のCGアニメプリンセスだし、「メリダとおそろしの森」はCGアニメを得意とするピクサースタジオ(トイストーリーの)が生んだ初のプリンセスなので、CGで作られている意味合いが強いんじゃないかと思って並べてみました。

 

実際のところ「塔の上のラプンツェル」は、CGは素晴らしいけど物語的には時代が巻き戻ってしまってるんじゃないかなと思います。

白人女性が主人公、いじわるな継母、アラジンのような盗賊の男性が助けに来てくれて、新しい世界を見るのが夢、実はプリンセスで彼と結ばれてめでたし……って、なんだか今までのディズニープリンセスものを少しずつ持ち寄って混ぜたみたいな作品じゃないでしょうか?

性格はアリエルに近いですよね。

 

一方「メリダとおそろしの森」はかなり革新的な作品だと思います。

まず何よりメリダの相手役の男性が全然出てきません。

いや、結婚相手候補は何人も出てくるんですが、完全にモブ扱いです(あの中の一人と今後結ばれるフラグは立ってると思うけど)

 

この作品の主題は「母と娘の関係」です。

プリンセスと魔法のキス」でも触れましたが、女性同士の絆が描かれることは、女性の主体性を描くことにつながっていると思います。

「男性抜きのプリンセスも立派な一人の人間である」という感覚を見ているこちらに抱かせます。

ピクサースタジオ作品の「色」が影響した部分も大きいでしょうが、この作品で試験的に「女同士の絆がテーマでもいける」と核心を抱いて、この後の「アナと雪の女王」でまた一段階上まで解放させたんじゃないかと私は想像しています。

 

冒頭では「ピクサー作品もディズニープリンセスに入れていいのか」なんて書きましたけど、「シュガーラッシュ オンライン」にメリダが出るのが実はめちゃくちゃ嬉しいです。声優、大島優子さん続投なのも嬉しい。

 

ということで、この2作品は映像技術の面でも、作品内容の面でも、次の大きな変革への試験的な作品に位置づけられるのではないでしょうか。

割と時代に逆行しているラプンツェルの人気が高いの、複雑な気持ちになりますよね。

シャーロットタイプの子がやっぱ多いのかなあ。

 

プリンセス解放期(2013~)

アナ、エルサ「アナと雪の女王」(2013)

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⇒生まれつき氷の魔力を持った姉・エルサは、能力を暴発させた罪の意識から行方をくらませてしまう。

妹・アナの頑張りによりエルサの心は救われ、自分らしく生きることの喜びを知る。

 

モアナ「モアナと伝説の海」(2016)

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⇒モアナは海の女神に「心」を返すため、半神の英雄・マウイと一緒に海を冒険する。

冒険が終わるとモアナはマウイと別れ、将来は航海士になろうと決意するのだった。

 

プリンセス解放期まとめ

アナやエルサやモアナが、一体何から解放されているのかというと、「女性の幸せは男性との恋愛によってもたらされる」という展開からです。

 

「好きな男性と結ばれて幸せになる」というお約束の結末から自由になり、

  • 大好きな姉とまた仲良く暮らせるようになる
  • 自分の個性を包み隠さず、かつ人の役に立てるようになる
  • 親とは違う自分自身の夢を持ち、その実現に向け進んでいく

などの、恋愛結婚イデオロギーに縛られないそれぞれのハッピーエンドを迎えています。

 

「二人は結ばれました」以外の結末が許されたことで、物語に無限の可能性が生まれ、ディズニープリンセス作品の世界観に奥行きが与えられたように思えませんか?

 

もちろん「アナ雪」「モアナ」にも男性キャラクターは出てきますが、今までのディズニープリンスとはちょっと様相が違うんですよね。

 

クリストフ→男らしくない、格好よくないと作中で明言されているし、先陣切って闘ったりもしないが心優しいところが魅力の、「男らしさ」から解放された男性。

ハンス→典型的な王子様らしいキャラクターとして描かれるが、その正体は悪役であり、彼が悪に染まったのは「男らしさ」のプレッシャーが原因。(13人兄弟の末っ子コンプレックス)

マウイ→男性かどうかは大きな問題ではなく、モアナの特別なバディとして活躍する。

チャーミングなキャラクターだが、いわゆる一般的な「イケメン」ではない。

 

この3人を並べてみて改めて思うのですが、ステレオタイプ的な描写から解放された女性キャラクターを主役に据えた作品では、男性もまた「男らしさ」のステレオタイプから解放されているような気がするんです。

もし私の考えが当たっているとしたら、段々とディズニープリンセス作品は女性にとっても男性にとっても「らしさ」を押しつけない優しさや懐の深さを備えつつあるのかもしれません。

 

と、ここで次に待っているのが2018年12月公開の「シュガーラッシュ:オンライン」なわけです。

「本物のプリンセスよ!」(※予告編参照)のようなメタ的なセリフもあるようですし、ディズニーがまたもや自社が描いてきたこれまでのプリンセス像を自ら批評・批判し、アップデートさせてくれるのではと、期待しちゃいます。

↓「シュガーラッシュ:オンライン」予告はこちら


ディズニーキャラ共演!『シュガー・ラッシュ:オンライン』日本版予告編

 

 

初期プリンセスが「キャラ崩壊」!?アップデートの重要性

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(このシーン、皮肉が効いてますよね~w)

 

「シュガーラッシュ:オンライン」の予告編が公開されたとき、以下のような反応があったのをよく覚えてます。

 

「こんなの白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫じゃない!」

「名作を冒涜してる!」

 

うう~~まあ、気持ちはわかります。

もちろん初期の3作では、現代の女性像からもっともかけ離れたプリンセスが描かれているので、しとやかで従順な彼女たちが積極的かつ現代的にしゃべったり動いたりすることに抵抗があるんですよね……。

公式が堂々と「キャラ崩壊」させてきた印象で、ショックを受けてしまう気持ちも、わかります……。

小さい頃から白雪姫やシンデレラに憧れていた人なんかは尚更ですよね。

 

でも、年代を越えて今なおプリンセスたちが万人に愛されているからこそ、そのショックが必要なのかもしれません。

 

考えてみると、「白雪姫」は1937年の作品、約80年前です。

それを、「自分も子供の頃見たから」とか「ディズニーが好きだから」と、幼稚園に上がる前の子供にそればかり見せる親もきっと多いですよ。

実際平成生まれの私も「白雪姫」「シンデレラ」見せられて育ちましたし。

しかし、何十年も昔に作られた古い価値観の作品に、今を生きる女児や若い女性たちが影響を受けて価値観を形成するとしたら、ちょっと恐ろしくないですか。

 

見せるのがダメとかそういう話ではなく、新しいものも満遍なく見る機会を作ってあげた方がいいと思う。

だからこそ、しっかり「白雪姫」や「シンデレラ」が過去の作品だと印象づけるような、「シュガーラッシュ:オンライン」のプリンセスたちの描写は、これから未来を生きる子供達にとって重要かもしれないって考えています。

 

もちろん他の方法で「女の子だって王子様を待たなくていい」とか「女の子だって自分1人の力で願望を叶えたっていい」と教えることもできます。

ただ、「シュガーラッシュ:オンライン」は女の子に多様な選択肢を主体的に掴みとるためのヒントを与えてくれる作品かもしれないから、「キャラ崩壊」にも意味があるかもよって、私はそんな風に希望を持ちたいんです。

 

 

シュガー・ラッシュ:オンライン」楽しみ!

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というわけで、これまで時代や社会の移り変わりと共にそのあり方も変わってきた「ディズニープリンセス」が、フェミニズムが盛り上がりを見せるこの2018年にどんな新しい顔を見せてくれるのか本当に楽しみにしています。

こんだけ長々と書いておいて、もしかしたらプリンセスたちの登場シーンはほとんど予告編にあるものが全てかもしれない……!けど。

でもやっぱり「シュガーラッシュ:オンライン」のみならず、今後のディズニープリンセスに注目していくつもりです。

ヴェネロペも本格的にプリンセス入りするのかなあ。

 

※ちなみに今回ちょびっとしか触れなかった「魔法にかけられて」は、ディズニーによるメタ的なディズニープリンセス批判がすごく面白いので、まだ見たことない人にはおすすめです。

魔法にかけられて (字幕版)

魔法にかけられて (字幕版)

 

現実で「動物とお友達」「いきなり歌い出す」をやられると結構キツイぞ……!

 

※今回の内容は数年前に読んだ荻上チキさんの「ディズニープリンセスと幸せの法則」という本から多大な影響を受けているものであります。

現在手元にないので引用などはしていませんが、参考文献としてご紹介しておきます。

ディズニープリンセスと幸せの法則 (星海社新書)

ディズニープリンセスと幸せの法則 (星海社新書)

 

ご興味のある方は面白い本なのでぜひ。

 

 

 

12月公開予定の映画で楽しみにしてるもの12選+11月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

 

2018年もとうとう残り1ヶ月を切りました。

今年の新作映画ベストランキングが、頭のなかにそれぞれ出揃ってくる頃かと思います。

私は例年にも増して気に入った作品ばかりだったので、10個に絞りきれるかどうか不安です。

ああだこうだ、考えるのがまた楽しいんですよね。

 

ランクイン争いはギリギリまで結果がわかりません。

なぜなら12月楽しみにしている映画が、やっぱりたくさんあるからです。

その見逃せない新作映画を、全部で11本ご紹介します。

 

 

12月公開予定の見たい映画11選

【1日】セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!

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予告やポスタービジュアルを目にした瞬間から「私これ絶対見るー!」と決意を固めた少数館上映作。

東京だと新宿武蔵野館でやってます。

 

1991年、祖国が崩壊したことで地球に帰れなくなってしまったソ連の宇宙飛行士・セルゲイと、同じく共産主義国でありソ連とは共闘関係だったキューバアマチュア無線家・セルジオが、交信を通じてアイデンティティーを取り戻す物語のようです。

そこへロン・パールマン演じるニューヨーク在住の作家が加わるのですが、当然資本主義の国アメリカに住む彼はセルジオたちとは違う思想を持っています。

 

人種・国籍・環境・思想の違いを乗り越えて、他人同士で協力することはほんとうにできるのでしょうか。

ソ連の崩壊から30年近く経っていますが、人と人の分断は今なお色濃く存在しています。

セルジオやセルゲイたちの姿を見て、自分とは違う「誰か」を思いやることが学べればいいなと思います。

 

 

【7日】来る

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パコと魔法の絵本」「告白」の中島哲也監督の最新作は、V6岡田准一さん主演のJホラーです。

原作は澤村伊智さんの小説「ぼぎわんが、来る」なんですが、タイトル改変思いきりましたね。

 

今年はハリウッドのホラー映画が豊作で、特に「クワイエットプレイス」や「ヘレディタリー/継承」には多くのお客さんが劇場に足を運んでいます。

そんな中、有名監督による邦画ホラー作品が、満を持して公開されるのは、大ヒットが見込めそうですよね。

なんだかんだ、ホラー映画の需要って根強いですし、少年期の思い出(今の20代は小学生時代に「呪怨」とか「着信アリ」を見てるし、「本怖」も流行った)から、ハリウッドホラーよりJホラーを求めてる人も多いんじゃないかと思います。

予告編の傾向や中島監督の作家性的に、純粋な「怖いだけ」の作品ではなくもっとポップなつくりになりそうですが、かなり楽しみです。

 

