たぬきの映画日記

映画メイン。あとは日常つらつら

映画をお得に楽しく見たいなら。TOHOシネマズ「シネマイレージカード」まとめ

TOHOシネマズのシネマイレージカード、持ってますか?

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私は持ってます。少し前までは「パディントン」の限定デザインでしたが、この前500円払って「怪盗グルーのミニオン大脱走」デザインに変えてもらいました。

生活圏内にTOHOシネマズがある映画好きは持って損なしだと思いますよ。

この記事ではまだ持っていない人、持っているけど活用できていない人のために、シネマイレージカードについてまとめていきます。

シネマイレージカードにはクレジットカード機能付きのものもありますが、今回はクレジット機能なしの通常カードだけ取り上げます。

 

まず、入会の申込は劇場窓口かインターネットから行います。

インターネットから申し込んだ場合は劇場でのカード発行となります。

詳細は以下の通りです。

入会資格

年齢制限なし

年会費

初年度500円、更新時300円

有効期限

1年間

 

カードのデザインは、通常の赤いデザインとその時々で上映されている映画とのコラボデザインから選択できます。

最近だと「ジョン・ウィック2」や「トーキョーグール」「ワンダーウーマン」など多種多様な映画とコラボしてました。

すでに持っている人で、デザインだけ変えたい場合も500円払えば対応してくれます。

これだけでも、映画好きとしては魅力的かも?

 

つづいて、シネマイレージカードを持ったことにより受けられる特典についてです。

特典① 6回見たら1回無料

その名の通りです。カードをスキャンして映画のチケットを購入すると、「鑑賞ポイント」が1ptずつ溜まっていき、6pt溜まるとポイントだけでチケットの購入ができるのです。

月7~8本見る人なら全部TOHOシネマズにすれば毎月1本は必ず無料で鑑賞できるし、月に1、2本ずつ鑑賞する人でも、年に2回は無料になります。

年会費が500円であることを考えれば、年に7本以上見る人は作ったほうがいいですね。

特典② 映画を見るとマイルが溜まる

見た映画の上映時間に対してマイルが溜まります。1分=1マイルなので、120分の映画を見ると120マイルになります。

マイルが溜まるとポイントに応じて商品がもらえます。映画の限定グッズやポップコーン・ドリンクも魅力的ですが、映画好きとして喉から手が出るほど欲しいのは、

6000マイルでもらえる映画1ヶ月見放題フリーパス!!!

6000マイルということは6000分映画を見ないと溜まらない。映画は平均120分くらいなので、約50本分映画を見ないともらえない、選ばれしものしか手にできないフリーパスなのです。

ちなみにマイルが有効なのはマイルが登録された翌年の12月31日までなので、2015年中に溜めたマイルは2017年12月31日に消えてしまいます。

つまり2015年1月1日からマイルを溜め始めれば、50本以上TOHOシネマズで鑑賞して、6000マイルをフリーパスと交換するまでに猶予が丸々2年もらえるというわけですね。

 

ちなみにポップコーンSサイズやドリンクSサイズと交換するには1000マイル必要です。う~~ん、どう考えても溜めれるなら6000マイルまで溜めちゃったほうが断然コスパが良い。「見放題」っていう響きもいいですよねえ。

特典③ 火曜日はシネマイレージデー1400円

会員限定でカードを提示すると映画が1400円で見れます。

一部の特別上映は対象外です。

特典④ 映画の鑑賞記録が残る

見た映画の記録が会員ページまたは発券機から確認できます。

 

※WEBで予約(Vit)した場合は、ネット上でカード番号を入力するか、発券時にカードをスキャンすることでポイントやマイルを溜められます。

※チケットを数人分同時に発券する際は、カードを持っている人の分だけポイントやマイルが溜まります。カードを持っている人が複数人いる場合は、それぞれがカードをスキャンすれば、それぞれ溜まります。

 

いかがでしょうか?

TOHOシネマズでよく映画を見るなら、是非作ったほうがお得だと思います。

映画鑑賞にちょこっとした目標がおまけでついてくるのも、楽しくていいですよ。

TOHOのみならず、他のいろんなシネコンや系列会社もポイントカードを発行しているので、近々まとめたいなと思っています。

 

ちなみに先月、やっとこさ6000マイル溜まりまして、念願の「1ヶ月見放題フリーパス」と交換しましたので、その体験レポートはまた次の記事で!

