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映画を食べるたぬきのブログ

映画メイン。あとは日常つらつら

2016年映画ベスト10(決定版)

あけましておめでとうございます。

2016年は映画館に通いつめた一年でした。昨年はDVD鑑賞も含めないとベストの選出もままならない劇場鑑賞数でしたが、今年は76本劇場で見ることができました。

でも、母数が増えると悩んでしまうのでやっぱり選出がままならなくなりますね笑

ジャンルは偏りなく、大作や話題作も一通り抑えられたかなと思います。新社会人になって、時間のない中で隙間を見つけて映画を見に行くのはほんとうに楽しかった。映画館の椅子に腰掛けて何度も「このために稼いでる。このために生きてる」としみじみ感じることができて、よかったと思います。映画に何度も助けられた。

ど~してもランキングをつけるのが難しかったので、2016年の好きな映画10個、順不同に紹介します。

 

永い言い訳

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 結局順位は決めないけど、1位にするならこの作品だと、ずーっと思っていた。

「人生は他者である」人の優しさや愛に触れ、心温まりながらどこかやるせなく、癒されきれないままでノートの隅にこの言葉を書きなぐる衣笠幸夫。

わかる、わかるよ。幸夫くん、あんたは私だ、と思ったよ。

孤独な男を演じる本木雅弘さんと自然体すぎる子役の触れあいが最高。

こんなにドライで、こんなにつめたく、そしてこんなに優しい映画に出逢えた。

自分の心境的にもぴったりきすぎて、今年のベストはやっぱりこれしかないと思った1本でした。

 

②PK

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インド映画はじめまして。アーミルカーンさんはじめまして。最高です。

2016年、「別の世界から来た第三者の目線から見たこの世界」を描いた作品には、後述する「帰ってきたヒトラー」もあったけど、

「PK」はまさに笑って泣けて価値観が変わる、希望が詰め込まれた作品だった。

「帰ってきたヒトラー」とはかなり対照的。

ハリウッド産ミュージカルとは雰囲気の全く違う歌唱ダンスシーン、堪能した。

たまにyoutubeで見返してしまうほど素敵な音楽が盛りだくさんだった。

これきっかけでずっと見たいと思ってた「きっとうまくいく」も見たよ。インド映画もっともっと知りたい。

 

アイアムアヒーロー

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日本でこんなゾンビ映画が見れるなんて!!

ゾンビたちの人体破壊描写も冴えない男子の一念発起も銃乱射アクションも。

ああ~これぞゾンビ映画。SFパンデミック映画。

特に事態発生時の長回し街中シーンは最高すぎた。

何度も何度も繰り返すロッカーからの脱出シーンも。

大泉洋は英雄君にしか見えなかった~~。そして今まで見た長澤まさみの中で一番美しい長澤まさみだった。続編期待。

 

④二つ星の料理人

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派手な映画じゃない。主人公は全然良い人じゃない。魅力的でもない。

真面目でも誠実でもない。優しくもない。

でも、成し遂げたいことがある。

「シェフ」のような美味しそうな料理ばっかり出てくる、今にも湯気が立ち上ってきそうなグルメ映画ではなくて、温度の感じられないシーンが多いストイックな料理映画。

今年一番といってもいいくらいの「やらかしシーン」には思わず目を覆いたくなったし、キレイな映像とは裏腹に、人間の汚いところやずるいところがまっすぐに描かれてる。

それでも皆生きてると思う。人を愛すし、何かに人生をかけて目を輝かせたりする。

そしてダニエル・ブリュールさんはいろんな人のツボを突きまくった今年の純愛大賞。

 

パディントン

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「違い」についてとりあげた映画、今年はたくさんあった印象。

ズートピア」とか「PK」「ファンタスティックビースト」「ソーセージパーティ」とかも。

中でもなんだか涙が出てきたのはこの「パディントン

パディントンは愛らしくて、ちょこっと世間知らずだけど礼儀正しくて心優しい小さいふわふわくまさん。

外国からやってきた彼が、行く先々で優しくされる。

暖かい飲み物をごちそうされたり、素敵なものをプレゼントされる。

それが嬉しくて嬉しくて、鮮やかな色彩も特徴的な良冬休み映画でした。

 