ただ、予告編の小松菜奈黒木華の扱いから伺い知れるミソジニー(女性蔑視)の気配は少し気になります。

妻夫木くんの役はそういう言葉を発する意味のありそうなキャラですが、岡田くんが演じるキャラが「女キャラに鼻の下を伸ばさない男らしさ」を描くために、女性に対して薄い侮蔑の言葉を吐かなければいけないのなら、それは残念だと思います。

 

「来る」原作も怖そうなので観賞後に読みたいな。

 

 

【7日】パッドマン 5億人の女性を救った男

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東京国際映画祭のラインナップに並んでいて、これは見ておきたいなと思ったインド映画。

不衛生な布で経血を処理することを強いられている妻やインドの女性たちのために、ナプキン普及に奮闘する男性を描いているようです。

 

この映画の主人公・ラクシュミは、全力でナプキンを作る努力をするのですが、そんな彼の姿は笑い物になってしまいます。

男尊女卑の価値観の中では、男性が女性の領域に入ることは「立場を下げる」ことと同義なんですよね。

現代日本でも、男性がスイーツを食べたり恋愛映画を一人で見に行くときは肩身が狭いと感じることがあると思いますが、それと同じことです。

スイーツも恋愛映画も「女性の領域」だと思われてるから、男性が中に入るとバカにされるんですよ。

 

そんな事情もあってか、女性が男性の世界に飛び込む映画は増えてきましたが(そっちにもまだまだ課題はある)、逆はまだあまりないように思います。 

だから、男性によるフェミニズム活動について描かれた作品ということで、男女差別・ジェンダーの問題に興味のある人は、ぜひ見ておきたい映画だと思います。

 

 

【14日】グリンチ

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ミニオンズ」「ペット」「SING」のイルミネーションエンターテインメントが送る最新クリスマスムービーは、おなじみ「グリンチ」の再映画化作品でもあります。

グリンチとは、アメリカではクリスマスを代表するような象徴的なキャラクターで、ジム・キャリー主演で2000年に一度実写映画化もされています。

 

私はグリンチとは今回の映画で初対面なのですが、嫌われものの彼がクリスマスを盗むために人里に降りていくというCGアニメのストーリーは、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「クリスマス・キャロル」を彷彿させるところでもあります。

きっと、キリスト教圏のクリスマスはどんな嫌われものにでも等しく喜びを与えるものなんでしょうね。

日本のクリスマスは独り身にはあまり喜びを与えてくれませんが。(独りだとしてもやりようによっては最高のクリスマスが送れると私は考えてますが)

 

原語版グリンチの声はベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹き替え版は大泉洋さんが演じます。

大泉さんの声演技はもはや堂に入ったものだと思いますし、共演のロバート秋山竜次さんも声優経験は豊富、人気声優・宮野真守さんも名を連ねているので、吹き替え版に対しての不安は全く感じません。

私はCGアニメは吹き替えで見ることに決めているので嬉しいです。

同時上映のミニオン短編も楽しみですね。

 

 

【14日】ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー

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今作は、21世紀のドラゴンボール劇場版作品としては「神と神」「復活のF」に続く3作目となります。

前二作はファンサービスと作画のクオリティが素晴らしすぎて、展開や設定の粗にはあえて目をつぶった方が楽しめるタイプの映画でした。

でも今回は原作設定の延長線上にある物語のようですし、ファンの評価が高い「ブロリー」というキャラクターを再登場させているのもあって、1本の作品としての完成度にも期待できそうです。

 

私はドラゴンボールファンを自認してますけど、恥ずかしながらブロリーというキャラの出てくる過去作を観賞していません。

でも「あのブロリーが!!?」というざわざわした雰囲気はなんとなく伝わってきますし、やっぱり前出演作見ておいた方が最大限楽しめそうですね。

こういうとき「最強のサイヤ人3人が激突!」みたいに言われると、ラディッツの当て馬感を思い出して泣けてきます。

悟空の実の兄なのに……。

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この有名すぎるセリフの発言者なのに名前が一般的に認知されてなさすぎるのも不憫ですね……。

あと、ナッパも一応サイヤ人だし、べジータの弟とかもいるからね。

サイヤ人意外と生き残ってるからね。(うち二人は悟空たちが殺した)

 

もはや近年の劇場版常連と化しているビルス様に会えるのも楽しみですね。

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またいろいろ食べ散らかすんだろうか。

 

 

【15日】マイ・サンシャイン

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ハル・ベリーダニエル・クレイグという、どことなく「最強」感の漂うコンビが主演をつとめるヒューマンドラマです。

ダニエル・クレイグハル・ベリーのお隣さん役で、文句を言いながらも彼女の子供たちの世話を焼くそうです。

今年公開の「フロリダ・プロジェクト」で、モーテルの管理人として子供たちの世話を焼いていたウィレム・デフォーを彷彿とさせるキャラクターですよね。

 

そして幸せだった家族の日々が、1992年にロサンゼルスで起こる暴動をきっかけに、姿を変えていってしまいます。

暴動は黒人差別的な裁判判決に怒りを蓄積させた人たちにより起こったものです。

差別が反動として暴力を産み、精一杯毎日を幸せに生きようとしていた誰かが犠牲になるとしたら、その暴力の責任も差別にあると思います。

見て辛くなりそうな映画ですが、主演二人のパワーや、実際に起こった事件について興味があるので見に行こうと思っています。

 

 

【15日】メアリーの総て

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古典的モンスターストーリーである「フランケンシュタイン」を書いた、作家のメアリー・シェリーを描いた作品です。

まさかフランケンシュタインを生み出したのが女性だと思わなくて、最初に知ったときはびっくりしたのですが、私のこの驚きも偏見によるものですよね。

「女が怪物モノなんて」劇中のメアリーも同じような視線に晒され苦しむことになりそうで、私はすでに反省しています。

メアリーが「フランケンシュタイン」を書いた頃から価値観を更新できていないってことですもんね……。

 

ちなみにメアリー・シェリーの母はフェミニズム創始者であり、メアリー本人も長らく男性向けのジャンルだと思われているSFの「先駆者」と呼ばれているそうですから、ウーマンエンパワーメントが大きなテーマとなっている現代こそ、知られるべき人物かなと思います。

 

「○○のすべて」という映画がこれ以上増えたら混ざっちゃって困るなあとも思っています 笑

 

 

【21日】アリー スター誕生

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世界的人気アーティスト、レディーガガの映画初主演作であり、「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーが初監督をつとめた作品でもあります。

(ブラッドリー・クーパーは、我々の間では「しゃべるアライグマ」としてお馴染みですね)

ミュージシャンを主役に据えた映画といえば、先月「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されたばかりで、Queenを知らない若者たちの間でも彼らの人気が再び盛り上がるほどの大ヒットとなっています。

というわけで、歌唱シーンをはじめとしたミュージシャンの魅せ方に対するハードルは、かなり高くなっているのが現状。

このハードルを越えるのはもしかしたらちょっと難しいのかもしれませんが、越えてほしいと期待もしてます。

 

「スター誕生」という物語は1937年から繰り返し映画化されてきた題材です。

歌手になることを夢見ながら自分に自信がなくてくすぶり続けていた少女が、ある日突然有名アーティストに見出だされ、一気にスターダムへの道を駆け昇る……。

1作目から引き継がれる物語は、「身分の高い男性によって身分の低い女性に幸せがもたらされる」という典型的な「シンデレラストーリー」です。

昨今、自立した女性たちのロールモデルとなっているレディーガガが、古典的とも言える物語に出演することが、世間的にどんな影響をもたらすのかが気になります。

それともあえてそういうストーリーに登場することで、価値観の変革を狙っているのでしょうか……。

 

なんといってもやっぱり1番楽しみなのは現役歌手であるレディーガガの歌唱シーン。

今年最後のドでかい花火を期待したいと思います。

 

 

【21日】シュガー・ラッシュ オンライン

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これは、我々オタクにとって、楽しみにせざるを得ないやつですよね……。

2012年の「シュガーラッシュ」から6年、ついに続編の公開です。

同じディズニー作品である「アナと雪の女王」「ズートピア」などとくらべて、前作は日本での人気はあまり高くありませんでした。

それでも、あの予告編には皆が食いつきましたよね。


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歴代のディズニープリンセスが1つの部屋に集まって、パジャマパーティーをしている衝撃の映像。

これまで長い歴史の中で、ディズニーが古典的な女性の描き方を指摘され続け、自己批判(たとえば「魔法にかけられて」)を繰り返し、今なお更新され続けている「プリンセス」像の描き方が、またこの作品で大幅にアップデートされるんでしょうね。

単純に好きなプリンセスがたくさんいるのもあって、ほんとにほんとに楽しみです。

欲を言えばワンシーンで終わってほしくない。

人気キャラのラプンツェルとかでいいから、ちょっとでも冒険に同伴してほしいなあ~と思ったりしてます。

 

しかも、さすが天下のディズニー最新作なだけあって、MCUスターウォーズのキャラクターたちも出てくるらしいじゃないですか。

CMには「ズートピア」ニックの姿も……!

大変だ、これってもしかしてディズニー版「レディープレイヤーワン」なのかもしれない。

 

他の要素が盛りだくさんすぎて、むしろ前作からの主人公ラルフがどういう風に活躍するのか楽しみになってきますよね 笑

 

 

【22日】シシリアン・ゴースト・ストーリー

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イタリア・フランス・スイス合同製作の、幻想的な雰囲気のラブストーリーです。

一方で、実際に起こった誘拐事件をモデルにしている社会的な側面も合わせ持った作品のようです。

 

突然失踪してしまう繊細そうな少年と、彼を強い意思を持って探し回るショートカットの女の子。

予告編を見る限り、少年・ジュゼッペを襲うのは理不尽な大人の社会による「暗黙の了解」で、それに必死で対抗するルナが彼を助け出すことのできる方法は全くないように思えます。

二人は一体どうやってこの困難から逃れるのか、逃れることができるのでしょうか。

 

ギレルモ・デル・トロの世界観のよう」と評されるファンタジックな演出と、色彩表現にも期待します。

あとは、今年「ゴースト・ストーリー」ってタイトルの作品は3本目で、頭の中でこんがらがりそうです 笑

 

 

【28日】こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

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ずーっと大活躍中の大泉洋さんが「グリンチ」に続けて今年最後に世に送り出す作品は、実在の人物を描くヒューマンドラマ作品です。

大泉さんが演じる鹿野靖明さんは、筋ジストロフィーという病気を抱えながら、自由に生きることを諦めず、自らボランティアを集めて施設を飛び出します。

それから20年もの間、周りの人に愛されながら自立生活を送ったという背景を知ると、今年の9月に公開された「ブレス しあわせの呼吸」と通ずるテーマがこもった作品なのかなと想像できます。

介助なしには生活できない、健常者と同じようには生きていけない、それでもすべての人間が等しく持ちうる権利というものがあって、それを行使する自由がある。

 

インタビュー記事での大泉さんの発言が印象的だったので引用します。

「最初はタイトルにひかれました。『ボランティアの方に24時間介助してもらわないと生きていけない方が、どうしてそんなワガママを言えたんだろう?』という疑問から始まりました。でも、最初は鹿野さんのワガママだと思った言葉も、撮り終えた頃にはそう思えなくなっていて……不思議な経験でした」

 

渡辺氏(原作者の渡辺一史さん)は「障がい者の方にとっては、他人の助けを借りながら自由に生きることが自立なんです」と言い添え、障がい者の自立への理解を求めた。

大泉洋、「夜更けにバナナ」の要望を受け入れる「人を許す社会」への思いを熱弁 : 映画ニュース - 映画.com

 