 

 

 

 

暴走ノンストップ主人公を許せる人向け「トリガール!」感想

トリガール!」を見ました。

ライトな映画好き向け(っていうと角が立つかもですが)のポップで勢いのある映画でした。

ただ、寛容さに自信のない人は見ない方がいいかも……笑

特に、電車やバスの中で騒ぎ立てる大学生集団に青筋立てるタイプの人にはオススメできません😱


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逆に言うと、現在大学生活満喫中!の人や、輝かしい大学時代の思い出を大切にしている人にはおすすめです。

 

主人公は、流されて滑り止めの大学に入学した鳥山ゆきな(土屋太鳳さん)。

彼女が冒頭のバス車内のシーンで「メガネメガネメガネ!」と連呼するシーンでも、ムカッときちゃう人は多いかもしれません笑

この映画は大学生に特有の「周り見えてない感」がものすごく強いです。

たとえば居酒屋さんで料理を作った人や食べているお客さんたちがいる中で、大声で「吐け!」と叫ぶのはあんまりじゃないでしょうか。

そのシーンだけでなく、メイン二人が言い争う声はことごとくデカい。

でも、周りの迷惑なんて鑑みている暇はないわけです。

 

大学とは、親や部活、受験などにがんじがらめになっていた高校時代から解放され、長く苦しい社会人生活を送るまでのつかの間の自由時間。

「人生の夏休み」というやつなのです。

大学生たちは今だけの特権を自分たちが持っていることをよく知っている。

だから全力で謳歌し、突き進み、ちょっとだけ頭を出し始めた承認欲求を全力で満たしにくるのです。

うるさく楽しそうに騒ぐ大学生たちのメンタリティとはつまりそういうことだと私は思う。

 

鳥山ゆきなとそのパートナー、間宮祥太郎演じる坂場大志もすっげぇうるさい。

最初から最後まで怒鳴りあっている。

そんな二人の姿を見て、私は過ぎた大学時代を懐かしく感じ、少し自分を重ねて恥ずかしくも思うわけです。

 

ストーリーのメイン軸は「鳥人間コンテスト」への挑戦なのですが、欲を言えばもう少しメカニスト組の科学的探求を入れてほしかったなあと思います。

あと5分でも彼らのロマンが感じられるシーンがあれば、クライマックスで飛行機を見守るシーンにもカタルシスが生まれたのでは。

 

予告編のブラスバンド音楽しかり、劇中のダンレボシーンしかり、矢口史靖監督に相当影響受けてる作品なので、

ウォーターボーイズ」が好きな人は見に行ってみるといいかも。

個人的にはゆきなの友達役の池田エライザさんに100回一目惚れする映画でした。

ゆきなと一緒に叫んだ。「かわいい!」

 

 

他人だけど、家族。家族だけど、他人。「幼な子われらに生まれ」感想

「幼な子われらに生まれ」を見ました。

かなり小道具や衣装による演出の効いた映画でした。


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浅野忠信演じる主人公・田中は、妻の連れ子である小学校6年生の薫と、まだ小さな恵理子を育てています。

田中は優しくて良いパパに見えますが、思春期に差し掛かろうとしている薫は田中を拒絶し始めます。

「パパじゃない。あたしのパパは一人だけ。パパに会わせて」と。

田中は薫を説得しようとしますが、薫がどうしても納得しないので、仕方なく薫と恵理子の本当の父親・沢田に会いに行くのでした。


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しかし、沢田は実の子供たちの話を聞いても全く興味を示さず、「うっとうしかった」とさえ言うのです。

 

二人の「父親」の対比としてわかりやすいのが、タバコの描写です。

田中はこのシーンの少し前で、禁煙をしていると話しています。

さらには、飲み会や休日出勤も家族のために控えているようです。

しかし、沢田は田中と初対面のシーンでおもむろにタバコを取り出して口に加えるのでした。

ここで沢田が取り出す銘柄が「echo」。


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エコーを吸っている方には失礼ですが、正直この銘柄のチョイス「沢田は父親になる気は全くありません」という意味の演出だと思ってしまいました。

エコーといえばコンビニなどで買える銘柄の中では一番安く、タールの高いタバコです。

家族のために禁煙している田中と、おそらくヘビースモーカーで安いタバコをばかすか吸っている沢田。

どっちが「良い父親」に見えるかは一目瞭然です。

 

