たぬきの映画日記

映画メイン。あとは日常つらつら

明るいとこでは見えません。正統派良質ホラー「ライト/オフ」感想

良質ホラー「ライト/オフ」を見た。Netflixで。去年の今頃公開していた気がするが、ラインナップに入るのがほんとに早いな。

f:id:kasumigaseki0822:20170514120701p:plain

↑このなんの変哲もないワンショット、見た後だと怖い。ダイアナが目に浮かぶ。

しかしおとーちゃんすげえ怖いところでお仕事してんな。

 

ただびっくりさせるだけの演出や、血みどろの特殊メイクや、そんじょそこらの恨み辛みを抱いた幽霊だけでは、目の肥えた観客を怖がらせることはできない昨今。

設定や世界観でいかに観客を惹き込ませ、シチュエーションで怖がらせることができるかというホラー業界の挑戦は尽きることがない。

最近私が鑑賞した中では「アンダーザシャドウ」とか「イット・フォローズ」とか、ジャンル柄陽に当たることのない良作もばんばん出てきているし。

この「ライト/オフ」もそうだ。設定勝ち。シンプルイズベスト。

 

ゾンビは走るしヴァンパイアも陽にあたって平然としているような2017年、あえて暗闇の中でしか存在できないモンスターの正統派的恐ろしさよ。

カチカチと切り替わる電気に合わせて人影が現れたり消えたり……予告でこの映像を見たとき、たとえどんなにB級っぽくてもこの映画は面白いだろうって思ったのを覚えてる。

 

作品全体としては「人の心の弱さ」とどう向き合うかを描いているけど、結局おかーさんは自分の心の弱さと向き合いきれず、ああなってしまったわけで。

すっきり解決!というよりは後味の悪さも残る。後味が悪いっていうのはホラー映画にとっては褒め言葉ですね。

クライマックス、ダイアナという幽霊が出現する屋敷に主人公たちがこもって、一夜を過ごすシーン。主人公の彼氏が「俺がついてるよ」的なことを行っておきながらさっさか逃げ出すのは、情けなかったね笑 

そのおかげでレベッカとマーティンは助かったわけだし、自分で立ち向かうより警察に頼って現実的解決を試みるという点では、レベッカにとってはすごく良い旦那さんになるのではないかと笑

彼・ブレットの存在は、携帯や車のライトを駆使しての回避法といい、正統派ホラーな展開の中で唯一現代的というか、親しみやすいキャラクターだった。

 

「ダイアナ」の設定付けもいい。どっかで見たことある感じ満載。

邦ホラー見漁って、見るのなくなっちゃったなーというホラー好きは、洋ホラーこのへんからはじめてみるのもいいのでは。

 

やっぱりホラーは好きなジャンルなので、極めていきたいと思う所存である。