正直なところ、私も大泉さんがいきなり夜中に「バナナ食べたい」と言う予告編を見て、「ワガママ」な発言だととったんですよね。

でも、他人の助けを借りないでも生きていける人が深夜フラッとコンビニに行ってバナナを食べることは、別に珍しくもない「気まぐれ」でできることですよね。

なぜ、体の自由が利かないからといって、他の人には与えられる権利が奪われなければいけないのかを問うている。

そういう投げかけがきっとたくさんある作品なんだと思います。

「ブレス」と合わせて、もう一度考えたいと思っています。

 

 

11月鑑賞報告&ランキングベスト5

11月の劇場鑑賞本数は10本

11月映画館で観賞した作品は以下の10本でした。

洋画と邦画バランス良い感じですが、ちょっと本数控えめだったかな。

年末に向けて見逃している作品をドドッと回収していきたいところです。

 

なんだか、今月見た邦画は「ハード・コア」以外全部怖い人が出てきますね。

しかも4本のうち2本は同じ人()なんだからもう、トラウマになりそうです。

 

ファンタビは12月に母親と見る約束をしているので、現在も我慢中です。早く見たい。

 

 

11月劇場鑑賞作品ベスト5

さて、10月のベスト5は以下の通りです。

  1. ア・ゴースト・ストーリー
  2. ヴェノム
  3. ギャングース
  4. ボヘミアン・ラプソディ
  5. 人魚の眠る家

「ア・ゴーストストーリー」と「ヴェノム」は絶対好きだろと思いながら、想像以上に好きになってしまった2作でした。

おばけもヴェノムもかわいい.……。

ちょっと悲しみを背負った人ならざるものに惹かれるので、ほんとにどんぴしゃだったんだと思います。

 

ギャングース」これは全くもって想像していたのとは全然違う映画でした。

予想外の面白さに映画館の座席で高揚感を味わいました。

「人魚の家」もそう。「検察側の罪人」もそうだった。

ザクっと心に傷跡を残してくれる邦画が増えてきている感じがして、すごく楽しいです。

 

ボヘミアン・ラプソディ」は、もちろんライブエイドのシーンや、実際のメンバーに寄せてるビジュアルとか、クイーンの仲良し加減がどんどんTwitterに流れてきているのとか最高なんですが、何より私「ブライアン・シンガー」の映画が好きなんだよなあ。

かっこよく完璧には決めてこないんですけど、なんか「全部詰め」って感じでおもちゃ箱みたいに楽しくて、好きになっちゃう。

この作品が大ヒットしたこと、クイーンというバンドを少しでも知れたことが嬉しいです。幸せな作品だと思う。

 

というわけで、ラストスパートの12月も皆さん駆け抜けていきましょう。

とりあえずまず11月公開の「へレディタリー/継承」から!! めちゃめちゃ楽しみです。

 

 

10月ツイッターに投稿した映画感想まとめ【全23本】

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10月に鑑賞した映画に関する感想ツイートを以下にまとめました。

 

劇場で鑑賞した新作映画17本

「バッドジーニアス 危険な天才たち」

 

散り椿

 

運命は踊る

 

ブレイン・ゲーム

 

「チューリップ・フィーバー」

 

若おかみは小学生!

 

スモールフット

 

エンジェル、見えない恋人

 

ルイスと不思議の時計

 

スカイライン 奪還」

 

アンダー・ザ・シルバーレイク

 

億男

 

「音量を上げろタコ!何歌ってんだか全然わかんねぇんだよ!」

 

「ピッチパーフェクト ラストステージ」

 

ここは退屈迎えに来て

 

「Search」

 

「ファイティン!」

 

 

自宅で鑑賞した旧作映画6本

「ジェーン・ドゥの解剖」

 

グリーン・インフェルノ

 

アメリカン・スリープオーバー」

 

スカイライン 征服」

 

 

マングラー

 

「アンフレンデッド」

 

ほか映画関連つぶやき

 

 

映画を見たらすぐに感想を書く習慣がついてきたので、まとめてみました。

自分の備忘録にもなるので、面倒にならない程度に続けようかなと思います。

 

11月公開予定の映画で楽しみにしてるもの14選+10月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

 

11月に入ってからグッと冷え込みましたが、皆さんお風邪などひかれていませんでしょうか。

私はというと、実家を出て東京で暮らしはじめてから最初の冬の訪れに、防寒具の準備が間に合わなくて焦っているところです。

マフラーとか毛布とか、早く用意しないとなあ……。

 

11月の見たい映画を調べてみたら、「絶対に見る」と前々から楽しみにしていた作品ばかりが並んでいて、毎週末が待ちきれない1ヶ月になりそうです。

まだまだ今年は終わりません。

年間ベストの順位を確定させるのは、もう少し待った方が良さそうですね。

 

ということで、11月見たい映画の紹介と10月に見た映画の報告、そしてベスト5を決定していきたいと思います。

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

11月公開予定の見たい映画14選

【1日】ビブリア古書堂の事件手帖

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以前、剛力彩芽さん主演でドラマ化もされたミステリー小説の再映像化です。

Wikipedia三上延さんが書いた原作「ビブリオ古書堂の事件手帖」のページを見てみると、「ビブリオミステリ」というキーワードを発見。

てっきりこの作品だけを指して使われるキャッチコピーなのかと思ったら、そういうジャンルがあるみたいですね。

「ビブリオ」は「本」を表す言葉で、「ビブリオミステリ」は古書を巡って展開するミステリーのことだそうです。

 

映画のあらすじを見ると、今回のストーリーでは夏目漱石の「それから」と、太宰治の「晩年」が物語に関わってくるようで、浪漫溢れる展開が期待できそうです。

寝ても覚めても」で強烈な印象を残した東出昌大さんが、過去に生きた人を演じるのも楽しみ。

 

 

【2日】スマホを落としただけなのに

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何もかもネットやスマホで手軽にできるようになった現代、そのスマホを誰かに悪用されたとしたらどんなに恐ろしいことになってしまうのか。

勝手にクレジットカードを使われたら、スマホの中に入っているプライベートな秘密が拡散されたら、あるいは誰かが自分に成り済まして悪事を働いたら……!?

便利さと引き換えに私たちの日常に忍び寄ってきたそんな危険を、「リング」中田秀夫監督が描くということで、これはただのミステリーじゃなく新しいJホラー作品と言っても過言じゃないのかも。

 

SNSが発端となり、デジタルデバイスから事件の謎を追っていくミステリーといえば先月公開の「Search」が記憶に新しいですよね。

一方この「スマホを落としただけなのに」はデジタル社会ならではのミステリー作品としてどんなアプローチをするか、結構楽しみにしています。

 

見逃せないキャストは千葉雄大さん。

成田凌さんは「ここは退屈迎えに来て」「ビブリオ古書堂の事件手帖」と出演作が続いてますね。

おかげで、一気に名前覚えました。

 

 

【2日】ヴェノム

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待ってました!! ここ最近で一番楽しみにしていたアメコミ映画がついに公開されます!

マーベルのダークヒーロー「ヴェノム」に寄生される(?)主人公を「マッドマックス怒りのデスロード」でお馴染みのトム・ハーディーが演じます。

※今のところ「アベンジャーズ」などMCUの他作品群との直接的な関係は明らかにされてないみたいですね。

 

巷では公開前から試写を見た人たちの「かわいい」「ど根性ガエル」などという予想外な感想が流れていました。

すっかり私はもう主人公エディとヴェノムの、心がほんわかするような掛け合いとか不思議な共同生活を想像して胸がワクワクしているのですが。

そんなのって、キャッチコピーは「最悪」だけど、「最高」じゃないですか。超惹かれる。

ダークヒーローとしてのゴリゴリなヴェノムを想像していた人たちの声なのか、悪い評価も聞こえてきてますが、私は最大限楽しめたらいいなあ。

 

見逃せないキャストはリズ・アーメッドさん。

トムハが「かつてないほどしゃべる」という評判も耳にしてるので、そこにも期待したいです笑

 

 

【3日】ステータス・アップデート

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「ヘアスプレー」「gree」という名作ミュージカルコメディのスタッフが送る、新しいファンタジーコメディです。

主人公を演じるロス・リンチさんは映画やバンド活動での音楽経験も豊富な方なので、クオリティの高い歌唱シーンを期待しちゃいますね。

 

ストーリーは、冴えない主人公が魔法のSNSアプリを手に入れたところ、投稿した願望がどんどん叶えられて人気者になるという、なんとも夢物語のような内容です。

ドラえもんの秘密道具を手にしたのび太のように、調子にのってやり過ぎてしまい……という展開が目に見えるようです笑

 

「ステータス・アップデート」というタイトルもキャッチーで良いですよね。

少数館上映の作品ですが、こういうの好きな人多そう。私も見に行くのが楽しみです。

 

 

【9日】ボヘミアン・ラプソディー

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伝説の大人気ロックバンド「クイーン」と、そのメインボーカルであり1991年にこの世を去ったフレディ・マーキュリーの伝記的映画。

バンドの伝記モノというと、クリント・イーストウッドの「ジャージーボーイズ」が素晴らしかったのを覚えてます。

映画1本分、たっぷり約2時間も偉大なバンドの名曲を息つく暇なく楽しめる上に、楽曲が生まれた背景も知ることができるのは魅力的でしたし、多分「ボヘミアンラプソディー」もそうなるでしょう。

クイーンの楽曲は耳にしたこともある有名なものばかりですが、改めて好きになっちゃうんだろうなあという予感でいっぱいです。

 

X-MEN」「ユージュアルサスペクツ」のブライアンシンガー監督の最新作としても楽しみですね。

 

【10日】ビリオネア・ボーイズ・クラブ

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「ベイビードライバー」主演のアンセル・エルゴートと、「キングスマン」主演のタロン・エガートンがW主演をつとめるクライムサスペンスです。

洋画俳優好きの方には見逃せないキャスティングですよね。

 

二人の若者が成り上がろうと画策して金を稼ぎまくるけれど、どんどん深みにハマりこみ、破滅していくストーリーということで、「ウルフオブウォールストリート」みたいなイメージですかね?

 

ちなみに、ケヴィンスペイシーのセクハラ問題を受けて公開が先延ばしになっていた作品でもあります。

ケヴィンスペイシーの顔を見るのも辛いっていう人もいると思います。そういう方は、見に行くのをやめておいた方がいいと思います。

 

 

【17日】ア・ゴースト・ストーリー

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「白いシーツを被った何者かが静かに佇んでいる」という絵のインパクトから、絶対にこの映画を見ると決めました。

「ゴーストストーリー」といっても、客をびっくりさせたり怖がらせるようなホラー映画ではないみたいです。

(同じようなタイトルの、マーティンフリーマンが出てる怖い映画が今夏公開されたのでややこしいですが)

 

「妻よりも先に死んでしまった男性が残された彼女を見守る」というストーリーの筋だけはわかっていますが、一体どんな作品なのか未知数で、早く蓋を開けてみたいと思っています。

ものすごく切なくて悲しいお話なのか、何か別の仕掛けがあるのだろうか。

 

昨年公開された「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が本当に本当に好きなので、ケイシー・アフレックが主演なのも嬉しいです。

ルーニー・マーラとの並び姿はきっと絵になるだろうなと思います。

 

 

【23日】ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生

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最高だった前作「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」ですが、その続編がこんな短いスパンで見られることがまず嬉しくてたまりません。

もっと言うなら、大好きな「ハリー・ポッター」シリーズの世界が2018年現在も、どんどん広がっていくのが本当にすごいと思います。

だって今回は若かりしダンブルドア先生が出てくるんですよ。

主人公のニュート・スキャマンダーがホグワーツで学生をやっていた頃も覗き見ることができるんですよ。

ファンにとっては気になるポイントが多すぎるので、2回3回と鑑賞する人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

 

それから、あのキャラが登場するとか……あのキャラがあんなことになっちゃうんじゃないかとか……物語上の楽しみなことも尽きません。

個人的に何より楽しみなのは前作で心を盗まれてしまった「二フラー」という生物の赤ん坊が出てくるらしいことですかね。

 

また、大好きな彼らに会える日が待ち遠しい! とにかくジェイコブに会いたい!