そもそも、田中は「良い父親」になろうと必死で努力しているのが他の部分からも伝わってきます。

たとえば服装。

仕事中のピシッとしたスーツ姿はもちろんのこと、彼は休日子供たちと過ごすときですら、気の抜けないしっかりした服装でいるのです。

彼にはきっと理想の父親像があって、役割を遂行するために気負って暮らしている。

冒頭のシーンで前妻との子・沙織と会う前に靴紐をぎゅっと結び直していますが、田中は薫や恵理子だけでなく、実の娘に対しても理想の父親であろうと気負っているのです。

すごく真面目で不器用な人なのですが、その気負いのせいで徐々に家庭内がうまくいかなくなってしまったんだと思います。

 

まだ田中がほんとうの父親ではないと知らない恵理子に対して、薫がひどい言葉を投げかけたとき、田中は家を出て車の中で久しぶりにタバコを吸います。

彼は家族のために禁煙する理想の父親であろうとすることに疲れ果て、あのシーンでほんとうの意味で「一服」したのでした。

 

一服したあと田中は沢田にもう一度頼み込み、薫と会ってもらえるようにセッティングします。

この時、薫との待ち合わせに沢田はスーツで現れます。

普段仕事中にもスーツを着ない沢田が、髪を撫で付け着なれない灰色のジャケットとズボンを着て、お土産を携えて薫を待つのです。

どうしたら喜んでくれるか考えて、物で機嫌を取ろうとする不器用な父親の姿は、仕事帰りにケーキを買って帰る田中の姿とも重なります。

沢田は決して「良い父親」ではなかったし、本人もそうなれるとは思っていません。

でも、だからこそ沢田が薫のために用意したあのプレゼントのことを思うと、涙が止まらなくなるのです。

 

田中が久しぶりに会ったときに沙織に言っていた言葉を、沢田も恵理子に対して繰り返します。

「大きくなったなあ」と。

 

子供は大きくなる。それに気づく。

いつまでも同じままではいられない。

田中は結局、今目の前にいる家族とほんとうの意味で向き合うことができていなかったのかもしれません。

実の娘を「友達」と言い、今の父親と対面する(できてよかった)ことで、田中は奈苗や薫や恵理子と向き合うことができたのでしょう。

 

 

感情と感情がぶつかり合うシーンが多く、ひどい言葉や死も出てくるので、鑑賞中はすごく辛くなりました。

でも、最後まで見ればそれも必要だったとわかる。

親になったときに見返したい作品です。

 

 

 

 

ループもの、だけどスタート地点が無理ゲーすぎる!Netflixオリジナル映画「ネイキッド」感想

Netflixオリジナル映画がアツい。
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先日新しく追加された「ネイキッド」が、すごく面白かったので紹介します。

 

ジャンルはコメディ。

主人公・ロブは定職につかずフラフラと宝くじを買ったりしているダメ男です。

愛した女性を悲しませることも多く、彼女の父親にはまだ認められていません。

物語は、そんな彼と彼女の結婚式当日に繰り広げられます。

 

ほんのちょっとネタばらしすると、この作品はいわゆる「ループもの」です。

「ループ」とは、主人公が人生のとある時間を何度も何度も繰り返し、そこから抜け出すために奮闘するという展開のことです。

漫画やアニメでもよく見ますが、映画ファンとしては「バタフライ・エフェクト」や「All You Need Is Kill」が有名でしょうか。

大抵は主人公が一度死ぬと時間が巻き戻り、何か事件が起きる前からもう一度やり直していく……というのが王道パターン。

ループを繰り返す目的は、好きな相手を救うため、が1番多いかな。

 

この「ネイキッド」でのループ目的は、「ダメ男の主人公が結婚式を成功させるため」、そこまではいいですね。

ところが、巻き戻り地点が特殊なんです。

毎回、「結婚式がもう始まっている時間帯に、なぜかホテルのエレベーターに閉じ込められている。しかも全裸」という状態からスタートさせられるんです。

 

鬼か。もう巻き返し不可能な状態じゃないか。

しかもループに巻き込まれるロブはそこに至るまでの過程を全く覚えていません。

む、無理ゲーだ!!!

