たぬきの映画日記

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シャーリーズ・セロンがとにかくカッコいい。「アトミック・ブロンド」感想

映画館で「アトミック・ブロンド」を見ました。


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1989年、舞台となるベルリンは東西冷戦の真っ只中。
主人公ロレーン・ブロートンはイギリス秘密情報部MI6に所属するスパイです。

 

彼女が請け負ったミッションは、ベルリンで奪われた重要なリストを奪い返すというもの。
そのリストにはなんとスパイたちの素性がすべて書いてあるのです!
これが敵側に渡ればとんでもないことになってしまう。

 

激ヤバなミッションのパートナーとしてセッティングされたのは、ベルリンに潜入しているデヴィッド・パーシヴァル。


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彼もロレーンと同じMI6のスパイですが、なんだか様子がおかしい……?

 

wikipediaには「ロレーンとパーシヴァルは驚くべきコンビネーションを発揮し始める」と書いてありますが、正直二人が協力した記憶は全くないです(笑)


この映画の見所はとにかく「痛そう」なバイオレンスシーンが満載なところです。

美しい女性スパイが「青アザ」だらけって。
かなりぶん殴られてるし、その倍以上ぶん殴ってるわけですよ。

いくらシャーリーズ・セロン様がしなやかな筋肉のついた強そうな体格をしていたとしても、なんの苦もなく腕力で男性に勝ちまくっていたらリアリティーはありません。

でも血だらけになってふらついて、満身創痍の状態で相手に食らいつく姿は、ちゃんと生身の女性だし、勝つ理由がちゃんとわかる。

 

恐怖を捨て去ってるんですよね、ロレーンは。
諦めと自信で戦ってる。だから強い。

 

道具の使い方もよかったです。
どこをどう攻撃すれば最大限のダメージを与えて倒せるかを熟知してる。

 

なんてカッコいいんだろう。
こんなに獰猛な肉食獣然としたスパイがかつていたでしょうか。

 

(個人的には、守られる立場であるスパイグラスも、ロレーンが危ないときに加勢してたのがすごくよかったです。
手当ても自分でやります。いいね、効率的にいこう)


スパイものらしく、魅力的な女性との濡れ場もありますよ。
そう、「女性」との濡れ場です。

 
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ここの描き方がよかったんですよ。
「同性愛を描くため」の同性愛描写じゃなかった。
ただそこに愛があった。

一匹狼で誰にも心を許さないロレーンが、フランスの新米スパイ・デルフィーヌと切ない恋に落ちる。

情事の後、煙草を吸いながらデルフィーヌを優しく見つめるロレーンの美しさ、気高さと言ったら……!

 

言わせてください。エモかった。


いろんな国のいろんなスパイが出てくるし、裏切ったり裏切られたりなので、物語を完全に理解しようと思うと大変かもしれないです。
でも、圧倒的絵力と最高の音楽、そしてキャラクターの魅力にぐんぐん引き込まれる素晴らしい作品でした。

予告編で流れる「KILLER QUEEN」は本編には出てきませんでしたが、あの曲はまってたよなあ。