 

 

【23日】イット・カムズ・アット・ナイト

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ザ・ギフト」で観客に嫌悪感をこれでもかと与えてきた、ジョエル・エドガートンが主演&総指揮を務める最新作です。

「夜になると"それ"がやってくる」という設定だけでは、なんだか最近ありがちなサスペンスホラーに思えますが、この作品は不安定な状況下で芽生える人間の「疑心」をメインテーマに据えているようです。

ザ・ギフト」も疑心や憎しみが発端となって恐ろしいストーリーが展開していくような内容だったので、それこそがジョエル・エドガートンらしさなのかもしれませんね。

 

しかも最恐青春ホラー「イット・フォローズ」の制作スタッフが関わるということで、「怖さ」と「えぐみ」の両方に期待したいと思います。

 

【23日】ギャングース

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人気コミック「ギャングース」の実写化映画で、高杉真宙さん・加藤諒さん・渡辺大知さんが主人公3人組を演じます。

3人の俳優さんたちの個性がそれぞれ強すぎるので、彼らのやりとり自体も楽しみですし、ガチでヤバい裏社会のギャングたちを相手に、3人がどううまく立ち回るのかも楽しみです。

いわゆる「負け犬たちのワンスアゲイン」要素があるんじゃないかなという期待もしています。大好物なので。

 

監督は「SR サイタマノラッパー」「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江悠さん。

若者が主人公のギャングものって邦画でも結構多い印象ですが、入江監督ならまた一風変わった演出方法で魅せてくれるんじゃないでしょうか。

 

見逃せないキャストはやっぱり渡辺大知さん。彼、今年は大躍進ですが、それも納得の全力体当たり演技を毎回見せつけてくれますからね。

メガネ姿の林遣都さんにも惹かれます。

 

【23日】ハードコア

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これは~~今月のダークホースなのではないでしょうか……!

山下敦弘監督の最新作で、監督の「お友達」である山田孝之さんが主演。さらには最近の邦画で漫画実写化作品に引っ張りだこの佐藤健さんの名前も連なってる。

こうも魅力を並べられたら、邦画好きとしては見ずにはいられないですよね。

 

予告編を見るに、主人公の山田孝之さんはいい年をして社会に適合できない「ダメ男」で、子分的な存在として少々「おバカ」そうな荒川良々さんを連れてます。

この2人が成人男性くらいのサイズのポンコツロボットを拾い、彼(?)ロボオとの友情を深めるというストーリーらしいのですが……う~~ん絶妙なサブカル漫画展開。

彼らが成長するのかしないのか、ロボオは空を飛ぶのか飛ばないのか(飛ぶっぽい)どっちにしろ肩の力を抜いて楽しめそうです。

見る前から好みの映画だとわかるので、見に行きます。

 

ただ、「ハード・コア」ってタイトルは他の映画や作品とかぶって検索大変そうですね。

 

【24日】斬、

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「野火」で忘れられない心の傷を私たちに植え付け、「沈黙 サイレンス」で過酷な撮影や減量に耐え切って、我らが「シンゴジラ」にまで出演した、あの塚本晋也監督の最新作ということで、会社をずる休みしてでも劇場で見る……!

絶対に見る……!!!

で、初時代劇ということですが、今回もご本人が出演までされるようです。塚本監督に対する信頼度が高すぎて、これ以上の前情報はあまりいらないんじゃないかなとすら思っています。

 

主演は、先日公開された「散り椿」では末っ子気質で半人前っぽい若侍を演じていた池松壮亮さん。この作品では「散り椿」の岡田准一さんのような、才気溢れる浪人の役を演じます。

中村達也さんの出演も「野火」に続きですね。

見る前から2018年の年間ベスト候補に入れるほど期待度の高い作品です。とにかく楽しみです。

 

 

【30日】くるみ割り人形と秘密の王国

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くるみ割り人形」は、楽曲としては一応知っていましたが、童話が元になっているのは知りませんでした。

あらすじを読むと、「白雪姫」や「シンデレラ」のような古典的なプリンセスものと、異世界に迷い込む「不思議の国のアリス」が混ざったような物語に思えます。

昨今、従来的な女性像の描き方から脱して賞賛されている映画が多い中、どんな風に少女や王女を描くのかが個人的には気になります。

 

また、現実の世界とは全く違うお菓子の国をCGでどう描き出すのか、美術的な面もすごく楽しみな作品ですよね。

主人公クララを演じるマッケンジー・フォイキーラ・ナイトレイヘレン・ミレンなど、豪華なドレスが似合いそうなキャストが勢ぞろいしているので、彼女たちの衣装にも注目したいな。

 

 

【30日】ヘレディタリー/継承

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この映画は「すごく怖いホラー映画だといいな」と思っています。

 

期待のホラー映画として、この作品とまとめて取り上げられることの多かった「クワイエット・プレイス」は、9月に公開されて大きな反響を呼びましたし、私もとても楽しみました。

ただ「クワイエット・プレイス」はSF要素が多くて、観客が期待するようなホラー展開は少なめだったような気もします。

その分、11月公開の「へレディタリー/継承」にはハードなホラー展開を期待してしまいますよね。

 

ストーリーは、祖母の死から怪奇が始まり、遺書には意味深なセリフが書かれ……というようなミステリー要素の強めなもののようです。

監督は今回が1作目となる新鋭のアリ・アスターさん。主演は「リトル・ミス・サンシャイン」のお母さん役、トニ・コレットさんです。

クワイエット・プレイス」同様、主演女優の泣き叫び顔が予告からしてすでに印象的です。かなり楽しみ。また劇場が混みそうですね。

 

 

というわけで、11月見たい作品はとりあえずこの14本です。

ヴェノムやファンタビ続編をはじめ、早くみたいなあと心待ちにしていた作品ばかり。どれも今月見れるなんて、こんな贅沢しちゃっていいんでしょうか……。

 

ファンタビ見る前にハリポタシリーズ総復習するのもいいなあって、ちょっと無理のある野望を抱いたりもしてます。

しかもその前に原作も全部読もうとしてます! 今賢者の石読んでるところなので、やっぱムリかも 笑

 

 

10月鑑賞報告&ランキングベスト5

10月の劇場鑑賞本数は17本でした

それでは、10月映画館で観賞した作品の報告をします。

 

今月は結構たくさん見ました。大当たりが多かった印象です。話題の「若おかみは小学生!」もちゃんと見れました。

 

 

10月劇場鑑賞作品ベスト5

さて、10月のベスト5は以下の通りです。

  1. スカイライン 奪還
  2. Search サーチ
  3. スモールフット
  4. バッドジーニアス/危険な天才たち
  5. 億男

 

う~~ん! 迷ったんですがこんな感じ!

1位のスカイラインだけは即決でした 笑

頭空っぽでも楽しめるし、考察が捗るような作品でもあるので、まだ見てない人はぜひ行ってほしいぞ。

 

と、いうわけで11月もどんどん見ていきます。

ブログの更新頻度ももう少し増やしたいな。

よろしくお願いいたします!

 

 

10月公開予定の映画で楽しみにしてるもの13選+9月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

 

この記事を書いている今も台風25号が猛威を振るっております。

そんな中でも皆さん見たい映画を見に、映画館に行かれてるみたいですね。

もちろん映画ファンとしては劇場へマストゴーオンなんですが、お気をつけてほしいです。

 

私はといえば、ひどい虫歯に悩まされています。

低気圧による頭痛と歯痛の相乗効果で頭が爆散しそうです。

大人になってからの初めての虫歯はなかなかキツいぞ。

 

ということで、10月見たい映画の紹介と9月に見た映画の報告、そしてベスト5を決定していきたいと思います。

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

10月公開予定の見たい映画13選

【6日】教誨師

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2018年2月に亡くなった大杉漣さんの遺作&初プロデュース作というだけで見るつもりなのだけど、死刑囚の心理に着目して日本の死刑制度に疑問を投げかける作品とのこと。

 

大杉さんが亡くなってから5ヶ月後の7月、松本智津夫をはじめ7人の死刑執行が強行されたことに対して、国内からも海外からも非難の声が上がりましたよね。

 

大杉さんがまだ生きていらっしゃったら、この事件に関して、この映画に関して、どんなコメントを述べていただろうと想像してしまいます。

私はまだまだ「なぜ死刑制度を見直す必要があるのか? 現状どうなのか?」ということに対して無知なので、学ぶきっかけにしようと思っています。

 

あとは単純に大杉漣さんにまた会いたいので見に行きたいです。

 

【6日】チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛

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チューリップという花が家を買えるほどの値段になった「チューリップバブル」の17世紀を舞台に、アリシア・ヴィカンダー演じる人妻と、デイン・デハーン演じる若い絵描きが禁断の恋に落ちる話です。

題材からして美しい色彩の映画になりそうですよね。

他の出演者はクリストフ・ヴァルツジュディ・デンチということで、そこはかとなく007感があって強そうです。

 

【6日】ブレイン・ゲーム

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新宿武蔵野館で予告を見て。

アンソニー・ホプキンスコリン・ファレル共演のSFサスペンスということで「どっかでこんなん見たな」感が否めませんね。

でも90年代によくあったようなサスペンス映画ぽいビジュアル、設定、キャスティングなので映画ファンとしてはなんか惹かれちゃいませんか? 笑

 

ストーリーはホプキンス演じる超能力者の元に、FBI捜査官であるコリン・ファレルが協力をお願いに来るというもの。

ドラマ版「ハンニバル」で精神異常の犯人を捕まえるために、精神不安定なウィル・グレアムに白羽の矢が立った展開などを連想しますが、ハンニバルといえばアンソニー・ホプキンスだし、なーんか既視感があるんですよね 笑

超能力者が題材ということで、どこまでSFに舵を切るのかも見所かな。

 

【12日】ルイスと不思議の時計

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両親を亡くした少年ルイスが世話になるおじさんは、実はポンコツ魔法使いだった!という話。

なにそれめちゃくちゃ面白そうじゃん案件ですね。

そのポンコツな叔父さんジョナサンを演じるのが「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」でインスタ自撮り系ティーンエイジャーを演じきって見せたジャック・ブラックということで、絶対面白そうじゃん案件ですね。

 

監督は「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロスだし、隣の家に住む魔女役がケイト・ブランシェット様とは、画が強い!