 

しかし、そこはコメディ映画の主人公。

とんでもない機転と順応力を見せつけてループを重ね、教会の花嫁の元へ少しずつ少しずつ近づいていきます。

 

ダメダメでスピーチやダンスの練習もろくにしなかったロブが、彼女を悲しませないために必死になり、最高の結婚式を作り上げていく。

何度も何度も裸になって、奇声を上げたり表情をくしゃくしゃにしながらも、諦めずに走り続ける彼の姿が、最高に笑えて、最高に泣けるのです。

 

ロブがループ中に出会った人たちや手に入れた情報が、ラストで伏線として収束していく展開も面白かったな。

こんなにハッピーな映画を見たのはひさしぶりです。

誰が見ても楽しめると思うけど、ジム・キャリーのコメディ映画とかが好きな人に特におすすめしたいですね。

 

しかし、これだけコンスタントにレベルの高いオリジナル作品を配信してくれるNetflix

今後こういった動画配信サービスのあり方は私たちの映画鑑賞スタイルを大きく変えていくことになりそうです。

作品自体にも、サービスの動向にも注目していきたいところです。

とりあえずは、25日配信の「DEATH NOTE」が楽しみですね!

 

 

未読もファンもジョジョ廃も。グレートだったぜ!「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を見た。
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めちゃめちゃ面白かった!

 

今年は「マンガ実写化」作品がとても多い。

原作ファンや映画好きからの期待値が低くなりやすいジャンルだけど、最近は軒並み成功してる(と自分は思ってる)ので、ジョジョも頑張れ~~!と応援する気持ちでいた。

原作の方は2部の途中で読むのをやめたほとんど未読状態。

せっかくだから既読の人の意見を知りたくて、超のつくジョジョ好きの2人と一緒に見に行った。

「読んでなくて内容わかった?」「楽しめた?」と2人には観賞後心配されたけど、無問題。

最高に楽しめたよ!!

 

ジョジョ」ほど有名な作品だと、未読だとしても断片的なイメージや知識を持ってる人は多いと思う。

例えば、

『「ジョジョ」といえば「オラオラァ!」って叫ぶんでしょ?』とか、

『スタンドっていう守護霊みたいのが出てくるんでしょ?』とか、

『「ジョジョ立ち」って大体こんな感じでしょ?』とかとか。

あとは有名な台詞だったりキャラクターの名前だったり、全く知らない人の方が珍しいと思う。

なんとなくの作品の雰囲気のイメージはみんな持ってる。

 

その、こういうのが「ジョジョっぽい」っていうイメージを、肉付けして魅力的にして、ジョジョの世界に引きずりこんでしまうような映画だと思ったよ。

そうそう、ジョジョって、こういう感じ!

そんでそれが、楽しい!

 

原作大好きな2人も、見終わったときに満更でもなさそうにニヤニヤしながら、原作との違いやキャスティングや続きがどうなるかについて語ってたから、原作ファンも楽しめるようにちゃんとなってたんだろうな。

 

映画ファン、ひいては邦画応援隊の私としては、日本の若手俳優たちの熱演にすごく嬉しくなってしまったり。

特に以下3人がよかった。

 

アンジェロ
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安定の山田孝之。抑揚なくボソボソしゃべる演技が怖かった。

原作ファンからしたらアンジェロこんだけ引っ張る!?って感じらしい。

 

虹村億泰
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すげえ~~ハリウッド進出もしてる正統派二枚目俳優が3枚目をガッツで演じきってる!

ちはやふる」新と同じ人には全く思えない。声の演技と表情がすごい。

 

虹村形兆
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初登場からラストまで、出演してる間中ずっと鼻血出てたと思う。

岡田将生さん~、あなたは最高だ。

銀魂」桂小太郎役で改めて魅力に気づいたつもりだったけど、まだまだ評価されるべきだこの人の魅力。

実写化にどんどん呼ばれるのも納得の顔面安定度。

そんで演技もよかったんだよなー。

 

もちろん、一番不安視されてた主演の山崎賢人くんもよかったよ!

最初から最後まで気を張りつめて仗助を演じてた。

なんだかバカにされがちだけど、「斉木楠雄のΨ難」も楽しみ、どんどん実写化に出てほしい!

 

今回の実写化に際して、監督も出演陣もかなりのジョジョ好きの人がたくさん参加していて、愛があったからこういう良いバランスの作品ができたんだと思う。

完全にまるごとそのまんま実写化は無理だよ。

どうしても違和感は出てしまう。

でも、恥を出さずに全力でやりきれば作品に観客をのめりこませられる。

まっすぐに作品にぶつかった結果を見せられて、怒る人はそんなにきっと多くない。

そういうマンガ実写化の可能性を見せてくれたという意味でも、最高の映画だった「ジョジョ実写版」

グレートだったぜ!