シン・ゴジラ

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邦画すげえ…と思わされた2016年。

その大きな一端を担ってたのはきっとこの作品。

ゴジラを劇場で1954年に見た人たち、こんな気持ちだったのかしら。

途方もない脅威に遭遇し、成す術もなく絶望すること。そしてそこから、ない希望を振り絞って、自分たちの力を信じて立ち上がる日本人たちの姿。

怪物としかいいようがないゴジラが、人造物によって倒されていく様は、涙を禁じえなかった。東京駅を見て泣いちゃうのなんかこれが最初で最後だと思う。

人を選ぶかもしれないけど、早口の政治劇も最高に楽しんだ。

 

⑦帰ってきたヒトラー

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絶対面白くならないわけないだろっていう鉄板設定。

ある意味ずるい。「ヒトラーがタイムスリップしてきて現代の世界でモノマネ芸人として売れる」なんてさ。コントか。

でもそれだけじゃ終わらない。

現代に存在するさまざまな社会問題、人間の心の奥底に根付く暗い感情。

それが正しいと信じて疑わないものの怖さ。ヒトラーのそのまっすぐすぎる視線で。

後味がなんとも苦くて黒くてお気に入り。特にあのエンドロール。ヒトラーはただの象徴にすぎない。くう~。

いつも見返して身につまされたい。

 

⑧マネー・ショート

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ひたすら単純に面白かった。

難しい経済用語なんかは全然わかんないから、ストーリーの全容はわかったようなわからないような感じで見ているんだけど、

いろんな人々の思惑が交差して、期待や不安や怒りや嘆きが絡み合う。

最高の人間ドラマ、群像劇だと思った。

特に苦悩する男、スティーブカレルがよかった。

はじめて存在を知ったときは、コメディスターで間抜けな男ばかり演じている俳優だったけど、最近の大御所ぶりといったら。やっぱり「フォックスキャッチャー」からかな。見なきゃな。

 

スティーブ・ジョブズ

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ストーリーとか面白さというよりは、映像のかっこよさや映画としてのルックにほれ込んだ作品。サブリミナル効果的に、ジョブズのイメージ映像が挟み込まれるのとかいい。超良い。

そして何よりマイケル・ファスベンダーよ~~。

父親父親になる話、父親父親になろうとする話、父親父親になれない話、というのも好みなジャンルの1つなので、割とどんぴしゃな作品だった。

ソーシャルネットワーク」のアーロン・ソーキン脚本も見事。

 

⑩ファンタスティック・ビーストと魔法の旅

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やっぱり、映画は見てワクワクしたい。

見たことのない映像を見たい。

そういう映画好き視点からも、動物好き的な視点からも、ほんとに文句なくお金払って映画館で見てよかったと思えた作品。

なにがいいって、動物が可愛い。そこに生きていた。

そして、人間のキャラクターも可愛い。

特に「ノーマジ」のジェイコブは2016ベストキャラと言っても過言じゃないし、彼とクイニーは今年ベストカップル。主人公ニュートが対人恐怖症っぽく描かれていたところも含め、今までの「ハリーポッター」シリーズとは一線を画したシリーズになりそう。

いろんな人と見たくなるのは、「映画館で見て楽しい映画」の条件だ。

今年はあと「デッドプール」とか「ズートピア」とか「君の名は。」とか。

誰かと見ることでもっと楽しめる作品たちだと思う。

 

というわけで、結構思いついた順になっちゃった。2016年ベスト10。

このほかにも面白い映画好きな映画たくさんありました。

次は何を見ようかな、今月は何を見ようかなと悩むのも、鑑賞スケジュールを組むのも楽しかった。2017年は劇場鑑賞80本を目指します。今年も映画と一緒に。

よろしくお願いします。