一体どうなるの!?(楽しみ)

 

【12日】音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

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「亀は意外と早く泳ぐ」「インスタント沼」の三木聡監督最新作です。

三木監督の作品は「転々」が特に好きでオールタイムベストにも入れるレベルだし、阿部サダヲさんの追っかけをやってた時期もあるくらいなので、見逃せない映画です。

最新作は亀梨和也さんが増えまくる「俺俺」以来なので、実に5年ぶりとなりますね。

 

しかし、三木監督の映画にしてはあらすじがしっかりしていて、どちらかというと宮藤官九郎さんの映画みたいだなと思ったのですが、どうなるのでしょう。

宮崎あおいさん主演の「少年メリケンサック」を彷彿とさせますよね。

監督の味であるシュールな演出は健在なのだろうか……。

 

そして、グループ魂のボーカル・破壊として数多くの会場を盛り上げてきた阿部サダヲさんの本気の歌唱シーンをめちゃめちゃ期待してるぞ!

見せつけてくれよー! 頼む!

 

【12日】スモールフット

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イエティを主人公にしたワーナーブラザーズのCGアニメ映画。

これ、「怪盗グルー」や「SING」のイルミネーションエンターテイメント制作だと勘違いしてて、なんでかと思ったら原作者と音楽スタッフが「ミニオンズ」と同じだからですね。

(しかし「怪盗グルー」シリーズのスピンオフなのに「ミニオンズ」が冠に来ちゃうんですね……てか原作あったんですね)

 

本国版はイエティのミーゴ役をチャニング・テイタムが演じてるらしいんですけど、日本語吹替では「ヒプノシスマイク」で絶好調な木村昴さんが演じるみたいです。

ミニオンズ」にも出演していた人気声優、宮野真守さんも出るということで、この映画はその筋のファンたちもみんな見に行くであろう……!

 

【13日】アンダー・ザ・シルバー・レイク

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期待の声がかなり大きいですね、「アンダー・ザ・シルバー・レイク」……!

監督は「イットフォローズ」で映画ファンたちを震え上がらせ、考察に走らせたデビット・ロバート・ミッチェル監督。

 

今回の作品は、序盤恋愛映画に見せかけて、主演のアンドリュー・ガーフィールドがどんどん裏の世界へと足を踏み入れていく不条理な映画らしいですね……!

すでに見た人からは「なんなのこれ……」みたいな戸惑いと絶賛の声が聞こえてきますし、今月一番の期待作かもしれません。

 

アンドリュー・ガーフィールドが行方を探すことになる謎の美女、サラには「マッドマックス 怒りのデスロード」でニュートと恋に落ちたライリー・キーオ。

 

【13日】エンジェル、見えない恋人

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新宿武蔵野館で予告編を見て。

生まれながらにして姿の見えない、いわゆる「透明人間」であるエンジェルと、盲目の少女マドレーヌの不思議な恋を描いた物語。

 

「神様メール」は未見ですが気になっていたので、同じ監督の作品であるこの「エンジェル、見えない恋人」はぜひ見たいです。

特殊な状況から成り立つ二人の愛が、マドレーヌの目が見えるようになるという状況の変化によっても、変わらないままいられるのか、結末はどうなるんでしょうか。

透明人間であるエンジェルの、感情の機微をどう細かく描くのかも気になりますね。

 

【19日】億男

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てっきり川村元気さんがプロデューサーを務めるんだと思っていたら、原作の著者というだけで映画には関わっていないみたいですね。

というか、ベストセラーの「億男」著者である川村元気さんと、今年のドラえもん映画をプロデュースした川村元気さんが頭の中でつながってなくて、今調べてびっくりしました。

 

それというのも私はそもそも「世界から猫が消えたなら」の監督が川村元気さんだと思い込んでいたんだけど、実は原作者だったというのも今知ったわけなんです。

世界から猫が消えたなら」の監督は「恋は雨上がりのように」「帝一の國」の永井聡さんでした。

なんで変な勘違いしてたんだろうか。

私は前述した「世界から~」も今年のドラえもん映画もすごく好意的に見たし泣けたので、今回も刺さるんじゃないかなあと踏んでます。

 

藤原竜也さんと北村一輝さんの役どころがすごそう。インパクトありますよね。

高橋一生さんのことは最初から「コイツが三億円持ち逃げするであろう」という目で見ていきたいと思ってます。

 

【19日】ここは退屈迎えに来て

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「アズミハルコは行方不明」と同じ、作家・山内マリコさんの原作小説を映像化した作品です。

ポスター上に映っているのが門脇麦さん演じる「あたし」で、下に映っているのが橋本愛さん演じる「私」で、彼女たちが成田凌さんや東京という街に対する複雑な思いを募らせる話だそうです。

 

地方に住む20代後半の彼女たちが、現状の自分に納得できなくて、劇的に変えてくれるんじゃないかと期待や理想をぶつける対象、それがこの映画における「憧れの彼」と「東京」なのかなあと思います。

設定やポスタービジュアルから、性別比はちがえど「寝ても覚めても」「きみの鳥はうたえる」と通ずるところがありそうです。

主題歌のフジファブリック「Water Lily Flower」も良い曲で楽しみ。

 

【19日】ピッチ・パーフェクト ラストステージ

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大人気の「ピッチ・パーフェクト」シリーズ3作目です。

前2作は動画配信サービスで見ているのですが、初めて劇場でその歌と踊りを楽しめるのをすごく楽しみにしています。

 

ゴーストバスターズ」「オーシャンズ8」の前から主体的に行動する多様な女性グループを描いてきた「ピッチ・パーフェクト」が、ここへきてどんな風に彼女たちを成長させるのかが気になりますよね。

 

 

20日】ファイティン!

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「新感染 ファイナル・エクスプレス」で印象に残るカッコいいオジサンを演じていたマ・ドンソクがアームレスリングの選手として活躍する映画です。

 

ポスターにも「50センチの上腕筋」と書いてありますが、マ・ドンソクさんの二の腕があまりにも太すぎて、この人に勝てる相手は存在しないのでは……?と思ってしまう。

ドウェイン・ジョンソンとかハルクとかサノスとか、そのくらいの「最強」レベルの人連れてこないと無理だろ……。

 

孤独な男がアームレスリングを通して絆を掴みとっていくような話でもあるので、私の琴線に触れてすごい泣いちゃうかもしれないなとワクワクしてます。 

 

【27日】ライ麦畑で出会ったら

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名作「ライ麦畑でつかまえて」の著者、サリンジャーに会うために旅に出る少年を描いた青春ムービー。

主演のアレックス・ウルフさんは「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」の冴えない少年を演じていたのが記憶に新しいですが、期待の最新ホラー「ヘレディタリー/継承」にも出演しているそうなので、大躍進です。

 

生きづらさを抱えた若者が作品に影響を受けて、自己実現のために冒険するというストーリーは、9月公開の「500ページの夢の束」と共通する部分がありますね。

サリンジャーがどんな人なのか、果たして会えるのか、結末が楽しみな映画です。

 

以上、13作品の10月公開作品に期待しています。

なんだか今月はワクワクする作品が多くて嬉しいのですが、今のうちからこんなに盛り上がってたら、「ファンタビ」「ヴェノム」などの大作が控える11月が恐ろしくなってきますね……!

 

9月鑑賞報告&ランキングベスト5

9月の劇場鑑賞本数は13本でした

それでは、9月映画館で観賞した作品の報告をします。

 

なんだか印象の強い邦画の多い9月でした。

特に「寝ても覚めても」と「きみの鳥はうたえる」が同時期に劇場でかかっていたというのは、後々になっても記憶に残り続ける印象なんじゃないでしょうか。

同じタイプの映画で、扱う題材も主人公の境遇も少しにていて、それでいて全然違うことを伝えたい2つの映画だったので。

 

先月鑑賞した映画にも、今月鑑賞予定作品にも、新宿武蔵野館オンリーでしか上映してない映画が何個か含まれてます。

8月に武蔵野館で見た「スターリンの葬送狂騒曲」から、まんまと"新宿武蔵野館沼"にハマっていっている感じがします。

新宿武蔵野館でしかやってない映画を見る」→「予告編で見て気になった映画が新宿武蔵野館でしかやってない」→「新宿武蔵野館で映画を見る」という無限ループのなかにいます、今。

 

9月劇場鑑賞作品ベスト5

さて、9月のベスト5は以下の通りです。

 

  1. 寝ても覚めても
  2. ダウンレンジ
  3. アントマン&ワスプ
  4. クレイジー・リッチ!
  5. きみの鳥はうたえる

 

ほんとにどれも「思ったより良かった……!」って作品ばかりだったので、選ぶのは苦労しました。

あ、アントマンワスプは予想通りで期待以上の作品でしたね。

 

寝ても覚めても」と「きみの鳥はうたえる」は、前述の通り同時期にこの二本が公開されていたことで印象が深まったのもあると思います。

ただもう「寝ても覚めても」は、良すぎた。

東出さんの種類の違う演技を見比べられたこと、東日本大震災の描写、キャスティング、音楽、この映画が伝えたいこと、そして監督のインタビューまでも全てが最高だった。

 

ダウンレンジ」は、ワンシチュエーションスリラーじゃん、なんか面白そうだから行ってみよ! と思って軽い気持ちで見に行ったら、とんでもない傑作でびっくりしましたね。

あそこまで最悪な状況はなかなか作り出せない。

登場人物たちが汚れていく感じとか、現場が散らかっていく感じとか、犯人の得たいの知れなさとか……良いところを挙げたらキリがない。

 

クレイジー・リッチ!」も良かったな。

アジア人にとっての「ブラックパンサー」とよく評されていたけど、なるほど確かに見ていてパワーを感じるところが共通してました。

「強い女」を描くのに槍や刀を持たせたり、ドレスや料理や男性との恋愛からわざわざ遠ざける必要もないんだなと再確認できて嬉しかったです。オークワフィナさん最高!

 

と、いうことで今月も見たい作品気になる作品目白押しで、時間がいくらあってもたりません。

今年もあと3ヶ月、悔いの残らないよう、どんどん見ていきたいです。

 

めちゃ面白い「死霊館シリーズ」について紹介してみた【時系列・キャラ紹介など】

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9月21日に公開された「死霊館のシスター」がどうしても見たくて、それまでのシリーズ全4作をイッキ見しました。

そしたらもう、面白くて面白くてハマりこんでしまったので、「死霊館シリーズ」の感想その他もろもろを書き残しておきたいと思います。

 

たぶんこれを読んでも作品は楽しめると思うし、見ていない人に紹介するために書いた記事です。

でも、前情報をこれっぽっちも入れたくない人は、ぜひ鑑賞後にお読みください。

 

死霊館シリーズ」は現在全5作品

まず、「死霊館シリーズ」で現在公開済みの作品は以下の5本です。(並びは公開順)

シリーズとはいえ、これらの作品群は複雑なつながり方をしています。

たとえば「ハリー・ポッター」シリーズのように、毎回主人公が同じ人で時系列順に話が進んでいく、というわけではないのです。

イメージとしては、「ハリー・ポッターが主人公のストーリー」と「ニュート・スキャマンダーが主人公のストーリー」が交互に公開される感じかな。

 

死霊館シリーズ」は2つのストーリーラインから成る

詳しく説明します。

まず、これまでの「死霊館シリーズ」は大きく2つのストーリーラインによって構成されていました。

 

ウォーレン夫妻メインのストーリーライン

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1つ目のストーリーラインでは、悪魔祓いの「ウォーレン夫妻」が、依頼主の家を霊や悪魔から守るさまを描いています。

死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」がこちらに当てはまります。

 