続きも絶対やってくれ!

 

 

ぼくたち違っても友達。「パワーレンジャー」感想

パワーレンジャー」やっと見れた。
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「ブレックファスト・クラブ」だった。
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(つまり最高だった)

 

どうやらかなりリスペクトしているらしいというのは前評判でも聞いていた。

実際見たら結構直接的にオマージュがぼんぼん入れ込まれてた。

だから「ブレックファスト・クラブ」を見ておくと、ただでさえ面白い映画をもっともっと楽しめるかも。

 

物語は街で有名な高校生アメフト選手、ジェイソンが事故を起こすところから始まる。

ジェイソン(レッドレンジャー)
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街を歩けば声をかけられるほどの将来有望な選手だったが、事故を起こしたことで父親に失望されてしまう。


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「ブレックファスト・クラブ」で言うなら、ジョック(スポーツマン)のアンドリュー。

 

ジェイソンが事故を起こした償いとしての補修を受けに、車で父親に送られてくるシーンにもニヤニヤしてしまった。

土曜補修って。ほんとそのままじゃないか。

 

そして、補修に参加していたそれぞれ個性的なメンバーたちとひょんなことから一緒に行動するようになる。

 

以下、「ブレックファスト・クラブ」と照らし合わせながら主要キャラクター紹介。

 

チアガールでイケてるグループに所属していたキンバリー(ピンクレンジャー)
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自閉症スペクトラムの科学オタク、ビリー(ブルーレンジャー)
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不良っぽい振る舞いをしているが、実は病気の母親の看病をしている、ザック(ブラックレンジャー)(好き)
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変人扱いされている転校生、トリニー(イエローレンジャー)
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と、こんな感じで5人はタイプも境遇もバラバラ、普通に生活していたら仲良くなることはあまり無さそうな感じ。

パワーレンジャーになることで、バラバラだった5人が心を1つにしていく。

これこそがこの映画「パワーレンジャー」の大きな見所だった。

「変身するまでが長すぎる」という不満の感想も多いみたいだが、むしろ「パワーレンジャーになるまで」をしっかり丁寧に描いてくれたことによって、少年たちの冒険や成長に触れられる夏休みらしい作品になってるなと思ったよ。

 

変身するにはみんなの心を1つにする必要がある、と言って秘密を打ち明け合うシーン。


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いや、だから、「ブレックファスト・クラブ」かよ!

 

ラスト、敵を倒した喜びでビリーが「補修ダンス」を踊るところとかも含めて、ブレックファスト・クラブへの愛が伝わってくる映画だった。


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(このシーンほんとに最高よね)

 

あとは、フルフェイスのマスクをつけたヒーローって、ちゃんと中に変身前のその人が入ってるってイメージさせられるかどうかが大切だと思っていて。

例えばトニー・スタークや、スコット・ラングのキャラクターを理解して好きになれていなければ、きっとアイアンマンやアントマンをあんなに応援できないと思う。

だってガワが全然別物になっちゃうわけだからさ。

ましてや馴染みのないキャラクター5人が一気にいきなり変身したとして、果たしてどこまで感情移入できるのかと考えてしまう。

だから、この「パワーレンジャー」の変身するまでのストーリーは、映画の2/3以上を使うに値する意味のあるものなのだ。

彼らのことを好きになり、彼らがどんなキャラクターなのか知り、そこで初めて変身するからこそ、あんなに楽しかったんだ。

 

夏休み大作に紛れている上に、ニッチなターゲットに絞って宣伝されてるから、見逃す人が多そうなのがもったいない!

戦隊ものがわからなくても大丈夫、私もわからない!

映画好き、特に「ブレックファスト・クラブ」が好きな人には是非見に行ってほしいな。もう終わっちゃうよー。

 

そういやキャラクターの個性による色分けって戦隊ものや魔法少女ものから始まって、現在のアイドルグループの色分けに連なる日本っぽい文化だなあと思っていたけど、

「ブレックファスト・クラブ」 でもやってるのね。
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(右の子は見えないけど緑)

今回の「パワーレンジャー」でも、そこはかとなくみんな自分の担当色の服を着てたし。

(インナーだったり服の文字だったりでほんとにそこはかとなく笑)

 

つい最近続編の制作が決まったみたいで、グリーンレンジャーも出てくる予定だとか。

ラストな~ワクワクしたもんな。

来週の日曜日朝に続き見れるかな?って感じだったもんな。

 

焦らされた分変身したときの気持ちよさたまらんよ!おすすめです!

 

 

知らない君に会いたかった。「君が生きた証」を見た。

見たらきっと好きになってしまうだろうなあと思っていた映画「君が生きた証」を見た。好きになってしまいました。

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ちょっと重要なネタバレにも触れてるので、見てない人はできれば見てから読んでほしいな。

 

監督は俳優であるウィリアム・H・メイシー。この人。

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サムとクェンティンが演奏していたクラブのオーナーさんを演じていて、出番は少なくてほとんど台詞もないけど音楽を愛するいい人なのが伝わってくる演技だった。

 

音楽映画が好きだ。

去年だか一昨年だかに「音楽映画ベストテン」なんて企画が流行った。

「セッション」公開直後だった気がするから、一昨年だな。

それを思い返す。音楽映画って、お気に入りなのがたくさんあるよ。はじまりのうた、セッション、マダム・フローレンス、シング・ストリート、ジャージー・ボーイズ、幸せを掴む歌、FRANK、チョコーレートドーナツ、味園ユニバース色即ぜねれいしょん少年メリケンサック……。

ガーディアンズやシェフみたくサントラの音楽が印象的な作品も良いし、ミュージカル映画も含めると膨大な量になるけど、外れなく全部好きにならずにいられない。

最高のふたり、イエスマンもいいな。

変なダンスシーンが出てくる映画もいい。シェアハウスウィズヴァンパイア、エクスマキナバッファロー66……。

脱線してしまったけど、とにかく音楽映画が好きだ。

 

お父さんを描いた映画に弱い。

父親と息子の友情や絆や確執や複雑な関係性、血がつながってなくても形成される擬似父子関係。お父さんが悲しんだり、お父さんに悲しまされたりする。ふがいないお父さんに偉大なお父さん。どれにしろ、なんだか感動してぐっと胸を掴まれてしまう。

それにはうちの家庭が母子家庭であることが大いに影響していると思う。

どんなお父さんであれ、お父さんは私にとって特別だ。

 

「君が生きた証」は、息子を失ったお父さんが、息子が生前作った曲を歌う映画なのである。「好きになるかもしれない」と思うのも当然だ。

 

ところがこの映画、その二つの要素だけでも十分に良い映画になりそうなのに、劇中観客にちょっとした衝撃を与えてくる。

ここがこの映画のポイントになってると思うので、見てない人はほんとにこの下読んじゃだめだよ。

大学での銃乱射事件で命を落とした息子、その息子の曲を自分が作ったと偽って歌う。

(サムは自分で作ったと進んで主張してはいないけどね)

あえて見せていなかった真実が私たちに知らされる瞬間がある。

強烈な映像として。

その真実を知ったとき、「死んだ息子の歌を歌う」という行為の意味が180度変わってくる。

ただの被害者遺族だったら、あそこまで記者が追いすがってくるのは確かに変だ。

終盤、サムが被害者の名前をなぞりながら耐え切れないように嗚咽を漏らすシーンは見ていられない。

息子一人ではなく、死んだ他の学生たちのことまで含めて、重く悔いている。

だからサムは船に隠れていたのだ。抱えきれずに、押しつぶされそうになって。

 

サムが仲良くなった楽器屋のデルは、曲を作ったのがサムの息子だったと知って、彼を責めるような声を出す。

被害者遺族の気持ちを考えろと言いたげだ。

しかしサムは言う。「俺の息子だ」

彼が最後に歌う歌でも繰り返し言う。「息子だ」と。

 

息子の歌を演奏するたびに新しい息子に出会えた気がしていた、

でもそれは君だった。と伝えたクェンティンのことは、

息子代わりに想っていたのだろうな。

でもまだ先に進めないでいる自分が足を引っ張るわけにもいかないと、

道を違えても彼の背中を押したんだ。

それだけでもうサムは前に進めてる。

 

明言はなかったけど、ラストの一曲。

サムが続きを書いたんだよね?

良い曲だったなあ。ほんとに良い曲ばかりだった。

 

私と同じように音楽映画やお父さん映画が好きな人は、絶対に見てはずれなし。

昨年不慮の事故で亡くなったアントン・イェルチェンの演奏や歌唱もすばらしかったです。

想像通り、大切な一本になってしまいました。