アナベル人形メインのストーリーライン

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2つ目のストーリーラインは、「死霊館」の冒頭でも登場する、呪いの人形「アナベルを巡って展開します。

アナベル 死霊館の人形」「アナベル 死霊人形の誕生」がこちらに当てはまります。


2013年に公開した1作目の「死霊館」は大ヒットしました。

その「死霊館」で、アナベル人形の出番は少ししかありません。

それでも、見た人に相当なインパクトを与えたので、続いて作られた2作目でアナベルがメインに据えられたのには納得がいきます。

 

アナベルは見た目的にも設定的にも、「ホラー引力」が強いですからね。

 

その後、ウォーレン夫妻のその後を描く「死霊館」の正当続編「死霊館エンフィールド事件」と、アナベル人形をさらに掘り下げる「アナベル 死霊人形の誕生」の2本が公開されました。

それぞれのストーリーラインから続編が作られた、という流れですね。

 

そして、2018年に公開された「死霊館のシスター」は"スピンオフ"という扱いになっています。

どちらかというと、ウォーレン夫妻メインの「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」に関連の深いスピンオフです。

死霊館のシスター」はアナベル人形とは、ほとんど関係ない内容になってました。

 

死霊館シリーズ」の時系列を整理してみた 

では、改めて「死霊館のシスター」を含めた、作品内の時系列を整理してみたいと思います。

「」内はそのシーンの登場作品名です。

 

1945年 「アナベル 死霊人形の誕生

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人形師の夫妻が娘を失う

アナベル人形誕生


1952年 「死霊館のシスター

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修道院で起きた自殺の謎を探るために、バーク神父とシスターアイリーンがルーマニア

>最強の悪魔・ヴァラクさん初登場


1957年 「アナベル 死霊人形の誕生

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人形師夫妻が孤児たちを自宅に受け入れる

アナベル人形は所在不明に


1867年 「アナベル 死霊館の人形

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研修医ジョンが妻・ミアにアナベル人形をプレゼント

ジョンとミアの夫妻はその直後、惨劇に巻き込まれる

アナベル人形はまた他人の手に


1968年 「死霊館

悪魔祓いのウォーレン夫妻がアナベル人形と初接触

アナベルはウォーレン夫妻が自宅の保管庫に持ち帰る


時期不明 「死霊館

ウォーレン夫妻が農夫の青年・モーリスに悪魔祓いを行う

妻・ロレインが恐ろしい幻覚を見て、精神的ダメージを受けてしまう

>ヴァラクさんウォーレン夫妻に憑く


1971年 「死霊館

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ペロン一家の住む一軒家で心霊現象多発

ウォーレン夫妻が悪魔祓いを行う

>祓ったのは魔女「バスシーバ」


1977年 「死霊館 エンフィールド事件」

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イギリスのエンフィールドにて一家を襲う怪奇現象にウォーレン夫妻が挑む

>一連の現象は悪魔「ヴァラク」の仕業だった

>青年・モーリスの悪魔祓いの際にロレインが見た幻覚はこの時のもの=未来予知だった

 

こんな感じでしょうか。

公開順は死霊館」→「アナベル 死霊館の人形」→「死霊館 エンフィールド事件」→「アナベル 死霊人形の誕生」→「死霊館のシスターです。

でも、時系列的には死霊館のシスター」→「アナベル死霊人形の誕生」→「アナベル 死霊館の人形」→「死霊館」→「死霊館 エンフィールド事件」となります。

 

ただ、時系列順に見ても全然意味がわからないと思います。

シリーズものの映画は大抵そうですが、リアルタイムで劇場鑑賞した人と同じ順番で見ておけば間違いないです。

制作側の意図的にも鑑賞体験を他の人と共有するという意味でもね。

 

死霊館シリーズ」で描かれるのは実際にあった話?

死霊館シリーズ」は実話をベースにしています。

どこまでが実話かということはよくわかりませんが、ウォーレン夫妻もアナベル人形も実在しているということは確かです。

 

妻のロレイン・ウォーレンは今も健在で、「死霊館」の制作にもかなり協力しているようです。

ウォーレン夫妻に関する描写はかなり実話に沿っていると思って良さそうですね。

 

ちなみに、実際のアナベル人形は映画ほど怖い見た目はしていません。

 

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映画とは全く違う見た目ですよね。

でも、ウォーレン夫妻の自宅で保管していたことは事実みたいです。

 

そういや私「死霊館」1作目を見たとき、「娘が1人で留守番してる家にどうして"呪われたアイテムコレクション部屋"を放置しておけるんだ!?」ってびっくりしましたよ。

自分の家にアナベル人形置いてあるってわかったら、恐くて帰るのムリじゃないですか? 笑

 

死霊館シリーズ」登場人物紹介

つづいて、「死霊館シリーズ」を見るにあたって、この登場人物を押さえておけば大丈夫!ってキャラクターの紹介をします。

 

ロレイン・ウォーレン

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エドの妻。夫と二人で悪魔研究を行っている聡明で頼れる女性。

天性の透視能力を持っており、家に憑いた霊や悪魔の姿を見たり、背景を探ることができる。

ロレインが透視できることは霊たちにもわかってしまうので、悪魔祓いにおいてはしばしば危険な目に遭う。なので結構参っている。

 

エド・ウォーレン

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ロレインの夫。誰に対しても優しく責任感のある悪魔研究家の男性。

妻を守りたいという思いもあってか、悪魔と闘うのは基本彼の役目であり、悪魔祓いも執り行う。

好奇心旺盛なところがあり、もしかしたら好きで怪奇現象に関わっているのでは?と思えてしまうときもある。

呪われた品を「安全のため預かる」として、コレクションしている。

 

アナベル人形

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人を怖がらせるために作られたとしか思えない超絶こわい人形。

 

作り手は人形職人のサミュエル。彼は娘のためにアナベル人形を作ったが、娘は不慮の事故で命を落としてしまう。

悲しんだサミュエルとその妻は娘を取り戻すために悪魔召喚の儀式を行い、"呪われたアナベル人形"を産み出してしまうことになる。

その後、アナベル人形は一緒にいてくれる友人を探してか、たくさんの人の元へ訪れる……

 

明らかに怖い見た目なのだが、「アナベル 死霊館の人形」のミアだけは「素敵!」と言って嬉々として部屋に飾った。

 

ヴァラク

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シスターの姿をしためちゃめちゃ怖い悪魔。

元は農夫の青年・モーリスに憑いていたが、ウォーレン夫妻にターゲットを移して、命を奪う機会を虎視眈々と狙っている。

ウォーレン夫妻を罠にはめるために、イギリスまで出張するほどフットワークが軽い。

 

基本的に2作以上登場するキャラクターはほとんどいないです。

上記の4人(?)さえ覚えておけば問題ないと思います。

 

死霊館シリーズ」の魅力とは?

昨今、「イットフォローズ」「ライトオフ」「ドントブリーズ」「クワイエットプレイス」など、シチュエーションや設定に凝ったホラー映画の名作がたくさん生まれています。

 

一方「死霊館シリーズ」の作品は、"引っ越してきた家が呪われてた"とか、"呪いの人形を手に入れてしまった"など、どこかで見たようなありがちな展開のものが多いです。

ウォーレン夫妻が実際に体験した話をベースにしているので、あまり突飛な設定にはなりえないんでしょうけど。

 

それでも、「死霊館シリーズ」は他の多くのホラーとはまた違う、面白いホラー映画シリーズなんです。

もちろん、ストーリーの作り込みやホラー的表現の巧みさ、キャラクター造形なども面白い理由です。

でも、特に私が好きなポイントは以下の2つです。

 

霊を出し惜しみしない

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1つ目は、霊を出し惜しみしないところです。

 

ホラー映画で次のようなシーンを見たことはありませんか?

「ママ! 部屋に変な女の人が!」

「え、なんですって?」

(部屋を見に行く)

「誰もいないわよ? 悪い夢を見たんじゃない?」

「絶対夢じゃなくてほんとにいたのに……」

相手は、両親・夫・先生・隣人・警察官・マスコミ……誰でもいいですが、心霊現象を目撃した人が他者を引き連れて再確認にあたる際には、大抵もう霊は消えています。

口で言うだけじゃ信じがたい内容なので、せっかく霊のことを伝えた他者には取り合ってもらえません。

人と恐怖を共有することができず、精神的に孤立してしまうために、主人公はさらに恐怖を募らせるのです。

 

これはありがちですが、非常にまどろっこしい展開です。

「病院に行った時に限って、訴えたい症状が消えた」みたいなもどかしさを、鑑賞者に与えます。

ホラーとして欠かせない緊迫感は保たれますが、私なんかは同時にストレスも感じてしまいます。

 

しかしその点「死霊館シリーズ」はストレスフルな作りになっています。

相手が親だろうが警察官だろうがマスコミだろうが、霊はその存在を出し惜しみすることなく見せつけてくれます。

 

触っていないのに勝手に動く家具は、1人で見ても4人で見ても同じように動いてくれる。

子供が「なにかいる!」と泣き叫べば、その直後に大人にも何かの気配が感じられる。

化け物は全員に見える。

 

よって、話の進みがスムーズになるわけです。

あとは「霊に襲われている際の対処法を少なくない数の人が知っている」というのも話が早くて良いです。

呼び出した警察官は「これは我々の専門外なので専門家を紹介します」と言ってくれるし、訪れた本屋では「悪魔に困ってる? じゃあ6番の棚ね」と対処に必要な書籍を教えてくれます。

 

そんな風に基本、物わかりのいい世界観となっているところが「死霊館シリーズ」の1つ目の魅力です。

 

人が軽々しく死なない

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1作目「死霊館」の中盤で、"心霊の存在を信じない体育会系のヒゲ巡査"と、"軽薄そうなアジア人の若い助手"が出てきたときに、「あ、主人公や子供たちの代わりに死ぬ要員の人かな?」と思ったんですね。

 

ホラー的な方程式では「そこまで重要ではないポジションの、五体満足で成人している脇キャラ」は死ぬために登場している可能性が高いんですよね。

そして、殺される要員は殺されても感傷的になりすぎないように、わざと過剰なステレオタイプに沿って描かれるものなんです。

それと照らし合わせると、上の2人のキャラ造形はいかにも死にそうな感じに見えます。

 

なぜ、多くのホラー映画で「死ぬ用のキャラ」が登場するかというと、霊のパワーを強調するためです。

「その気になれば全然人も殺せちゃうほどヤバい霊なんだぞ」と鑑賞者に信じてもらうためですね。

最近で言うと、「ウィンチェスターハウス」の建築家と執事のおじさんなんかは明らかに「死ぬ用のキャラ」でした。

 

しかし「死霊館」では、霊に懐疑的な巡査もアジア人の助手も死にません!

それどころか、物語に直接関係のないキャラの死亡はほとんどありません。

 

簡単に人が死にすぎて「この中で誰が生き残るかな」ゲームになりがちなホラー映画ですが、やっぱり人が死ぬのはストレスになります。

もちろん人が死んで爽快な映画もありますが、最近私はメンタル耐性が脆弱になったため、主人公が助かるまでの過程で人がたくさん死ぬとかなり精神的ダメージを受けてしまいます。

死霊館」や「死霊館 エンフィールド事件」は割と皆が無事な状態で終わりを迎えるので、本当の意味で「一件落着だ」と思えるのも、私が「死霊館シリーズ」を好きな理由です。

 

ただ、死が全くないわけではないです。

あくまでも「見せ場のためのムダな死」はないです。

それだけでも、ホラーにしては珍しいのかなと思います。

 

今後の「死霊館シリーズ」はどうなる?

死霊館シリーズ」はさらに3本、新作の公開が予定されています。

その3作について、概要説明とストーリー予想をしていきます。

 

2019年7月に「アナベル」第3作公開

すでに公開日まで公表されているのは、「アナベル人形」シリーズの第3作です。

アナベル 死霊館の人形」「アナベル 死霊人形の誕生」に続いて、アナベルの逸話がさらに補強されることになるのでしょうか。

 

時系列としては、アナベル 死霊館の人形」と「死霊館」の間の話になるそうです。

だとすると、「死霊館」冒頭で描かれたウォーレン夫妻とアナベルの出会いを描くのか、それともまた全然違うストーリーになるのかが気になるところです。

 

公開未定の「へそ曲がり男」スピンオフ

まだ公開日は未定ですが、死霊館 エンフィールド事件」で登場したトラウマキャラクター「へそ曲がり男」のスピンオフの製作も予定されているそうです。

「へそ曲がり男」って「ミスペレグリンと奇妙な子供たち」に出てきたホローを彷彿とさせますよね。

私ああいう、クリーチャー的造形がたまらなく好きなんですよね……。

 

これまで実話ベースの悪魔祓いホラーで構築されていた「死霊館シリーズ」ですが、「へそ曲がり男」のスピンオフが実現すればダークファンタジー路線の作品が新しく生み出されることになりそうです。

 

そうなれば、「マーベルシネティックユニバース」のように、いろんなタイプの霊やモンスター、悪魔たちが混ざりあって、壮大な世界観の「死霊館ユニバース」に発展していくのも夢じゃないかもしれません。

 

死霊館」の第3作は構想中

ウォーレン夫妻を描いた物語の3作目はまだ公開こそ決まっていませんが、監督のジェームズ・ワン「ウォーレン夫妻のエピソードはまだまだあるので、物語は続くでしょう」と言っています。

 

彼らは、まだ完全には悪魔ヴァラクの魔の手から逃れたわけではありません。

シリーズ1作目から続く闘いに終止符が打たれるのを期待したいと思います。

 

まとめ:公開中の「死霊館のシスター」おすすめです 

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というわけで、「死霊館シリーズ」の魅力や細かい内容について説明してきましたが、いかがでしたか?

ホラーが苦手じゃない人なら、きっと楽しめると思うので、ぜひ挑戦してみてほしいです。

 

前述の通り、「死霊館シリーズ」は全5作がそれぞれつながっているので、できれば前作を見てから最新作を見るのが望ましいです。

でも、現在劇場で「死霊館のシスター」が公開中でもあるので、気になった人はそこから飛び込むのもいいと思いますよ。

 

以上! ご清聴ありがとうございました。

9月公開予定の映画で楽しみにしてるもの13選+8月鑑賞報告

こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

9月は夏休みが終わったばかりで、年末休暇までまだしばらく時間があります。長期休暇に合わせた大作公開ラッシュはしばらくありません。

しかし、こういう空白期間こそが映画ファンにとっては勝負どころ。世間的な認知度は低くても、期待度の高い良作がたくさん公開されるタイミングなのです。

 

そんな9月公開作の中から見たい13作品の紹介と、8月に映画館で鑑賞した作品のご報告をしていきます。忙しい映画ファンのご参考になれば嬉しいです。

 

9月公開予定の見たい映画12選

【1日】きみの鳥はうたえる

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 「スターリンの葬送狂騒曲」を鑑賞した際に予告編で見て、気になっています。なぜなら柄本佑石橋静河染谷将太というキャストの並びが最高だからです。

 

石橋静河さんは「夜空はいつでも最高密度の青色だ」での、奔放でこだわりの強い女性役がすごく似合っていましたよね。今回も同じくらいかそれ以上印象的なキャラクターを演じてらっしゃるんじゃないかと想像してます。

 

原作は「オーバーフェンス」「そこのみにて光り輝く」と同じ佐藤㤗志さんということで、これを機に以前映像化された2作を見てみるのもいいな。

 

【1日】寝ても覚めても

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東出昌大さんは底の見えない俳優だと思います。「寄生獣」「聖の青春」「散歩する侵略者」「パンク侍、斬られて候」など、出演作を見るほどにその存在の異質さが際立っていくように感じられます。

 

そんな東出さんが今作では1人2役に挑戦するとのこと。主人公の女性が過去に好き合っていたミステリアスな男性「麦」と、今の彼女に惹かれる善良な男性「亮平」という2人の人間を演じます。

 

物語はただの人間ドラマに留まらないようなので、東出さんがどれだけミステリアスに魅せてくれるのか期待せざるをえません。

(9/6 すでに鑑賞しました。東出さん……おそろしい子……!)

 

【7日】累 かさね

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「トリガール」や「8年越しの花嫁」で明るくて真っ直ぐな女の子を演じた、「陽」のイメージが強い土屋太凰さん。「累」では女同士で1人の男性を取り合うギスギスしたサスペンスに挑戦するということで少しびっくりしています。

 

ちなみに土屋さんが演じるのは、主人公の「累」がその美しさを妬む対象である、「ニナ」という女性です。

 

正直に言うと「オーシャンズ8」や「SUNNY」で温まった心を、再び「女性同士の醜くて陰湿な争い」の中に落とすのは勇気がいるんですが……。どんな風に女性の内面を描くのか、怖いもの見たさで映画館に足を運びたいと思います。

横山裕さんと浅野忠信さんが出演するなら、それこそ見ないわけにいかないし……。

 

【7日】泣き虫しょったんの奇跡

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「聖の青春」や「3月のライオン」はまだまだ記憶に新しいのですが、またもや将棋映画です。

しかもネームバリュー揃えてきましたね。RADWIMPS野田洋次郎さんの風貌が別人のようで驚きました。こっちにも石橋静河さんや染谷将太さんが出てます。

 

正直、前述したような将棋映画と否応なしに比べられると思うので、どんな差異を見せつけてくれるか、それを期待しています。

 

【7日】500ページの夢の束

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自閉症の女の子が自分で書いた「スタートレック」の脚本、という夢を抱えて旅するという展開には、惹かれざるを得ません。

 

1つ気になったのは、ダコタファニングをはじめとした主要キャスト3人の名前しか、公式サイトにも「映画.com」にも明記されていないけれど、このポスタービジュアルに写ってるのは明らかに「グランドブダペストホテル」「スパイダーマンホームカミング」のトニー・レヴォロリさんでしょ!!?

 

彼目当てで映画館に足を運ぶ映画ファンだっているんだからぜひ書いておいてほしいです……私がそうです。見に行きます。

 

【14日】プーと大人になった僕

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9月公開作の中で一番世間的な注目度が高いのはこちらでしょうか。

くまのプーさん」の実写化で、大人になったクリストファー・ロビンを久しぶりにプーたちが訪ねてくる展開……って、あざとい。これはあざといぞ……。また映画館で目を腫らすことになるかもしれない。

 

中年クリストファー・ロビンユアン・マクレガーが演じます。ユアンの声はすごく特徴的で、少しおちゃめな通りの良い声ですよね。私、実写「美女と野獣」のルミエールをはじめとして、彼の声を聞くだけで幸せな気持ちになれるんです。

 

だから、日本版吹き替えで堺雅人さんが演じるクリストファー・ロビンも興味あるんですが、たぶん字幕で見ると思います。

 

【14日】ザ・プレデター

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これまでエイリアンとは親密だったんですが、プレデターさんのことはお噂ほどしか耳にしてきませんでした。ですがこの最新作公開に合わせて「プレデター」「プレデター2」予習しましたよ。

 

その前二作では全くと言っていいほどプレデターさんの正体が紐解かれなかったので、今作で「プロメテウス」「コヴェナント」並みのびっくりバックボーンが描かれるのを期待しています(笑)

 

予習の際に「ザ・プレデター」の監督であるシェーン・ブラックさんが「プレデター」1作目に出演しているのを発見しました。出演者としては早々に死に役として退場しましたが、今作では監督として30年越しの復讐が果たせるのでしょうか。

 

とりあえず「プレデター2」のキース捜査官の息子が登場するという情報は得たのですが、他にも前作への目くばせはありますかね。なくてもいいですがあっても嬉しいですね。映画館で観る前に「エイリアンvsプレデター」も見ておこうかなと思います。

 

【14日】愛しのアイリーン

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「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督の最新作です。クセ、すごそ~!(楽しみ)

 

 42歳まで恋愛を知らず独身でいた岩男が、久しぶりに寒村にある実家に帰省する。しかし、実家では死んだことすら知らなかった父親の葬式の真っ最中だった。

 

ってもうあらすじからして居心地が悪くてムズムズしてきます。地方の農村が内包する問題を描いた作品とのことです。もう、地方の農村とフィリピン人の女性っていう組み合わせがすでに不穏すぎて見る前からちょっと嫌な気持ちになっちゃいますよね。

 

「ヒメアノ~ル」のときは浅い覚悟で見に行って大打撃を受けたので、今回こそはしっかり覚悟を持って見に行きます。

 

【21日】コーヒーが冷めないうちに

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この「4回泣けます」とかいうキャッチコピーが物議を醸しだしていますが、私はこういう「泣かせ」邦画もなんだかんだで好きなので、楽しみにしています。

 

特に、「検察側の罪人」で悪魔のごとき存在感を見せつけた松重豊さんや、同じ系統の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で感動を誘った林遣都さんに期待。

はたして4回泣けるんでしょうか……!

 

【21日】死霊館のシスター

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死霊館シリーズ」の三作目となる作品で、過去作よりも以前の話を描いている、いわゆるプリクエルものです。「アナベルシリーズ」二作ともつながっているみたいなので、実質シリーズ5作目なのでしょうか。

 

いや~予習してから見に行きたいけど、どの順番で見たらいいやら。この手の「どれから見たらいい?」ってシリーズものは、大抵公開された通りの順番で見ていくのが1番いいと相場が決まっているので、たぶんそうなんでしょうね。

 

「ソウシリーズ」が大好きで、同じジェームズ・ワン監督作品はいずれ見たいなあと思っていたこともあり、チャレンジしたいです。そういやジェームズ・ワン監督、DCの方のユニバース映画「アクアマン」も控えてますね。

 

【22日】純平、考え直せ

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「サウスバンド」「イン・ザ・プール」などのヒット作を手がけた作家・奥田英朗さんの原作小説の実写化で、ヤクザの鉄砲玉として殺人を命じられた一人の男と、彼に恋する女性を描きます。

 

ちはやふる」「帝一の國」でお馴染みの野村周平さん主演作というのも気になるポイントですが、監督の森岡利行さんは大学時代にほんのちょっとお世話になったことがあったのと、当時見せてもらったご本人の監督作、深津絵里主演の「女の子ものがたり」が印象に残っているので、見に行こうと思ってます。

 

あのときは、恐れながら単位をいただきありがとうございました。おかげでギリギリのところを卒業できました……。久しぶりにお名前を拝見して嬉しくなったので、ぜひ見に行きたいです。

あと、タイトルがいいですね。命令形ですね。

 

【28日】クレイジー・リッチ!

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日本版タイトルの改変が話題になっている今作ですが、原題は「クレイジー・リッチ・アジアン」です。

 

ハリウッド映画で登場人物ほとんど全員アジア人というのは、まずもってない話です。主演女優を白人女性にしてほしいと掛け合われたジョン・M・チュウ監督は、どうしてもそれはできないと断ったそうです。

 

そんな経緯があるゆえに、邦題で「アジアン」という言葉が外されたことに、批判の声も多いようですね。ただこれは、私たちがアジア人であるからこそ一筋縄では語れないことかもしれません。

 

好意的に解釈すれば、「私たち日本人はアジア人なので、わざわざアジア人の映画であると主張しなくていい」とも考えられるかもしれませんが、日本人が「アジア人」という言葉にあまり良いイメージを持ってないことも薄々わかります。しかもそこに自分達を含めて考えてはいないだろうことも。

 

未だそんな感覚を持っている日本人の目に、この映画はどう映るんでしょう。私もこの目で確認したいと思います。

あ、「オーシャンズ8」のオークワフィナさんがまた見れるのも楽しみです。

 

【28日】クワイエット・プレイス

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監督ジョン・クラシンスキーは、主演のエミリーブラントの実の夫です。物語にも彼女の夫役で出演しています。

 

彼は「デトロイト」に出演していたり、「マンチェスターバイザシー」の製作総指揮を担当していたり、今までも充分に活躍していたんですが、この「クワイエットプレイス」がアメリカで大ヒットしたことで、さらに評価が高まっているようです。

 

「声を出したら襲われる」という展開には2016年の「ドントブリーズ」が想起されますが、今作は狭い家に留まらず、どこで音を立ててもやばいみたいなので規模がでかいですね。ということは多分襲ってくるのは盲目のジジイではないでしょうね。

 

8月鑑賞報告&ランキングベスト5 

8月映画館で観賞した作品は以下の通りです。

 

 

以上の12本です。夏休みだけあって、明るくて豪華な映画が数多くありました。今月は珍しく人と一緒に映画を見る機会がたくさんで、「1人で映画見るの久しぶり(1週間ぶり)だな……」と思うような瞬間とかもありました。

 

よくよく見返してみると、今月公開作、カオスだな~~。一応ランキングベスト5も発表しておきます。

 

  1. SUNNY 強い気持ち・強い愛
  2. 検察側の罪人
  3. オーシャンズ8
  4. インクレディブル・ファミリー
  5. 銀魂2 掟は破るためにこそある

 

今月は邦画が割と好き勝手やってて楽しかったです。「SUNNY」は周りのサラリーマンがあちこちで鼻を鳴らして泣いてたり、「検察側の罪人」は見終わった観客席が呆然としたムードに包まれたり、「銀魂2」は他の映画じゃ考えられないくらいドッと沸く笑い声で盛り上がり……日本の映画、日本の映画館もやっぱ好きだなと思いました。

 

オーシャンズ8は正直あんまり印象に残りにくい作品ではあるって感じたんですが、そういう軽妙な「見てる間は面白いけどすぐに忘れる」ような映画を女性主体でやることにすごく意義があると思いました。

こんな風にいろんな女性が映画やドラマや漫画で描かれて、女性が選択できる「女性像」がもっと増えていったらいいですよね。

 

インクレディブル・ファミリー」はダメなとこが1個もなかった。かといって「減点法なら100点なんだけど、加点法ではね……」みたいなこともなく、加点法でもとんでもなく高い点数を超えていくような作品でした。

 

あとはもう今月はトム・クルーズが死ななくてよかったですね。トムにはほんと、ちゃんと生きててほしい。

 

 

来月はやっぱり公開本数が多いので、普段だったら逃さず見に行くような映画を見逃してしまうかもしれません。ここに載せてないけど「ブレス」とか「食べる女」とか「響」とかいろいろまだ見たいのがあるんですよね。

3連休をうまく使っていきたいところです。アントマンももう一回行きたいよ!!

 

「銀魂2 掟は破るためにこそある」感想/前作以上に「銀魂」だった

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こんにちは。たぬき(@tada11110)です。

銀魂2 掟は破るためにこそある」見ました? 私はついさっき見ました。帰ってきてすぐにブログを書いているということは、つまりそういうことです。めちゃめちゃ面白かったです。

 

あえてドオタクだった女子中学生時代のテンションに立ち返って感想を書いていきたいと思います。なるべく核心的な内容には触れないようにしますが、全く前情報に触れたくない人には、鑑賞後に読んでもらえたら嬉しいです。

 

これぞ「銀魂」だった

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正直、前作の「銀魂」に対しては「もっとお涙ちょうだいにしてもよかったのにな」って思ったんです。ギャグは福田雄一パワーが冴えわたって「銀魂」特有のノリと化学反応を起こしてたと思うんですけど、いかんせんシリアス要素の比重が軽かった。

 

だって、銀魂の魅力といえば「いつもはちゃらんぽらんでハイテンションにバカやってる奴らがいざという時には本気を出す」っていう展開にあるじゃないですか。「ギャグ回とシリアス回のギャップが激しいよね~w」っていうのは銀魂ファンの共通認識じゃないですか。

 

前作は泣かせ要素もあるにはあったけど、ギャグと比べてかなり印象の薄いものになっちゃってたと思うんですよね。正直、泣かせる演出もうまくなかったと思う。

 

で、今回の「銀魂2」の方はどうだったかというと、ギャグとシリアスがうまい具合に調和しあって銀魂の魅力を再現できてる!と感じました。いつもはうるせえしバカやってるちゃらんぽらんな万事屋や真選組。彼らが何かを守るために命懸けで戦っている様をスクリーンで、2018年に、しかも実写で見れるなんて。

 

超「銀魂」だった。10年前「ワンピ派」だった私が女子中学生に戻るくらい興奮したのだから、当時「銀魂派」だった同世代の人たちが見たらどれだけ感動することか。興奮することか。わ~~共有したいね! 「あの頃」を一緒に思い返したいね!

 

 

福田雄一ギャグを見る」前提なら無問題

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たぶん、この映画を「合わなかった」「ダメだった」と思う人がいるとしたら、大抵の場合福田雄一らしい」こってりしたギャグのノリについていけなかったからだと思うんですよね。しかも今回、前作大ヒットからの間髪入れず続編公開ということで、たぶん福田さんもキャスト陣も相当マシマシにしてきてる。「ウケんならやってやろうじゃ~ん!」という感じがにじみ出ている。

 

「あ、無理かも!」って冒頭からシャットアウトしちゃう人がいても正直おかしくないんですよ。変顔絶叫ツッコミとかあきらかにやりすぎで。私が「あ、無理かも!」側に入ってたかもしれないと思うくらい。

 

私が大丈夫だったのはハッキリ言って、福田雄一さんのあのノリを知っていた上で、福田雄一作品を見に行くつもりで映画館に足を運んだからです。

 

あとは、環境にも恵まれてた。気の知れたオタク気質の同僚と一緒だったことや、周りの観客が声を上げて笑って楽しんでいるというのが肌に伝わってきたことも、「銀魂2」のギャグシーンを腹の底から楽しめた理由です。平日昼間のがらんとした映画館をほぼ貸し切りの状態で鑑賞したりしたら、もやもやが残った可能性あります。

 

しかし、漫画のギャグシーンをそのまま漫画のノリで実写化しても観客を白けさせてしまわないのは福田雄一さんだからこそだとも思います。作家性だと思います。他の人が撮ってたら大事故になっていた可能性もあるでしょう。

 

おい! すぐ「原作レイプ」とか言うやつ! 何もかも原作通りにやるってのはそういう危ういことなんだぞ! 普通は漫画・アニメ・実写映画……とメディアが変わるごとに合わせて調整するもんなんだぞ! こんなに漫画やアニメそのまんまやるのってすごいんだぞ!

 

で、結局は何も偏見とか持たずにフラットな状態で見に行けば最大限楽しめるんじゃないかなと思います。

 

「俺はちょっとやそっとのことじゃ笑わないからな」とか思っちゃだめです。「どれどれ、批判するために見といてやるか」とかもダメね。「笑うぞ! 楽しむぞ!」って思わないともったいないからね。お金払ってんだしさ。

 

 

福田監督、シリアスもよかったです!

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勝手にシリアスはあんまり得意じゃないんだと思っていました。福田雄一監督ごめんなさい。「銀魂2」のシリアスパート、めちゃめちゃ感動したし切なくなりました。原作が元々持ってるパワーも大きいんだろうな。

 

あんまり書くとネタバレになってしまうので深くは触れませんが、とにかく三浦春馬さんが演じた伊東鴨太郎が良かった。叫んだり変顔したりしゃくれたりしてるキャスト陣の中で、難しそうな長台詞をしっかりエモ爆発で演じ切っておられました。

 

柳楽土方は限界突破してましたね。この人は一人だけ作画が違いましたね。劇画調でしたね。

 

というわけで、これから見に行く人には硬派な演技や人間ドラマも期待してほしいです。ヤバかった、ヤバかったんだよー……!

 

邦版「アベンジャーズ」ばりの豪華キャスト 

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日本映画の主役級俳優をこれでもかとキャスティングしまくっていて、常に画面が豪華。規模は違いますがこのオールスター大集合感は「アベンジャーズ」をはじめとしたMCUシリーズに通ずるものがあると思います。

 

前作「銀魂」から続編「銀魂2」では輪をかけて、文句のつけようのないキャストチョイスをしてきますよね。漫画からそのまま飛び出してきたようなキャラばっかりだった。

 

小栗さんの坂田銀時だけはキャスト発表時にちょっとざわざわしてましたけど、今となっては小栗さん以外には考えられないと私は思います。そしてきっとそう思ってる人は多いでしょう。他のキャラもそうです。

 

不思議なほどしっくりくる理由は外見の相似だけではない気がしてて、たぶん俳優さんたちが持ってる振る舞いや漂う雰囲気に当てて配役してんじゃないかなーと。

 

「BAKUMAN」実写化のときに、佐藤健さんと神木隆之介さんの配役が逆なんじゃないかと多くの意見が出たんですよね。でも大根仁監督が、「外見じゃなくて、中身の芯の部分を見てキャスティングした」とコメントしてたのをよく覚えています。で、実際その配役はすごくハマってた。サイコーとシュージンに見えた。

 

今回もそういう意味でハマってんだろうなと思いました。吉沢亮さんや菅田将暉さんもほんと彼ら以外には考えられないよなー。橋本環奈さんも。いやもう全員。ちょい出てきた猿飛あやめとかもすでに彼女以外には考えられなくなってしまった。

 

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前述した三浦春馬さん演じる伊東鴨太郎と窪田正孝さん演じる人斬り万斉はすごく魅力的な新キャラでしたね。窪田さんあのグラサンや服装が似合っちゃうのすごすぎるのでは……体型が完全に二次元だった。

 

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そして今回多くの人々のハートを奪うであろう吉沢亮さんの沖田総悟

 

「あたし俳優さんの名前とかはあんまり知らないから……」という二次元好きのお姉さんが、「沖田役の人、存在が二次元だった……! 肌キレイ……」と沼に落ちる瞬間をこの目で私は見た。そして私も沼に落ちた。

 

銀魂2」たぶんもしかしたらもう2回見に行く

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家族が見たいって言ってるのと、一緒に行った人に「もう一回見よう!」って言われてるのでもう二回見に行くかもしれません(笑)

 

でも全然いける。三回目も楽しめると思う。

 

見に行くの迷ってる人がいたら、有名俳優たちが全力でコスプレして全力でなりきってる映画だよ?見たくありません?で押す。そういう視点で見ても最高に楽しいんだよ……。

 

さておわり。おすすめです。